薪をくう冬
うちは私が在宅なので今冬は暖房費がかさむなーと最近感じてきました。
毎日のことなので日中家に人がいるいないで暖房費は全然違ってきます。
我が家の暖房は薪ストーブです。
一応、夏用に1台エアコンをつけてますが、小さい家とはいえこれだけで家全体を温める馬力はないので暖房としては使ってません。
このあたりでは一般的なのは灯油ストーブだと思います。
給油は面倒ですが、すぐあったかくなるのがいいところ。
暖房費を比べると、2年前くらい前までは多分薪と灯油代がトントン(もちろんどれくらい使うかにもよりますが)かな?って感じでした。
でも昨今の燃油価格高騰で薪に軍配が上がりそうかな、と思ったら、ウッドショックで木材も高くなり、これで両者一段上がってまたまたトントン?って感じがします。
ただ、これは薪を買った場合。
無料で確保できれば確実に薪の勝ちです。
薪の入手にかかる時間とコスト
薪ストーブのある生活って憧れてました。
お金持ちの別荘にあるイメージ。そしてストーブの横には大型犬。
そんな素敵なイメージのある薪ストーブですが、現実的な費用面とか調達方法とかってあんまり想像できませんでした。
実際のところ、1年分の薪を確保するのってなかなか大変です。
でもお金があったらできたものを買えばいい。
薪の保管場所の確保や、積み上げ(これももしかしたらお金を出せばやってくれるとこがあるかも?)は必要ですが。
薪ってある程度水分飛ばさないといけないんです。
確か水分量20%以下が目安だったと思います。
木にブスッと針みたいなのを刺して測る道具があるんです。確かうちにもあるはず。
乾いてないとよく燃えないし、燃焼効率悪いだけでなく十分に乾燥してないはストーブにとっても良くないんです。
この辺もストーブ屋さんから色々教わって知ったことですが、木でもなんでも燃やせばいいわけではなく、それで煙突が詰まったり、そうすると不完全燃焼を引き起こしたりする危険にもつながるそう。
(寝てる間にCo中毒で死なないようにCoセンサーつけてます)
なので、うちはだいたい1年くらいかけて外で乾かしてます。
来年のを今乾かしてるようなフローですね。
切ったらそこそこにすぐ使えると思ってた私…甘かった😅
お金があれば(しつこいw)すでにカットされて感想済みの薪を買うのが一番手っ取り早い。
でも、安く入手したいなら、その分自分たちで肉体労働して時間かけるしかない💪🏻
かければかけるほど安くなります!でもそれに比例して体は疲れる。
お金か手間かどっちをとるかですね。
1年目
1年目(3年前)は引っ越したばかりで薪がなく、1シーズン分の薪を買いました。
幸い村内に薪を扱う会社があるのでクレーンで持ってきてもらいました。
薪木にも種類がたくさんあってそれによっても値段が変わりますが、これは全部ナラ(オーク)で高い方。
杉などの針葉樹は比較的値段が安く、間伐材などでも入手しやすいんですが、広葉樹のナラとかに比べると着火が早くよく燃えるけどその分長持ちしにくいんです。
安いけど結局たくさん本数使うことになるから、それならちょっと高くても長持ちするナラの方が安いかもです。
一番効率いいのはミックスで木の適性によって使い分けることだと思います。
この3パレットで送料込みで約9万弱でした💦
こんなに使わんやろう~と思ったけど、使い切りましたね。足りひんくらいやったかも?
その年の寒さや雪の量によりますが、ここだと11月くらいから5月まで暖房使うので、それなりの期間になります。
昨年同じ会社に問い合わせたところ、ウッドショックで今はもっと値段が上がっていました…
2年目
この年は自力調達できた年でした。
たまたま近所のおじさんが杉を間伐したのと、村の公共工事ででた伐採木を無料でもらえたのはほんとラッキーでした✨
無料で調達しようと思うとそういう情報収集がとても大事になります。
でも、いつもこんな風に幸運に恵まれるわけではないところがリスク。
薪ストーブユーザーはみんな調達に苦労をしているので考えていることは一緒。コネを駆使して情報をいち早く仕入れて、すぐに動かないとなかなかゲットできません。
そして、切ったり積んだりで結構マンパワーもいります。
この年は本当にラッキーで、翌年までのストックも確保できました。
3年目
これはこの冬になりますが、ハイブリッドでした。
購入+自己調達。
前年のストックが足りず一部購入したわけですが、1年目にお願いした材木屋さんが夏時点でもう在庫がないとのことで別の会社から原木を購入。
チョップしてるものより輪切りの原木の方がもちろん安価です。
たまたま机を掃除してたら請求書が見つかりました。
・ナラ・クヌギ原木 1.62t ¥40,986(1tあたり¥25,300)
・配送料 78km ¥12,870 合計 ¥52,586(税込)
それと、
FBの地元情報ページに投稿されていた、軽トラ1杯分の薪×2回で¥30,000
結局、初年度と同じくらいの値段になりますね。
調達は今回も近所で伐採があったのでそれをいただけてありがたかったです。
どっちがいいかは・・・
うちは薪小屋は2つあって、シーズン前はパンパンに入ってたんですが、
現時点で奥の方はあっという間にあとちょっと。
手前に少し手を付け始めてます。
例年より減りが早いのは私が家にいるからで、足りると思うけどここにきてちょっとケチケチ気味に。
小さい火でなるべく長く燃やせるように工夫してます。
寒冷地って暖房コストがめっちゃかかります。
みんな分かって住んでるけど、こんなに燃油代が上がると本当に死活問題です。電気もガスも上がり続けてるし、これが一番安いってない。
薪はその辺の影響受けづらくエコに思えるけど、買えば多分灯油と同じくらいコストがかかるし、コストを抑えようと思えば切ったり運んだり肉体的に大変です。
シニア世代の方で薪ストーブ使ってる方もいるけど、自分で金太郎できる足腰めっちゃ強い元気な人です💪🏻
そんな手間かかるのに我が家で薪ストーブライフがおくれてるのは、肉体労働を全部引き受けてくれる旦那様のおかげです🙏🏻
運んだりはちょっとは手伝えるけど金太郎なんて私にはとてもとても無理な話で、感謝しかありません。
とちょっといい話で終われそうなので大変長くなりましたがこの辺で😊
機会があれば雪国生活いろいろについてもまた書きたいと思います。
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