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永野 昌治

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騎手、調教師、3連単等、多数の著書を持つ、JRDB創業時からのスタッフ永野昌治の見解です。
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#新潟競馬

回収率は高い

JRDB永野です。 この秋はダービー馬ドウデュースでの凱旋門賞挑戦を控える武豊騎手。 日曜の札幌では前走新馬戦で人気になりながら除外となったコモドアーズに出走するが武豊騎手自身は新潟で騎乗。 関屋記念のディヴィーナにヴィクトリアMに続いての騎乗依頼で新潟での騎乗だが、その他の騎乗馬も面白そう。 浦佐特別のファーンヒルは端午ステークスからの継続騎乗。管理するのはキタサンブラックの清水久師。 今年の武豊騎手と清水久詞のコンビは単・複ともに回収率が高く馬券の妙味は大きい。

厩舎指数で穴馬サーチ レパードS

JRDB永野です。 JRAので3歳限定のダートの重賞はユニコーンSとレパードSだけで、時期も夏競馬になって古馬との混合戦が始まってから。 2024年からは大井競馬場を舞台に3歳馬のダート三冠競走が始まるので、この2レースの位置付けは今後変ってくるかも。 前走のジャパンダートダービーではじめて土が付いた9.ハピだが今回は実績のある1800M戦。中京で2勝を挙げているので左回りも問題はない。土曜は札幌で騎乗していた藤岡佑騎手が新潟に移動して騎乗。 堅実に走る8.トウセツが

来年に向けての新馬戦

JRDB永野です。 昨年の夏の新潟開催では、二冠牝馬のスターズオンアースや皐月賞・ダービー2着のイクイノックスがデビューしている。 最近の傾向としては、速い時期にひとつ勝って一旦休ませて秋の重賞でクラシックに出走可能なだけの賞金を稼ぐというパターンも多い。 この新潟開催でも来年のクラシック戦線に乗る馬のデビューも。 現3歳世代の新馬戦の騎手別成績は以下の通り。 やはり、リーディング上位でGⅠ戦線でも実績のある騎手が上位。 福永騎手は勝ち数ではルメール騎手、勝率では川田騎

競馬雑記帳 2022/07/28

JRDB永野です。 昨年、一昨年と五輪日程ということで、夏の小倉開催に3週間の小休止があったが、今年も2週に短縮してだが、小倉開催はお休みで、開催は新潟と札幌に。 通常だと新潟開催は関東ブロックの主場ということで、下級条件戦は美浦所属の馬が優先的に出走だが、今週からの2週がブロック制の適応外で関東馬と関西馬が入り乱れての争いに。 昨年、一昨年のこの時期3週の新潟開催での関東関西の成績は以下の通り。 2021年 2020年 2年続けてダブルスコアで関西馬が有利。

ローカルなら技量は上位

JRDB永野です。 東京競馬場でオークスの為にリーディング上位の騎手はそちらに集結。 中京と新潟は騎手的には裏開催の感。 ダービーではオニャンコポンに騎乗予定の菅原明騎手はオークスの騎乗はなく日曜は新潟で騎乗。 関西馬からの騎乗依頼もあるが、やはり力が入るのは自厩舎の高木厩舎の馬。 メインの韋駄天ステークスはテトロイトテソーロに騎乗。この馬は全4勝は菅原明騎手の手綱。 初めての1000M戦で枠が内に入ってしまったが二脚で外埒沿いに付けることが出来ればスピードで押し切れる

競馬雑記帳 2021/10/20

コンテンツ一覧はこちらです JRDB永野です。 来年度のJRAの日程が発表された。 https://www.jra.go.jp/news/202110/101801.html (農林水産大臣の認可待ちの但し書きがあるが、覆された記憶はない。) 来年も京都競馬場は改修中で開催がないので、基本的には重賞の開催に関しては今年と同じ。 昨年、今年と、五輪対処の名目で7月末から8月に掛けて3週間関西の主場の開催がなかったが、来年は暑熱対策を名目に7月末から8月頭の2週間関西の主

狙いすました新馬戦

JRDB永野です。 この夏の小倉開催では勝ち数では松山騎手の18勝、福永騎手の16勝には及ばないが、14勝を挙げている川田騎手。 勝率では、松山騎手や福永騎手を抑えて断然トップ。 追い上げ如何では小倉リーディングの可能性もあるが、今週は土日共に新潟で騎乗。 騎乗予定は土曜4クラ、日曜2クラと絞っての騎乗。 もちろん目標は新潟2歳ステークスのセリフォスだろう。新馬戦で負かしたベルクレスタが2走目で楽勝していることからも期待がかかる。 その前にまずは土曜日。 川田騎手は今年

