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370. 背負い人 小林由依 ~小林由依 卒業コンサート~



2024年1月31日、2月1日


代々木第一体育館にて「小林由依 卒業コンサート」が行われました。



最終日に参加させて頂き、その時に感じたことを記したいと思います。




①「Nobody's fault」という全ての土台


櫻坂46というグループの始まり、土台、原点。

それが「Nobody's fault」であると再確認できました。


相手に攻撃して強さを見せるのではなく

攻撃されても動じない守りの強さを表現している・・・


まさに小林由依そのものだなと感じる「Nobody's fault」でした。


この曲の中に小林由依の強さは眠り、それをメンバー皆が共有している。

もしグループが迷ってしまったらここに戻りなさい。

そう伝えられているような原点楽曲でした。


②「Start over!」個人的櫻坂最高楽曲


昨年の3rdアニラで作られた演出。

三期生が最初にジャンプで盛り上げ、そのまま一、二期生のジャンプに繋がりイントロへ繋いでいく。そして大爆発を起こし「Start over!」本編へ入っていく・・・


私はこの演出が本当に本当に大好きです。

三期生の盛り上げから段々と心の内になんとも表現できないパワーが溜まっていき、最終的にそのパワーが我慢できなくなるのが藤吉の表情で表現されていく。

そしてついに爆発特効と共に内に溜まっていた感情、エネルギーが外に解き放たれていく・・・


本当に最高楽曲です。


藤吉の覚醒ゾーン。普段の様子からは考えられないエネルギーの放出。
好きで好きでたまらない瞬間でした。


小林と火花が散る中での最後の間奏ダンス。

勢いあまって小林がバランスを崩す姿も、なんだか解き放たれたパワーを制御出来ていないような感じがしてとても興奮するパフォーマンスでした。


この1曲が見られるなら1曲で終わってもいい・・・

それぐらい思う程「Start over!」の威力を骨の髄まで感じました。


③小林由依は普通の女性に戻っていった


今回のセットリストや小林自身のスピーチを見て感じたのは、過去ではなく未来ではなく2024年今この段階の小林由依を表現したい!!!
ということでした。


過去がどうだとかそんなことよりも全てをやり切った、出し切った今の私を見てくれ!と言わんばかりにとにかく楽しんでいたというのが印象的でした。


卒コンの前から私自身何曲か欅曲をやるのかな・・・?
と思っていましたがほとんどが櫻坂楽曲。

それはつまり
「今この瞬間の小林由依を楽しんでほしい。
それが私のありのままだし、今の素直な希望だから」

そう伝えている気がしました。


その時その時目の前のことだけに集中して、淡々と淡々と積み重ねてきた小林だからこそ、あのセトリを希望したんだなと腑に落ちました。


そして最後のスピーチ。

各方面に対しての感謝の気持ちを優しい口調で、自分の気持ちと会話しながら口にしているように伺えました。

そこにいわゆる「狂犬」のような姿はなく、本来の素の自分。
さらに言えばきっとアイドルになる前はこんな一般人だったんだろうな・・・と思うような優しく柔らかで落ち着いた姿がそこにはいました。


普通の人間だったころに戻っていくような・・・



これだけトップアイドルの実績を残した人間の最後が、こんなにも謙虚で優しいんだ・・・
「私は普通の人間です」と言っちゃうんだ・・・

そこに最大級の尊敬を抱きました。


普通ならもっと自慢したり、自分の凄さをアピールしたりするだろうに・・・


不思議だな・・・と感じるほどに尊敬を抱きました。




「これからの人生はまだ未定です」


たくさんの期待の声を聞いているだろう中で、一度立ち止まって自分の意志を確認したい。

そう決断して自分を大事にするところも尊敬します。


ぜひともまた舞台などで表現を見たい・・・


そう個人的に思います。


もし、また戻ってくるのであれば真っ先に観に行くだろうと思います。

それぐらい人としてパワーをもらえる素敵な方だなと。


「小林由依のアイドル人生を振り返ると、欅・櫻の歴史が分かる」


それぐらいグループとして超超超超超!重要人物だった小林由依


8年半に及ぶ「背負い人」の歴史、本当に本当にお疲れ様でした。



またきっとどこかで彼女の表現を見させていただける日を夢見ながら・・・





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