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基礎から学ぶ道具の使い方③~つかむ編~
どのご家庭にも少なからず道具・工具の類はあることと思います。
しかし、もしかしたら無意識で間違った使い方をしているかもしれません!
間違った使い方はケガや事故を引き起こす原因となってしまいます。
この記事を通して「正しい使い方」を身に付けていただけたらと思います。
今回はちょっと物をおさえたいという時の「つかむ」工具です。
ペンチ・ラジオペンチ
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/27406717/picture_pc_a43dc4ce0e77f1df822e4d43435522f5.jpg?width=1200)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/27406752/picture_pc_799eb3c7b6c385ee09998020b81510fd.jpg?width=1200)
もちろん区別はつきますよね?
上の太くてごつい方が「ペンチ」で、下の細くてシュッとしているほうが「ラジオペンチ」です。
昔のラジオ全盛期時代、修理や電気工作などもっと細かいものをつかめるペンチがほしい!ということでできたのがラジオペンチです。
よって、ラジオペンチは先端の細さを活かした細かい作業が得意ですね。
それに対しペンチは板などの硬いものをつかんだり曲げたりするような、パワー系の作業が得意です。
どちらもニッパと同じく、広義では「プライヤ」の仲間となります。
しかし、根元についている刃は角度が大きく断面が山型になりがちなので、きれいに線材を切るときはニッパを使うほうが良いですね。
そういえば市販されているプライヤ系工具の半分以上は口を開くためのバネがついていませんね。
皆さん口を開けたままにするときはどうしていますか?
人差し指と中指をグリップの外側に、薬指と小指を内側に入れてみましょう。
これが一番使いやすく無理のない持ち方なので、ぜひ実際に使う時には参考にしてみてください。
ウォーターポンププライヤ
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/27407775/picture_pc_e9a1a65dd0fa344955da5fe22aa98545.jpg?width=1200)
耳なじみはあまりないかもしれませんが、非常に便利なプライヤ系工具です。
ウォーターポンププライヤは、前述のペンチやラジオペンチではつかみづらいものを簡単につかむことができるんです。
それはパイプです。
パイプのような筒状のものを平面の口で咥えるのは力が入りにくいですが、これのように円形に沿って作られた口ではしっかりと固定することができます。
また、アゴの部分を段階的に広げることができるので、70mm径程度のパイプなら余裕でつかむことができるんですね。
さらに持ち手の長さを生かして、てこの原理により強力な力で物を挟んだり、るつぼのように高温のものをつかんだりすることもできます。
ウマい使い方
ジャムの瓶がなかなか開かない……
そんな時にこのウォーターポンププライヤです!
タオルなどを間に挟めば瓶を傷つけず簡単に開けることができます。
また、幅を調節できるので一般的な瓶であればどの大きさに対応できます。
ピンセット
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/27507262/picture_pc_2f01e3fd5fe7b1f073d0a48ba9270066.jpg?width=1200)
手の力より強い力を生み出す工具が多い中で、手の力よりも弱くて繊細な力を生み出すのがピンセットです。
その性格上、「力抜いたらええやん」「無くても作業はできるやろ」と思われがちですが、決してそんなことはありません!
実は、素手には機械をダメにする要素がたくさんあります。
べったりとつく皮脂、手汗による水分、指紋の模様など……
こういった天敵を回避しつつ、より細かい、丁寧な作業をするとき、ピンセットは大活躍です。
小さな電子部品やチップを扱うときなど、積極的に使っていきましょう!
ちなみに、ちゃんとしたピンセットは、職人さんが一個一個先端部分がピッタリ合うように手作業で調整してるんですよ!
先端が合わなくなると、つまむ際に余計なモーメントがかかってしまうのでよくありません。
できるだけ丁寧に使うようにしましょうね!
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は見慣れた工具が多かったと思います。
しかし、ウォーターポンププライヤは、あると非常に便利です!
トイレなど水回りの修理には引っ張りだこですね~
「つかむ」工具は指を挟んだりしがちなので、みなさんも安全に気を付けて作業しましょうね。
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