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ツアーの宿泊先が突然変更になった、その社会背景

「旅行」と聞いて思い出すのが、私が大学生の時に行った、北海道ツアー(札幌&小樽)です。

それは旅行会社のツアーだったのですが、ツアーといっても添乗員さんは同行せず、行きと帰りの飛行機&宿泊先&食事が決められていて、現地では終日フリー行動、というものでした。

記憶しているのが、出発の数日前に、旅行会社の従業員の方から電話があり、予定の宿泊先(札幌駅から送迎バスで15分程度)が倒産する予定?!とのことで、
札幌駅の目の前にある、別のところを用意してくれる、とのことでした。

そして現地に到着すると、かなりゴージャスなホテルで、料理もリッチでした。
おそらくは、宿泊予定だったところよりも、かなりグレードアップされていたのではないか、と思います。
安く済ませるために、パックツアーにしたのに、よりお得な旅になったことを噛みしめました。

その後しばらくして、偶然ニュースで見たのですが、
私が当初予定していた宿泊先が倒産したのは、1997年11月17日に経営破綻した「北海道拓殖銀行」と関係しているらしい?です。

1997年は、数々の金融業が経営破綻し、北海道拓殖銀行もその一つです。

その時は、いいところに宿泊先が変わって、ラッキー!ぐらいしか思っていなかったのですが、
このような社会背景があったことを、のちに知ったのでした。

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