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109. 東京と櫻坂46

①東京という場所


東京という場所で生活をするということがどういうことなのか?
個人的に分かったことまず自己整理のために書いてみる。
(見る人が見ればきっと当たり前なことだとしか思わないだろう)


短い期間しか行っていないため全てを知れたわけではない。
だが少なくともこの旅行期間で東京に対して抱いていたふんわりとしたイメージから中身がギュッと詰まったイメージに変化したのは事実だ。

想像以上にプレッシャー、ストレスが掛かる街だった。
それは仕事をするということだけではなく
ただ普通に街中を歩く。
電車で移動する。
そして大勢の人とすれ違う。

ただ生活をしているだけで自分が住む街よりプレッシャーが掛かるのである。
でも東京に住む人たち、生活する人たちはそれが当たり前の中で過ごす。
いつもの日常の一部でしかないと別に気に留めることではないのである。

人が多いからこそ自然と対人との関わりが増える。
そしてごちゃごちゃした中で、どうにかして自分の心地の良いATフィールドを保ち続けなければならない。
だから知らない人への感情は希薄になっていくし
他人に何を言われようが気にしない体質が自然と作り上げられていく。


メンタルだけではない。
体の感じ方も違う。
東京はとにかく歩く街なのである。
地下鉄の乗り換えをするとき、同じ駅名なのどうなの?
と思うほど乗り換えまでの道のりが遠かったりする。

また主要駅を中心に波及効果で飲食店等のお店も広がっていく。
そのため目的地に向かうために一番近い駅で降りるが
そこからさらに数分歩くのである。
そのための時間も予測し動かないといけない。
そして行く途中も人が大量発生するためそれを上手く避けながらたどり着かなくてはならないという労力が必要になる。

そういった場所で行き来していれば
意識してウォーキングしようとしていなくても既に普段の生活の時点でウォーキングしているのである。
知らぬ間に足腰は強くなる。
歩くスピードが速かろうが当たり前になっていくのである。


こういった心も体も厳しくレベルの高い世界があるからこそ能力の高い人が生まれ勝負に勝っていく人がいる。

そんな側面を身に染みて学んだ。

②東京という場所で感じる櫻坂46


櫻坂46 1st YEAR ANNIVERSARY LIVEを体験する前にこれら東京の現状を感じることが出来たのは本当に大きかった。

自分が生活する街から聴く櫻坂46と東京で聴く櫻坂46はまるで意味合いが違った。
もっともっと究極的であり、ファンも熱狂的だった。
それは普段の生活から感じ取れるものと真反対な場所で櫻坂は活動しているからである。
世の中の風潮に立ち向かい真っ向から勝負しているからである。
そうすることで普段の生活で欠けてしまった大事な物を入手し助かる人がいるのである。

欅坂時代から変わらないスタイルであろう。
でも苦しい経験をして櫻坂にスタイルチェンジしたおかげで
より自由に、より強く、より固く
櫻坂はこの社会に勝負している。


だから2021年という時代に櫻坂46は存在するのである。


勝負をしなくては生き残れない世界。
そんなことに疑問を持っていたって置いていかれるだけ。

その通りだ。
でも皆が皆強いわけではない。
その世界で生活をしながら知らず知らずに負った傷に気付く。
するとじんわりと痛みとして神経が反応し痛覚として傷を理解する。
ちりつもとなり大きな痛みに変化していく。
目に見える物も見えない物も。


そんな傷を和らげてくれる特効薬として
櫻坂は存在するんだな・・・と


そして自分よりも年下の女の子たちが、スタッフ、TAKAHIRO先生等々と協力しこれだけのパフォーマンスを披露し社会に挑んでいる。

そしてこういった社会の現状を理解しピンポイントに刺さる歌詞を作る秋元康御大。


すごい、すごすぎる。


目に見えないまさに「流れ弾」「リンチパーティー」がすぐ隣で渦巻く中
櫻坂は自分らしさ、人間らしさを考え、極め、伝え続けている。


だから自分も櫻坂が好きなんだな、と。


そういったことを知ったうえで
Dead End流れ弾Nobody's fault
等をライブ会場で聴いたとき
今までで一番曲の世界観を味わい
歌詞の意味を深いところで理解することが出来た。

浴びた。
とにかく浴びた。
暗闇の中でまっすぐ貫くレーザー演出だけじゃなく
感情や熱そして社会で生きている人たちの葛藤といった見えないものまで浴びた。

こんなに疲労を感じたライブはなかったし、その疲労感がこんなに次の自分に繋がるものになるとは思わなかった。


本当に大事なものを教えてくれる。そして自分にとって大事な物。

それが櫻坂なんだなと。

心底出会えて良かったと思えるそんな体験だった。

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