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今年の募集の前に読んでおいてほしいことを書きます その1

さて、今年度の授業の募集の前にまた大事なことを書きますね。

昨年は受験生の他に「受験をするしないに関わらず国語の学習で困っている方」を別枠で募集しました。結果として受験するお子さんが申し込んできたのですが、そのコースの皆さんは学習塾のカリキュラムにとらわれず、生徒さんの考え方の個性とマッチする学習方法をご提案して、まずは自分の能力をうまく伸ばすことに注力しました。

ある生徒さんは、国語より算数が好きということで文法を中心に学習を進め、徹底的に文法で読んでいく、情緒的な読み方、知識はまずはさておき徹底して形式を重視して文を読みました。その結果、一年で信じられないぐらいの成長をしました。意味がよくわからなくても仕組みがわかっていれば推測もできますし、必要な部分をピックアップするときも変な修飾語を選ばず、まずは主語や述語に注目して読むことができるようになりました。少し自信がついてから以前通っていた塾を辞めて、某有名学習塾のテストを受験し合格。中学受験生として頑張っています。

またある生徒さんは、読む習慣はあるものの、言葉の意味をあまり理解していなかったりしたので一緒にじっくり読み進めて一つ一つの文の意味を捉えていく方法で学習しました。亀のような歩みで進みますが、授業後は内容を思い出し、ノートに書き出して一生懸命復習していました。その子は塾に通っているのでカリキュラムに合わせた学習もしたかったと思いますが、基本は「考える」作業。それをきちんとやることの大事さを理解してくれていました。その結果塾の宿題などは平日の空いている時間に自分一人で解いてこちらに写真を送ってくれます。全て自分で考えて行動しているのでこちらから何かをしなさいとは言われていない状態です。でも、考える癖がついているので自分でどうするかを決められます。ノート作りも工夫して、楽しそうに付箋やシールでデコりながら何度も見直せる楽しいノートをつくっています。

他にも受験生らしい「問題の解き方」を教えてそれに当てはめて解く方法で頑張っている子もいます。

中受国語全般を担当するということで、帰国生の作文や、海外の学校を受験するときのエッセイ(本来は英文で提出ですが、下書きは日本語で行いますので「日本語部分のみ」担当します)とかも指導します。

実は夏にもう外国の学校へ合格した子もいます。
その子は小学校を卒業し渡米するまでの間、私と一緒に作文を学習するという申し出が来ましたので現在も指導中です。受験が終わったら基本的には指導は終了しますが生徒さんからのお申し出によりまだ続けているんです。作文の内容は毎回自由で、自分が興味があることを授業の真面目のディスカッションで話し合って掘り下げてから書きはじめます。

はじめは作文を学習するための最初の雛形みたいなものを作ってそこに当てはめて・・という状態で始めましたが、今やちょっとテーマを話すとサッと書き始め、驚くほどの長文を涼しい顔で書いてくれるようになりました。小学校の授業で書く作文も褒められているそうで、お母様もとても喜んでいらっしゃいました。

こんなふうに自分の脳の個性と合った勉強方法をじっくりと行なった生徒さんたちの仲間を今年も募集しようと思っています。

受験するしないに限らず国語の学習で困っている方を募集することにしていますので、受験生もそうでない皆さんもご検討ください。正式な募集はもう少し待っていてくださいね。

私の書いている記事を読んで私の指導方針をよくご理解いただいてその上でお申し込みいただきたいので・・・。


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