厩舎指数で穴馬サーチ 新潟日報賞

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 関西の主場の休みによる、新潟での3週に亘る東西対抗戦は2週を消化。 ここまで、1着同着があったりしたが、 関東馬18勝に対して、関西馬31勝とやはり関西馬が優位。 昨年は全て関西馬に勝たれた2勝クラスのレースでは、今年はここまで、関東馬3勝に関西馬4勝と互角の成績。 3勝クラスでは関東馬が勝ち越している。 土曜新潟のメインは3勝クラスのハンデ戦の新潟日報賞。 18頭だてで関東馬が10頭に関西馬が8頭と出走頭数は互角。 注目は

夏の新潟は好成績

JRDB永野です。 今週から3週は五輪に絡んで、新潟・函館の変則の2場開催。 昨年もあった変則開催の際、新潟での活躍が目立ったのは福永騎手。 昨年の7/25~8/9の3週の新潟での騎手別成績 3週間6日の内、8/2だけがクイーンS騎乗のために札幌で騎乗しており5日間で上記の成績。 関東馬への騎乗は少なく連対は全て関西馬というのも特徴。 土曜の競馬でも、いきなり6番人気の馬で快勝、燕特別では1番人気で快勝と好調な所を示している。 日曜の競馬では前半戦の下級条件および

見習いは卒業

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 先週の競馬で、JRA通算100勝、101勝目を挙げた菅原明騎手。 今年3年目の同期では、岩田望騎手、団野騎手続き3人目の見習卒業。怪我による離脱があったことを思えば健闘している。 今週から減量がなくなり、関西主場が休みの関係で関西リーディングの上位が多数参戦する新潟での騎乗にも拘わらず、この土日とも騎乗数は減っておらず、土日共に8クラに騎乗予定。 ローカル開催を中心に騎乗していることもあり、勝ちクラが一番多いのは新潟競馬場。

厩舎指数で穴馬サーチ 噴火湾特別

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 今週から3週は小倉が休みの変則の2場開催。 新潟に関西馬が大挙して出走することに。 普段自ブロック制のある下級条件もこの3週は東西の混合戦。 関東で仕事をしている、トラックマンや競馬記者にとって見慣れない関西馬を含めて印を打たなければならないでの、少し注意が必要かも。 ならば狙いは函館。 10レースの噴火湾特別が面白そう。 前走人気薄ながら3着と好走した10.サイドストリート。前走も厩舎指数が高かったが今回も高い。鞍上は

新規の騎乗先開拓に向けて

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 落馬負傷の北村友騎手の怪我は重傷で復帰までかなり時間が掛るらしい。 お手馬のクロノジェネシスの宝塚記念はルメール騎手だとか。 北村友騎手のエージントはチーム矢作の一員と言って良い専門紙優馬の細川TMだが、時期を同じくして担当の北村友騎手と古川奈騎手の離脱は痛いところ。 矢作厩舎の日曜のラインナップは全て新潟競馬。 平地競走4クラの鞍上は厩舎所属の坂井騎手だが、メインの弥彦Sだけは、坂井騎手が田中克厩舎のナイトバナレットに騎乗

土曜は3勝と好調

コンテンツ一覧はこちら JRDB永野です。 HNKマイルCに矢作厩舎は2頭出し。 1頭は厩舎の新人騎手の古川奈騎手に初勝利をプレゼントしたバスラットレオンで、前走藤岡佑騎手でニュージランドT勝ちでここへ。 もう1頭は、前走休み明けでアーリントンCを勝ったホウオウアマゾン。その時は鞍上は川田騎手だったが、NHKマイルCではお手馬のグレナディアガーズがいるので乗り替わり。 武豊騎手が怪我から復帰2週目というタイミングでコンビを組むことに。 武豊騎手の戦列復帰がもう少し遅れ

若手台頭の一角

JRDB永野です。 騎手は今、若手の台頭が著しい。 競馬学校の2期生から5期生あたり、具体的な騎手でいうと、2期生の横山典騎手・松永幹騎手、3期生の武豊騎手や蛯名正騎手、4期生の岡騎手や岸騎手、5期生の田中勝騎手や角田騎手が一気に台頭してきた90年代初頭のよう。 現在活躍が目覚ましのは、32から35期生。 今年皐月賞を勝った横山武騎手は33期生で5年目。ダービーではJRAになってからのダービー最年少勝利騎手の記録が掛っている。 父の横山典騎手のダービー初騎乗は4年目だが