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【持株会】会社員なら、「加入しない」という選択肢はない!
どうも。ジュニアNISAするぞうです。
普段はジュニアNISAの情報発信をしていますが、今回は「【持株会】会社員なら、『加入しない』という選択肢はない!」をお伝えします。
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□持株会とは
「持株会」とは、持株制度により株式を取得する組織のことで、従業員の自社株式取得にあたり会社側が奨励金の支給などのメリットを与えることにより、従業員の自社株取得を容易にし、財産形成を助成する制度です。
私は娘が生まれた2018年から開始しましたが、入社当初の2012年からはじめておけばよかったと後悔しています。
なぜなら、定年を迎えた父に「持株会」の加入について相談したところ、頬が緩みっぱなしのニヤニヤ顔で「持株会で、まあまあの利益が出たよ」と教えてくれたからです。
あの顔は絶対「まあまあの利益」ではない。金額までは教えてくれなかったけど、あの顔は絶対「まあまあの利益」ではない。二度も同じことを言ってしまうくらい、あの顔は絶対「まあまあの利益」ではない。←しつこい
Time is Money、タイムマシンは存在しないので、後悔することがないように、ジュニアNISAも、つみたてNISAも、iDeCo/企業型DCも、持株会も、今すぐ、動きましょう!
さて、次に「持株会」のメリットを3点紹介します。
★メリット①|給与天引き&ドルコスト平均法
「持株会」のメリットの中でも最大のメリットは「給与天引き」と「ドルコスト平均法」です。
(問い)
貯蓄が上手い人が取り入れているのは、「①後で残った金額を貯蓄する」、「②先に決まった金額を貯蓄する」、のどちらだと思いますか?
正解は「②先に決まった金額を貯蓄する」です。
私も昔は毎月給料日前に残った分を貯蓄に回していましたが、全然貯まりませんでした。手元にお金があると、ついつい使ってしまうからです。しかも、無駄とは気づかずに・・・
「給与天引き」では「給料日に決まった金額を手元に入れないこと」を自動的に行ってくれるので、寝ていても、目的のためにお金を活用することができます。
また、「給与天引き」の場合、給与は「持株会」の拠出金額がすでに差し引かれた金額で会社より支給されるため、「拠出金額が足りない」なんて悩みを抱えることは一切ありません。
また、「つみたてNISA」や「iDeCo/企業型DC」と同様に、「持株会」も「ドルコスト平均法」です。
<「ドルコスト平均法」とは?>
価格が変動する金融商品を常に一定の金額で、長期間、定期的に買い続ける投資手法です。この手法で金融商品を購入し続けた場合、価格が低いときの購入量は多くなり、価格が高いときの購入量は少なくなるのが特徴です。そのため、毎月一定の金額をコツコツと積み立てていく「ドルコスト平均法」は商品の価格の暴騰・下落に左右されることなく資産を形成できる、かつ、手間とリスクも抑えられる投資法です。
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つまり、「持株会」は「給与天引き」+「ドルコスト平均法」による「投資」が行われているため、寝ていても資産形成ができる優れた制度とも言えます。
もちろん「投資」なので、所属会社の株価の下落によっては損失が出てしまう可能性もありますが、「持株会」は損失のリスクを抑える投資法の「ドルコスト平均法」に加え、二つ目のメリット「奨励金の支給」とで損失のリスクに立ち向かっていくのです。
★メリット②|奨励金の支給
「奨励金」とは、「持株会」を通じて株を購入する際に支給されるもので、会社によってさまざまですが、拠出金額の5〜10%程が「奨励金」として支給される会社が多いです。
ちなみに、私の所属している会社では「拠出金額の10%」が「奨励金」として支給されます。
私の場合は、「毎月10,000円の拠出で持株会に加入」していますが、実際の株式購入金額は「拠出金額の10%を上乗せした毎月11,000円」となります。
つまり、株式を購入した時点で10%の運用益が出ているため、「奨励金」と「ドルコスト平均法」とで損失が出るリスクを限りなく小さくしてくれるのです。
★メリット③|買付の最小単元(100株)が適用外
3つ目のメリットは「買付の最小単元(100株)が適用外」であることです。
日本の「個別株」を買付する場合、最小単元は100株です(2021年7月現在)。つまり、1株1,000円だと100株分の100,000円が必要になりますが、「持株会」の場合は、口数での買付となるため、(1口1,000円であれば)1,000円あれば株式を保有することができます。
ちなみに、私が所属する会社では、1口1,000円、最大50口までの買付が可能です。
個別株の買付ハードルが高い日本において、「持株会」は株式を保有することへのハードルを下げ、他のメリットとの掛け算で資産を形成しやすい制度だと言えるのです。
※※要確認:持株会に加入する前に※※
上記でご紹介したメリット①〜③から「持株会に今すぐ加入した方が良いのではないか」と思った方は、一度、立ち止まって、次の問いの答えを考えてみてください。
(問い)
所属する会社が、5〜10年先も成長し続けている姿を想像できるか。そして、所属する会社を心から応援したいと思うのか。
この問いに「Yes!」と即答できたのなら、今日中に「持株会」への加入手続きを済ませてください。しかも、拠出金額は「持株会」に充てられるMAXの金額で。
「わからない」と回答されても、今日中に「持株会」への加入手続きを済ませてください。ただし、拠出金額は「持株会」に充てられるMAX金額の半分以下するのをオススメします。
そして、「No...」と答えたのなら、残念ですが、「持株会」への加入は諦めて、「転職活動」を開始しましょう。
ちなみに、私の場合、(問い)に対する回答は「5〜10年先も成長する道はあるけれど、その道に会社が向かっているかがわからない(判断できない)」だったので、当初は毎月30,000円(30口)を拠出する予定でしたが、実際には毎月10,000円(10口)の拠出にて「持株会」に加入することにしました。
□さいごに
「持株会」は「ジュニアNISA」や「つみたてNISA」でオススメしている「市場全体への投資(=インデックス投信)」ではなく、所属会社単体への投資になるため所属会社の浮き沈みによって、将来に形成できる資産が変わってきます。
つまり、「持株会」の制度自体にはメリットがあっても、成長が見込めない、もしくは、応援したくない会社の「持株会」に加入することはリスクでしかないのです。
しかも、成長が見込めない、もしくは、応援したくない会社に所属し続けることは、モチベーションの低下、業績の低下、給与の低下が容易に想像できるので、「転職」されることをオススメします。
所属する会社が5〜10年先も成長し続けている姿を想像できるか。そして、所属する会社を心から応援したいと思うのか。この問いに対する回答がネガティブでなかった場合、積極的に「持株会」の制度を利用し、将来の資産形成をしていきましょう。
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