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読書録131 ティムラズ・レジャバ著 「日本再発見」

本作の著者であるティムラズ大使を知ったのは、グルジア改めてジョージアが耳に慣れたあたり、ジョージア料理の「シュクメルリ」が「松屋」で販売された事を喜ぶ呟きだったと思う。

今回改めて著作を読んだのだけれど、日本で長く暮らされていた経験に基づいた知識の豊富さや、ジョージアの文化に根ざした視点の鋭さが楽しく、あっという間に読んでしまった。

少年時代の回想は共通する所もあって懐かしく感じたし、ラーメンや弁当も含む日本文化への造詣の深さには舌を巻いた。

特に奥様が「弁当」に目覚めるくだり、奥様のインタビューは秀逸で、センスのある人って面白いってつくづく思った。Instagramもチェックさせてもらったのだけれど、違うアプローチから入って、きちんと日本の「弁当文化」にたどり着いているのが素晴らしい!

アブィ先生に「日本文化」を教わりたいとも思ったし、とにかく親しみやすく楽しい本でした。

「外交」っていうと、堅苦しく厳しいものだと思っていたけれど、「お互いの事を知る」という案外シンプルなものなんじゃないかなと思った。

まずは、ジョージア料理とかワインから知っていきますかね(笑)

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