無職in実家暮らし、ある本のことを話してもいい？

※著書「嫌われる勇気」の内容書いてあります。

都落ち、という言葉が正しいのでしょうか。

高校卒業とともに実家を出て、一人暮らしをしてきた私は、６年ぶりに実家に帰り日々を過ごしている。

自分の部屋がまだあいいていることに感謝しつつ、この文章を書いている。

実家に帰ると、高校卒業までの記憶が全部蘇ってくる。

自転車で駆け回った道、よく遊んだ公園、彼氏に送ってもらった通学路、友達と通ったカフェ・・・

私はいつも、過去に囚われてしまう。過去を思い返し、こうすればよかった。あの時ああしていれば・・・いつもそう考えてしまうのだ。

過去に囚われない人っているのだろうか？”今”が充実していれば過去に囚われなくなるのだろうか？

そう考えている時、「嫌われる勇気」を読んで、一つ、学んだことがある。

「こうなったのは過去のあの時の〇〇のせいだ」という原因論は存在しない。つまりトラウマは存在しない。

と、アドラーはこう唱えたそうです。

トラウマというものは存在せず、「今こうなっているのは過去の〇〇のせいにすれば都合がいい」

と思ってしまっているだけのことだそう。

過去ではなく、未来でもなく今にスポットライトを当て、今を懸命に踊り続けることが私たちのできることだ。

自分が過去に執着し、自分が今こうなっているのはあの時に・・・と後悔している時間は無駄で、今こうなっているのを過去のせいにしたい私の勇気のなさから来ている。

まずは今の時自分を、丸ごと認めて、自己需要をしていく・・・

それが大切だと書いてあった。

テストでいい点が取れなかった自分、受験に落ちた自分、ダイエットに断念した自分、会社でパワハラを受けた自分、二年で新卒で入った会社を辞めてしまった自分、無職の自分・・・

全て事実で、全てを受け入れる。

まずはその「勇気」が足りないことに気づく。勇気さえあれば自己受容は簡単。

過去のせいにしない。

今しか生きられない。

実家に帰ると過去のことを考える機会が増えたけれど、過去に戻ることはできないのだから・・・

手始めに、学生時代の交換ノートや手紙、いらない文房具を手放して見るところから始めようかと思う。（まだ残してたの？と言われそう笑）

これからは過去に執着しないでね、自分。