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withコロナに求められる人材の特徴とは?

ビフォーコロナとwithコロナ(アフターコロナ)で求められる人材の変化について、またwithコロナの時代に求められる人材の具体的な特徴についてまとめました。

新型コロナウィルスが国内で蔓延し「緊急事態宣言」が発令された後、一時は景気の現状を示す一致指数、数カ月後の景気を示す先行指数ともに統計を開始した1985年1月以降で最大の下落幅を記録(2020年6月5日に内閣府より発表された4月の景気動向指数速報値)。新型コロナウィルスは日本経済に深刻なダメージを与えました。

2020年11月に発表された景気動向指数の基調判断では「下げ止まり」が示されておりますが、今後数ヶ月〜数年間は景気が悪い状態が続くと考えています。

不景気になると多くの企業が採用活動をストップもしくは大幅に規模を縮小するため求人数は激減し、好景気の時よりも転職は格段に難しいです。

しかし、企業の成長と採用活動は切っても切れない関係。どんなに不景気でも転職市場には一定数の求人が存在しており、転職できる人・転職できない人が明確に分かれる時期でもあります。

*新型コロナウィルスが転職市場に与えた影響については、こちらのnoteに書きました。

それでは、withコロナ(アフターコロナ)の不景気な状況下においても「転職できる=企業から求められる」人材の特徴とは何なのでしょうか?ここから具体的に書いていきます。

withコロナに求められる人材の特徴

まず結論からお伝えしてしまうと、ビフォーコロナとwithコロナ(アフターコロナ)で企業から求められる人材の特徴に大きな違いはないです。

テレワークの拡大や様々なクラウドツールの普及が進み、直近の数ヶ月間で労働環境に劇的な変化が見られましたが、企業から高評価を得られる人材の特徴は一貫しています。

1. 目の前の仕事に集中できる

全ての仕事が楽しいと思えるのは理想ですが、現実にはあまり楽しくない仕事にも取り組まなければいけない場面もあると思います。

楽しいと思える仕事もそうでない仕事も含めて、目の前の仕事には真摯に向き合い、妥協せずにやり遂げてきた人とそうではない人では、数年後に大きな差(役職、年収、周囲からの信頼など)となって表れているはずです。

当たり前の内容に思われるかもしれませんが、徹底できている人は案外少ないと思います。

2. 仕事で成果を出している

やはり仕事で成果を出している人ほど転職市場において評価が高いです。

数年前から副業で稼いでいる人がもてはやされる風潮がありますが、あくまで本業あっての副業。副業でいくら成果をあげたとしても本業を疎かにしている場合、転職市場で高い評価を得られる場面は少ないと思います。

3. 日々のインプットを怠らない

時代やマーケットは絶えず変化しています。特にwithコロナの時代では、ビジネスや労働環境にこれまで経験したことのない大きな変化が起こる可能性が高く、実際既に変化は起こり始めています。

変化の波に乗り遅れないようにするためには、日々のインプットによって自分自身の知識や経験をアップデートし続けなければなりません。

「現状維持では、後退するばかりである」
 − ウォルト・ディズニー

ウォルト・ディズニー氏の有名な言葉にもあるように、現状維持は「維持」ではなくむしろ「後退」です。日々インプットを蓄積してきたか、してこなかったのか、この差はキャリア形成に多大なる影響を与える要素です。

*インプットに関してはこちらの書籍がわかりやすいと思います。

4. アウトプットが出せる

withコロナの時代には、今までよりもアウトプットを求められる機会が多いと思います。

テレワークの拡大によって、これまではオフィスで働いているように見えた人が実際には何もしていない(アウトプットがない)事実が明らかになるなど、withコロナではアウトプットの重要性はより一層高まっている状況です。

個人差はありますが、意識して練習すれば誰でもアウトプットが出せるようになります。しかし、苦もなくアウトプットを出せるレベルには一朝一夕で到達できるものではありません。日々の仕事において、これまで以上に「アウトプットを出すこと」を意識していればアウトプットスキルは自然と磨かれていくと思います。

先ほどのインプットの書籍と同じシリーズですが、アウトプットに関してもこちらの書籍が個人的にはお勧めです。

5. メタ認知能力が高い

「メタ認知」は最近少しずつ市民権を得ている言葉ですが、広辞苑では以下のように定義されています。

自分で自分の心の働きを監視し、制御すること。

つまり、自分自身の行動や思考、自分を取り巻く環境を客観的に捉え、自分をコントロールする能力のことです。

メタ認知能力が高い人は、自身の得手不得手や行動が周囲の環境にどのように左右されるかを把握できます。自身が置かれている状況を正しく捉えられるため、次のアクションで適切な目標設定や手法を選択できます。

一方、メタ認知能力の低い人は、正確な現状認識ができないためアクションの方向性がズレる割合が多く、ズレている事実にも気づきにくいです。また、仕事で成果が出ても次回に繋げられなかったり、成果が出ない時に改善の糸口が見つけられないなどの傾向があります。

メタ認知能力の高さは自己成長スピードや、仕事の再現性に直結する重要な要素です。明確な測定方法は確立されていませんが、ビジネスパーソンの中で個人差がとても大きい能力の一つであり、鍛えておいて損は無いと思います。

6. コミュニケーション力が高い

ここで取り上げるコミュニケーション力とは、愛嬌の良さや相手を巧みに誘導する話術ではなく、相手の意図を正しく理解し、自分の意図を正しく相手に伝えられる力を指します。

「何度同じ内容を伝えても正しく理解されない・・・。」

これは受け取る側だけでなく、伝える側のコミュニケーション力にも問題があるケースが多いです。相手の意図を理解するために期待値を確認する質問力や、相手の理解力に応じた伝え方の工夫などもコミュニケーション力に含まれます。

意図が正しくスムーズに伝わる人は「あの人は話が早い」と周囲に認知され、仕事が集まる傾向があります。一方、そうではない人はコミュニケーションの度にストレスを発生させ、期待されるアウトプットにも繋がらないことが多いため、徐々に重要な仕事を任されなくなっていく・・・など負のスパイラルに陥る可能性が高いです。

最近は、テレワークや社内SNS・ビジネスチャットツールの導入が進み、テキストコミュニケーションの量・頻度ともに増えています。口頭でのコミュニケーション力に加え、端的に言語化し文章で伝えるテキストコミュニケーション力もより重要になってきていると考えています。

7. 自分の出来る仕事を探し、その範囲を広げている

インプットによって知識や経験をアップデートし続けるとともに、自分が出来る仕事の範囲を広げていくスキルも今後は求められると思います。

極端な例を挙げると、営業がWEBマーケティングのスキルを磨いて見込み顧客の獲得に活かしたり、バックオフィスがプログラミングを用いて日常業務を自動化したりするなど、ハイブリッドに活躍している人材ほど希少価値が上がって市場価値が高くなります。

自分の殻に閉じこもるのではなく、自分の可能性を模索して何事にもチャレンジしてみる、時にはそのように行動してみてはいかがでしょうか。

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