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#65 帰国前後準備まとめ

こんにちは、黒です。今回は僕が日本に帰国するまで、帰国した後に準備するリストをまとめたいと思います。社会人向けになっていますが、その他の人も助けになると思います。

ちなみに非居住者を想定しているので、居住者として帰国する場合はリストに(★:居住者は関係ない)とマークをつけておきます。

また、人によっては必要ない準備もあるので(▲:必要な人のみ)のマークもつけておきます。ちなみに細かい部分は1つの記事にして、時間があったらまとめたいと思います。

※後ほど更新していく予定です。




準備リスト

①帰国前に準備するもの
・帰国日の決定
・航空券の購入
・フラット退去、職場の退職準備
・▲フラット退去後の宿の確保
・▲オンライン在留届で帰国届

②帰国直前に準備するもの
・▲NZの銀行の解約
・携帯会社の解約
・IRDでタックスリターンの申請
・荷造り、フラット退去
・★▲送金
・▲それぞれ解約手続き

③帰国後に準備するもの
・★確定申告
・★健康保険、国民年金
・★住民税・転入届
・▲国際免許証
・▲インターネット、電気、水道、ガス、郵便物の転送届



帰国日の決定

航空券などは最低でも4ヶ月前までに取ることができれば安く取ることができます。また、非居住者の場合帰ってからの国保の加入を考えると帰国日は月の1日が1番お得です。

国民健康保険の場合、その月の1日に加入しようが28日に加入しようがどちらもその月の分(1ヶ月分)を支払わなければなりません。それだったら損をしない1日か2日に日本の空港に到着するようにした方が良いです。

また、非居住者で帰国日を12月に予定している方は、1月1日を超すまで延ばすか、他の国を経由して1月1日以降に日本に帰国した方がお得です。

なぜなら1月1日時点で日本に住民票がない場合はその年の住民税がかからないからです。これはかなり大きいです。ただし年末付近は航空券も高いので早めのチェックが必要です。

また、人によりかかってくるお金の状況が違うのでそこは各自で判断してほしいです。例えば、VISA期限が12月1日までで、それを他の国などで経由となると1ヶ月分の生活費>1年分の住民税ということもあり得ます。

後は季節、社会人であれば人によっては転職時期なども考慮する必要が出てきます。それらを踏まえてベストな渡航時期を決めて頂けたらと思います。


航空券の購入

上記でも述べた通り、帰国の計画が終わったら早めにとるのが金額的にお得です。繰り返しですが航空券などは最低でも4ヶ月前までに取ることができれば安く取ることができます


フラット退去、職場の退職準備

どちらもnoticeがあるはずなので、早めに伝えといて損はないかと思います。それまでに職場から借りたものの返却や、フラットなどの掃除もこまめにやっておくと後が楽になります。

後は、職場の最終給料がいつ頂けるかは重要です。その後、IRDでタックスリターンの申請をするのでこちらが貰えないと進めません。職場に相談して出国前に貰えるか交渉しましょう。

仮に帰国後に振り込まれる場合は、NZ銀行からWISEのNZ口座に移す→その後オンラインでNZの銀行口座を閉じる→タックスリターンの申請を日本からすることになります。

なので問題はありませんが、住民票を戻してからNZDで貰って日本円に変えると為替差益の税金の問題が生じるので、面倒ごとを避けたければ帰国前に貰えるのがベストです。

▲フラット退去後の宿の確保

人によってはフラットを退去した後、泊まるところが必要かもしれません。NZにしても帰国後の国内にしても、そちらも早いと値段も安いので早めに予約しましょう。

▲オンライン在留届で帰国届

これごめんなさい。出発の記事で書くの忘れていました。行きで在留届を提出した人は帰国届を出しましょう。旅レジは勝手に在留期間が過ぎれば消去されるそうなので無視しても大丈夫そうです。


▲NZ銀行の解約

こちらはNZに今後訪れる機会がない、あっても1,2回であれば解約しておいた方が良いです。残すこともできるのでどちらでも構いません。黒は恐らくもう訪れることはないだろうということで解約をする予定です。

残す人は金利の付く口座に移して残す、またNZに来る予定があるといった理由の人が多いです。

解約の際に特殊なことがあればまた別の記事にする予定です。


携帯会社の解約

各自NZで契約していた携帯会社のプランを解約しましょう。黒の場合はSkinnyなのでプランが終了次第そのまま解約になります。店舗に出向く必要もないので楽です。


IRDでタックスリターンの申請

下の記事で触れています。(後ほど更新予定)


荷造り、フラット退去

人によっては手荷物7kg預け入れ荷物23kgが一般的ですがそれを超えてしまう方がいるのでそのような方はNZ Postなどから予め荷物を送っておくと楽です。お土産は帰国に近づいてから買った方が荷物も少なくて済みます。

また、フラットで荷造りをして出ていくことが多いと思いますが、フラット退去後、ボンドの返金についても家主さんと相談しましょう。振り込みか現金か、またその条件を満たしているかは確認必須です。


★▲送金

こちらは住民票を入れて居住者になってからNZD→円に送金してしまうと税法上面倒なことになってしまいます(これを気にしているワーホリの人はほとんどいないと思いますが)。

なので、できる限り住民票を入れる前(非居住者の内)に円に換えておき、日本の銀行に移しておくと後々問題なく乗り越えられるかと思います。

ここからは少し難しい話をするので、非居住者で気になる人以外は飛ばして下さい。

例えば、居住者になってからNZDを円に両替して日本の口座に入れようとすると為替差益の申告が必要になります。(海外で貰った給与は受け取り時点で非居住者であるため日本に所得税はかからないと思われます。)

