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保健室から「ナマケモノ」
6月17日、全校に向けて配信。
第4波から第5波のはざまのころです。
でも、渦中にいると「はざま」かどうかはわからない。
「ちょっと減ってきているけど、このまま減っていくのかなあ?増えるのかなあ?」
と思っていました。
感染者が減り始めると対策が緩みます。
マスコミも「減った。減った」と報じるし、
巷の人々も「食べるぞ、飲むぞ、歌うぞ」と、やる気満々。
こういうときに
「いやいや、待て待て」
と諫めるのが私のお仕事です。
で、こういうのを配信した次第です。
保健室から vol.15
「ナマケモノ」
コロナウィルス感染症の主な症状は発熱、喉の痛み、頭痛、咳、くしゃみ、倦怠感などです。ほぼ風邪の症状と同じです。
他には吐き気、腹痛、下痢や嘔吐など胃腸障害のような症状がでることもあるらしい。そして嗅覚異常、味覚異常などもあるという。
中等症や重症になると肺炎の症状が出てきます。
息苦しいどころか自力では呼吸そのものができなくなることさえある。
なんとおそろしい病気か。
さらに怖いのは、後遺症。症状もさまざまだし、かなり長く続くこともある。
数ヶ月以上後遺症に苦しめられる方もおられるとか。
さて、どんな症状があらわれるかというと、
○強い倦怠感や筋肉痛。
(あまりのだるさに入浴や歯磨きさえもできないこともあるらしい)
○嗅覚異常、味覚異常や脱毛、食欲不振。
(特定の味が感じられないこともあるとか)
○慢性的な微熱、呼吸苦、めまい。
こんな症状まであるそうです。
○記憶障害、集中力や思考力の低下。
○うつ症状をはじめとする精神、神経的疾患。
軽症や無症状の人、若い人でも後遺症が出る場合があるらしい。
なぜこんなひどい後遺症が起こるのか、の解明はプロにお任せするとして、
我々はとにかく感染予防の対策をとっていくしかありません。
もともと「やる気」や「集中力」に欠ける私がこんな後遺症をもらってしまったら・・・
ナマケモノよりナマケモノになってしまう。
(ナマケモノ的生き方はフウちゃんの理想だが)
さて、フウちゃんは常々、
「生まれ変わるのならナマケモノ!」
と公言している。
なるほど、それはいいなあ。
私なら、
鼻先だけポツッと白い、真っ黒猫。
暗闇で待ってれば、米粒だと勘違いしたネズミが鼻先まで来てくれる。
というのは、実は落語のお話です。
「無精猫」
ちょっとした小咄の類ですが。
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