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人と人とのこころの、繋がり

ひとりひとりの中に、誰にも消せない光があるはずで。
小さな光が、あちこちでくすぶっている。ほんとうは好きなこととか、ほんとうはしたいこととか。言えなかったけれど、やっぱりある。

まだまだ未熟で、微力なわたしたちは、社会のシステムを変えることはできないかもしれない。敷かれたレールを外れる勇気はないかもしれない。
でも、それでも、わたしたちにもできる。どんなに小さくても、みんなでここに足跡を残したい。考えて、考えて、考えた先に、きっと答えはある。

ふらふらと集まってきた蛍たちが、その場所をほんのり明るくしてくれるように、
それぞれの、小さいけれど確かな光が、自然とそこに集まって、自由に表現できますように。

ただばらばらに存在していた星たちを結んだら、美しい星座が見えたように、
その消せない光たちがつながって、美しいものが見れますように。

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人々の居場所をつくること。人と人とが繋がること。みんな、上手になった。

だけれど、その「こころ」と「こころ」は?

繋がれば繋がるほど寂しさが増すこの世界では、わたしたちはいつも、大きな濁流に、何かと一緒に飲み込まれてしまいそうになる。

だから、「わたしはここにいるよ」とみんなが言える場所をつくりたい。

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優しさとは、「誰も悪者にしないこと」なのだと思います。

せめて1日だけでも、みんなが自由に飛んでいられるように。それぞれが光っていられるように。そして、いつもよりちょっと、さみしくなくなるように。そんな思いの込められた、優しさに包まれた空間はきっと、どこまでも広いのに守られている安心感のあるような、誰にも邪魔されないふわふわの雲の上のような空間になるのかな。

ほかほかの肉まんを、寒い冬にふたりで分けっこするように、
わたしのつくる焼き菓子を、その空間を、そこにいる時間を、大切なだれかと分けっこしてみてください。

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