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【NHKカルチャーオンライン】「気・血・水」の分類について


前回の記事で記述したNHKカルチャーオンライン講座ですが、


先日、「夏のおうち養生」という講座を受講しました。
講座で登場した、証(しょう)

証とは、中医学(漢方)の分類による体質、症状のことです。

今回のNHKカルチャーオンライン講座以前にも、
漢方の講座で、証の話は聞いたことがあります。
証は、講座で話を聞いていると、種類が多くあり、
情報が錯誤して分かりにくかったのですが、
今回noteに記述することで、少しばかりまとめることができました。

証の分類

漢方の代表的な証としては、
「陰陽」(身体全体の反応をみる)
「虚実」(体力の充実をみる)
「寒熱」(病気の性質をみる)
「表裏」(病気の部位をみる)
という見方があります。

それ以外にも、身体のバランスのくずれから、症状の原因をみていく
「気・血・水」
という証があります。

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NHKカルチャーオンライン講座でお話を聞いたのは、こちらの
「気・血・水」の証です。

「気・血・水」の証の分類について
以下にまとめてあります。

【気虚】生命力に乏しい 典型的な虚弱体質の人

生命エネルギーである“気”が不足しているタイプ。
内臓や免疫機能を働かせる“気”の不足から、疲れやすくて胃腸の働きが悪く、風邪をひきやすい虚弱体質。
“気”は体を温めるため、冷え症にもなりやすい。

【気滞】“気”の巡りが悪く、すぐにイライラする人

“気”が停滞し、体内での巡りが悪くなっているタイプ。
イライラしていて怒りっぽいのが特徴。
長期間ストレスにさらされることで起こすケースが多い。

【血虚】肌ツヤ、顔色の悪い栄養不足タイプ

体中に栄養を届ける“血”が不足したタイプ。
血色が悪く、立ちくらみや手足のしびれなどが起こりやすい。
栄養不足から髪や皮膚は乾燥し、爪も割れやすくなる。
月経がある女性がなりやすい。

【お血】血の巡りが悪い循環不良タイプ

“血”の巡りが遅い、または停滞している状態。
気虚や血虚、気滞が原因となってお血につながるケースも。
皮膚は黒ずみ、かさついている。
顔色はどす黒く、目の下のクマが目立つ。
頭痛や月経痛などの痛みが強く現れるのも特徴。
血が滞って起こる疾患(心筋梗塞、脳卒中、痔)のリスクが高い。

【水毒】水の巡りが悪くてむくみやすいタイプ

水の代謝が悪くなり、体内に過剰にたまっている状態。
体が重く、だるくなるのが特徴。
手足がむくみやすく、尿がすっきり出なくて量が少ない。

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皆さんは、自分がどのタイプに当てはまったでしょうか?

私は一番大きいのは、【気滞】です。
忙しかったり、肉体的疲労、睡眠不足があると、特にイライラが増します。

今回の講座は、「夏のおうち養生」がテーマでしたが、
夏の暑さの邪気「暑邪」と、湿気の邪気「湿邪」を追い出すようにする、
①1日1回は、しっかり汗をかく
②冷たい飲食物は摂り過ぎない
ことが、大事だそうです。




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