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台湾大学写真サークルとの交流会

2024年6月14日(金)、台北の田園城市生活風格書店での写真展「2024 LEICA x越前和紙台日交流寫真展台北展」前夜、写真展出展者3名が台湾大学の学生会館で、写真サークルの学生さんたちに写真の話をする機会をいただきました。

写真家の加納将人さんは、2か月弱のインドの旅からの帰路、この交流会のためにわざわざ台北に立ち寄ってくださいました。
インドの体験から、ひとりひとりの「生き方」「哲学」と写真について、そして若いうちに怯まず新しい体験をしましょう!というお話をされました。
加納さんは、この日の午後に台北に到着し、夜このイベントを終えるや否や、日本に帰国するため空港に向かわれました。すごい。

右が加納将人さん

張維恒先生は、自分の写真活動とテーマの変遷のお話をされ、テーマを結実させた写真集を見せておられました。

張維恒先生のお話

私は、今回の和紙へのプリントにちなんで、
・写真の物質性はオンラインの画像より遥かに多様な作用をもたらす
・写真は現実を受動的に記録するだけでなく、能動的に現実を解釈し、新たな意味を生み出す
という新物質主義やANT的なお話をさせていただきました。

前列左は台湾撮影博物館文化学会理事長の洪世聡先生
右端が今回の写真展と交流会を企画してくださった蔡宇晴さん

スピーチを通訳していただくと2倍以上の時間がかかります。少しでも学生さんたちと話ができるようにと、今回私は
・日本語で原稿を作成
・Chat-GPTとClaudeで繁体字マンダリンに訳して検証
・繁体字プレゼンテーション資料をKeynoteで作成
・ヴィジュアルデータ作成後、それを見せながら話す原稿を日本語で作成
・それにVoicemakerでマンダリン音声ファイルに変換
・これをKeynoteに添付
と通訳なしでのプレゼンテーションを初めて試みました。

プレゼンテーションを動画にしたもの

PDF(繁体字)

資料のPDF(繁体字)

叩き台の日本語のPDF

台湾大学の学生さんが、暗室やサークル室を見せてくださいました。

編集・プリントルーム
和紙はありませんでした
サークル室
大判用引き伸ばし機
現像用薬品
引き伸ばし機と薬品

台湾大学の学生さんが、Instagramにこの時の様子をあげてくださいました

蔡宇晴さん、素晴らしい機会を作っていただきありがとうございました。
今日は写真展初日。
どんな方が写真を見に来て下さるでしょうか。

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