ただし、これも法律を調べましたが、はっきりと明言されていないようで、円→NZD→円だと為替差益はかかるが、NZD→円だともともとNZDで受け取っているので為替差益はかからないと主張している方もいます。

国税庁としては、一方的な両替(例:NZD→円)だとしても海外資産はすべて申告するよう記載されています。(恐らくワーホリ勢は給与を受け取った時点での為替との差を気にしなければいけないのかもしれません。)

ただし、この複雑な話も居住者になってからNZDを円に両替したらの話になります。なので、これを避けるには、

非居住者の間にNZD→円に変える
②NZDをそのままで持っておき、NZや他国で支出のみで無くす

①は前述したとおり、②は居住者になったとしても、要するに円に両替して利益を出さなければよいので、その分を買い物などに当てて支出する用途のみに使うということです。

こうすれば、NZDのまま持っていても問題ありません。


▲それぞれ解約手続き

こちらの記事でまとめてあります。

そして上の記事には入れ忘れましたが大事なものがありました。海外保険の解約手続きです。多くの人はOrbitの保険に入っていると思います。僕もそれに入っているのでそちらの話になります。

その他の保険に入っている人は各自確認して下さい。こちらは予定よりも早く帰る人に重要です。海外保険の種類によっては保険適応の残りの期間が残っていれば返金をしてくれる可能性があります

以下、Orbitの規約から抜粋しました。
(2020年12月1日から2024年2月29日までに購入した人が対象です。)

You can cancel this policy at any time by giving us written notice. If you cancel this policy within 7 calendar days of the date the policy was issued to you, you will be given a full refund provided you have not started travel or received a claim payment from us.
当社に書面で通知することにより、いつでもこのポリシーをキャンセルできます。保険が発行された日から7日以内にこの保険をキャンセルした場合、旅行を開始していない、または当社から保険金の支払いを受けていない限り、全額が返金されます。


If you cancel this policy after 7 calendar days of the date the policy was issued to you and you have not received a claim payment from us, we will retain the proportion of the premium for the period the policy was in force and refund any unused premium based on a pro rata temporis calculation, less an administration and documentation fee of 20% of the original table premium.
保険が発行された日から7暦日を過ぎてこの保険をキャンセルし、当社から保険金の支払いを受けていない場合、当社は保険が有効であった期間の保険料の割合を保持し、未使用の保険料を払い戻します。一時比例計算に基づいて、元のテーブル保険料の20%の管理手数料と文書作成手数料が差し引かれます。

まとめると、保険を使っていなくて
7日以内全額返金
7か月過ぎてからキャンセル
返金額から元の金額の約20%引いた額が返金

簡単な計算式が{1ー(保険の経過日数/365)}ー0.2
これに
自分の元の保険の金額×上記で算出した数
でざっくりとした返金額が出ます。

ですので、大きな金額になるようだったらお問い合わせフォームからその旨を記載してメールで送れば返信に書式が添付されてくるのでそれを埋めて送り返せばOKです。

黒の場合は実際に問い合わせをして、確認してもらうと帰国日では経過日数が300日を超えていて、計算すると返金額がマイナスだったので期限が切れるまで何もしない形を取りました。

問い合わせの返信で経過日数、返金額などが書いてありました。それらの情報から逆算して計算式を導いたのが上の返金額の式になります。

これを執筆している現時点で返金額は1.84NZDだったのでそれだったら帰国までの安全を取りました。1.84返されるよりその金額で帰国までの保障がつくならそっちの方が良いと判断しました。)


★確定申告

以前の記事でも述べましたが、黒は出国前に確定申告をしておらず、帰国後速やかに行う予定です。出国前に出来る範囲で資料はまとめたので、あとはそちらをe-taxで行う予定です。また別に報告したいと思います。


★健康保険、国民年金

帰国日の決定の欄でも話しています。以前にも話しましたが、帰国後、別の国へ行く場合、国保はその月の中で加入して、月末以外で脱退する場合、その月の国保と国民年金はお金がかかりません

例えば、9/1から国保、国民年金加入、9/28に海外転出届によって自動的に国保の脱退と国民年金も手続きによって脱退なので9月分の健康保険料と国民年金のお金がかかりません

つまり、ワーホリを続けていく人は、日本で1ヶ月お金がかからず猶予を貰うことが出来るので、次の国の準備で手一杯の場合は、余裕をもって1ヶ月使って準備するのも良いかもしれません。

黒の場合は恐らく日本に留まるので、普通に国保と年金に加入するだけです。そしてお金が厳しい場合は年金の免除制度健康保険の減免も申請できます。各市区町村役所で確認して頂ければと思います。


★住民税・転入届

黒は納税管理人を立てていたので、それを解除して自分に戻す手続きをします。

以前、日本に帰国して住民票を戻すときはパスポートのはんこ、それがなければ航空券が証明になると言われたので、これは取っておいた方が良さそうです。


▲国際免許証

こちらは発行した場所に返納して終了です。


▲インターネット、電気、水道、ガス、郵便物の転送届

必要な人は手続きをしましょう。


まとめ

こちらでするべき準備は多くはないのですが、意外に面倒くさいものが多いという印象です。そして日本に帰国してからも面倒な手続きがたくさん待っています。

細かい部分で言うと、海外保険の返金手続きや国保、年金の支払い免除の手続き、載せてないですがハロワで失業保険手続きなどもやろうと思えばできます。

まだこれもあるよって方はコメントお待ちしています!笑

お金を稼ぎに行く人、語学を学びに行く人、世界を知りに行く人、色々な人が安心して損をしないワーホリに行けるようにこれからも記事を更新していけたらと思います。





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