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『古今集』と言えば・・・

『伊勢物語』から『古今和歌集』へ。
さて、ここからどちらに参りましょうか?

『古今集』といえば、薬師丸ひろ子さんです。
「セーラー服と機関銃」です。「Wの悲劇」も素晴らしい。「紳士同盟」も好きでした。
おお、「探偵物語」もよかったなあ。

口の悪い方は、
「共演者がすごいんだい」とおっしゃるが、
すごい共演者たちとしっかりお仕事できる薬師丸さんだってやっぱりすごい、と私は思う。
ま、一言で言えば、私は薬師丸さんのファンでございます。

もちろんすべての出演作が素晴らしかったわけではない。
ありゃりゃ・・・、という作品もあります。

なかでも「ねらわれた学園」はかなりのモノでした。
私はいまでも、大林宣彦監督をどうにも認められません。
「尾道三部作」はいいと思いますよ。
でも、「ねらわれた学園」はなあ・・・。

「探偵物語」では松田優作さんとご共演。身長さの凄まじいこと。
よくワンショットに収まったものだと感心しました。
松田優作というと、テレビドラマの「探偵物語」も有名です。
世に出たのはこちらの方が早いですね。
「工藤ちゃん」ですなあ。
成田三樹夫さんがよかった。
刑事か、ヤク○か、わかんない。
「柳生一族の陰謀」の烏丸少将の役もはまってました。
名優ですね。

そういえば、以前、車に置いておいたバッグを置き引きされて警察に被害届を出しに行ったことがあります。もう三十年ほど前かなあ。
刑事さんのたくさんおられるところでバッグの中身を一つ一つ思い出しながら書き出していたんですが、ちらちらと目に入る刑事さんたちがもう・・・
ホントに、どっちかわからない人っているんですね。

そのとき、部屋の奥の方で無線で話しておられる方がいた。
「ようし、もう少しそのまま。近づくな」
「そうだ。たぶんやるぞ。」
「そうか、よし、○○は前から、××は後ろから行けるか?」

記憶の書き換えも起こっているとは思いますが、
おおむねこんな感じのお話が聞こえてきました。
無線のお相手はおそらくスリの検挙にあたっておられたようです。
大変な臨場感でございました。

さてその後、何の因果か、とある学校の「生徒指導課」というものを任されることになりまして、警察へお邪魔することが何度かございました。
取調室の窓って、ホントにマジックミラーなんですね。
露出の被害(見せられちゃった)女子生徒の証言の付き添いで行って、
その生徒と一緒に、「おおっ」と、感動してしまいました。
「ほんまにマジックミラーなんやなあ!」
「先生、ドラマとおんなじ!」

また、別の時には警察の廊下を歩いていると、
たまさか、お部屋のドアが開いていた。
室内がチラッと見えました。
おお、けっこうな美人が座っていらっしゃる。

ただこれだけなんですが、
あの方はどなただったんだろうか?
被害者?被疑者?
それにしても、取調室のドアが開いていたのは・・・、いいのか?

ということで、今回は『古今和歌集』から薬師丸ひろ子さんに、果ては警察の取調室(ホンモノ)へと流れ着いたのでした。

こういうのを「漂流教室」という。
おお、まったくの思いつきだけど、いいタイトルだな、「漂流教室」。

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