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小学生のお子様をもつ全ての親に向けた「中学受験Style」マガジン、はじめます。

はじめまして。わたしは、「中学受験Style」マガジンを運営する'親子のための中等教育研究所'の所員 宮本さおりと申します。
私自身も、子どもの中学受験を経験した母であり、仕事では、結婚するまで働いていた地方紙の記者というキャリアを活かしてフリーランスの記者・ライターとして、主に教育分野や子育て、女性の働き方やライフスタイルなどについて書いてきました。現在も東洋経済オンラインをはじめとする様々な媒体で連載を持つなど、執筆活動を続けています。

そんなわたしがなぜ、このマガジンをはじめるに至ったかについて、まずはお伝えいたします。わたしはここ数年、フリーランスの記者として、私立中学の受験情報誌の制作に関わったり、いろいろな学校の取材をしたりということを続けてきたのですが、いざ我が子が受験を視野に入れ出した時、何を基準に決めればよいのか、どのようなサポートが必要なのかは本当に手探りだったのです。

そもそもの話、わたしの場合、ホントのところ、中学受験自体にあまり前向きにではありませんでした。でも、周りは受験をする子どもが多く、我が子も「塾に行きたい」「受験がしたい」と言い出したのです。なぜ受験をするの?本当に必要なの?3年生からの通塾って本当にいる?という親としての疑問に答えてくれる情報を探して手にするのは、なかなかの労力を要しました。ましてや、仕事をしながら情報を集めるのには時間的な制約もありました。

また、ここ首都圏では、受験をして入る中学は私立だけでなく、国公立含めて選ぶほど存在しています。いざ中学受験をすると決めても、志望校をどうやって決めるか、偏差値という物差しだけで志望校を決めてもいいのか・・・さまざまな学校を取材してきた私には、まだ受験者の偏差値には繋がっていないが、すばらしい教育をしている学校が沢山あることも分かっていました。子どもの特性、家庭の教育方針、さまざまな事情を鑑みて志望校を決めていきました。ここでふと疑問が湧いたのです。わたしのように普段から各学校の情報に触れている者ですらこれだけ悩むのだから、他の親御さんたちもかなり悩んでいるのではないかと。

わたしたち親が欲しい情報が載っているものができないだろうか・・・偏差値だけの物差しに捕らわれない考え方はないのだろうか・・・そんなことを考えていた折、受験情報の仕事に長年携わっていた長さんと、編集記者だった笠原さんに会う機会がありました。はじまりは、こんな雑談だったのです。

宮本:「長さん、偏差値以外の物差しってできないですかねぇ~」

長さん:「そりゃなかなか難しいよ」

宮本:「なんでですか」

長さん:「なんでって、同じ土俵で比べられるものが偏差値以外はないからかな。例えば、私学はそれぞれに理念があって教育をしているけれど、その理念は一律には比べられない。だから指標にはできないしだな・・・。でも、同じ土俵というのもちょっと違うな。そもそも、偏差値って学校を序列化する物差しではないんだよね。偏差値表を見ればわかるように、偏差値は学校ではなく一つ一つの入試に対する判 定結果を示すもの。その学校の教育に対する評価ではないということだよ。各模試会社が 参加者の受験結果を追跡調査して合格の可能性を推定したもので、しかも80%偏差値を 見ることが多いですが、その意味するところは同じ成績の受験生が 10 人いたら、そのう ちの8人が合格する可能性があるということ。100%ではない。つまり、入試に対する可 能性を示すものであって、学校の良し悪しを示すものではない。それから…

(かなり長くなるので、このあたりは別記事で詳しくお伝えすることにします)

笠原:「でも、そういう情報ってほしいですよね。指標にできないなら余計にほしい。偏差値だけを基準にして志望校を決めて本当にいいのかなぁってみんな悩みますもん」

宮本:「あと、中学受験って、挑むのがいかんせんまだ子供ですから、家で親がした方がいいタスクとかも意外と多いんですよね。塾の教材の整理とか。テクニックが載ってる雑誌みたりしたんですけど、私にはできないわぁ~的なものが多くて(^_^;)。周りの働くママたちも難しいっていってて、勉強は塾とは別に個別指導の塾に行くとかできるけど、家の中のことってできないよねって話」

笠原「確かに!」

そんな雑談をするうちに、今までにはないリアルな情報を発信する、保護者の役に立つもの創ってみよう! なんてことに。そんなこんなでこのマガジンをつくることにしたのです。

「中学受験Style」とは どんなマガジンなのか?

わたしたちのマガジンで発信していくのは主に親御さんのための情報です。

・今の中等教育がどんなことになっているのかを分かりやすく伝える

・プリントの整理術など、家庭でのサポートに必要な情報を発信する

・塾には聞けないホンネの話

・専業主婦家庭、共働き家庭それぞれに合った受験サポートの情報 


「中学受験Style」を運営する
'親子のための中等教育研究所'のメンバー紹介

エグゼクティブアドバイザー
長さん
20年以上に亘り、教育・受験関係の取材・編集をしてきた長老の長さん。教育、中学受験にまつわる様々な知識を持ち、受験生保護者対象の講演活動も行っている。現在も教育、受験についてリサーチ、情報収集を行っている。

所員
宮本 さおり
地方紙記者を経てフリーに。記者時代から教育分野の取材をはじめ、現在も学校や大学などを取材。主な取材フィールドは女性の働き方、子育て、教育分野。プライベートではアメリカで5年間自身の子育てをしたのち帰国、福岡を経て東京にて長女の中学受験を経験。長男はそろそろ中学受験が視野に入る年齢に。東洋経済オンラインにて中学受験家族を描くルポ「中学受験のリアル」を執筆中。

所員
笠原紗由香
ウェブディレクター、中学受験情報誌の編集を経て独立。フリーランスの編集者・ライターとして教育関連情報誌やウェブコンテンツの企画、編集、執筆などを手がけつつ、現在も首都圏の私立中高一貫校を中心に、高校・大学などの取材で毎月数多くの学校に足を運ぶ。自分の目で見て確かめる情報収集がモットー。

このように、中学受験の教育関係情報に携わるプロが集結し、これまでにはなかった、そもそも中学受験というものについて考えたり、我々、所員が日々の学校取材や研究で得た情報をお届けします。塾などで聞ける受験のノウハウだけに限らず、ライフスタイルにも役立つ情報の発信を目指していこうと思っています。

さらに私たちは、一方通行の情報発信にとどまることなく、このnoteを読んでくださっている保護者のみなさまと教育の専門家を交えたリアルな交流会なども企画し、中学受験そのものや、それに向かう親子の関係などをサポートし合えるような研究所を目標に運営していきますので、どうぞよろしくお願い致します。

(所員:宮本さおり)


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