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本物の提案力

会社概要

JPB株式会社 代表取締役の張本和貴です。
このJPB Readers Boardでは、社内の新しい取り組みやペット業界の問題点、社内戦略などを公開することでJPB社内だけではなく、これから獣医さん、看護師を目指す学生さんや今悩みがある方の成長のヒントになればと思い投稿しております。


提案にこそ価値がある

ヒトの価値や付加価値は何で判断されるでしょうか。
6大経営資源と言われている
『ヒト・モノ・カネ・時間・情報・知的財産(ノウハウ)』
この中で当社が最も重要と考えているのが『ヒト』です。
なぜなら人は唯一その他の経営資源を最大化させるし、最小化させてしまうからです。
これが当社が教育を重要視している要因です。

そして今回のお話はヒトの能力を最大化させる『提案力』についてです。

さて、ここでクイズです。A/Bどちらの年収が高いでしょうか。
・A:年商3000万円のコンビニのレジ打ちAさん
・B:年商1億円のコンビニのレジ打ちBさん
さあどうでしょうか。
忙しいのは確実にBさんですね。
年収はどうでしょうか。
正解は『同じ』です。経験値や歴が同一であれば、時給は一緒でしょう。
ここでBさんは、「私のほうが忙しいのに何でAさんと同じなんだ!」と目くじらを立てていうでしょう。

だからいつまでたってもダメなんです。
何が言いたいかというと、差がない理由は『提案』がないからです。
もっと具体的に言うと、Bさんがいなくても別のCさんを雇えば、年商は変わらないということです。
もし仮にBさんが
・月に4つ業務改善案を提案
・市場調査から時間ごとのホットスナックの在庫数を提案した
 (昼から夕方までから揚げ倍増)
・子供駆け込み避難所として地域の方と触れ合えるイベントを企画を提案した
のであれば、時給は全く違うでしょう。
こういう話をすると、
・アルバイトの分際でそこまで提案していいのか
・少し提案したら拒否された
という声を聞きますが、それは貴方の提案が『要望(陳情)』だからです。
提案の定義を間違っているのです。
アルバイトだから提案しないこれもおかしな話です。
お金をもらっている以上プロなので、偉いも偉くないもありません。
それぞれの役割があり、限られた時間で成果を最大化する。
これがすべての人に期待されている事であり、アルバイトだからその仕事を放棄するというのはおかしいのです。

提案とは

皆さんが思う提案とは何でしょうか。
『意見をだす事』『アイディアを出すこと』『お願い』などなど
どれも違います。
会社、ビジネスにおける提案とは、
簡略化すると
『このデメリットをやる代わりに、会社にこんなメリットがありますよ』ということです。
ここでいうデメリットとは先ほど話した経営資源(ヒト・カネ・時間など)をどれくらい使うのかということです。
『意見を出す、アイディアを出す』はあくまでも『要望』であり、『提案』ではありません。
意見もアイディアも出さないというのは、
何も考えていないか、自分の身分を過少評価しているかです。
因みにこの世の中に何も考えないで良い仕事というのは存在しません。
どんな仕事もそのサービスが必要な『ヒト』がいるので仕事として成立しているので、どんな仕事でも自尊心を持ち、よりそのサービスを使う『ヒト』を豊かにする事を考えなければいけません。
考えない仕事は存在しないので、早く諦めて考えてください。(笑)

なぜあなたの提案が通らないのか

沢山アイディアは出すが通らない。このような経験は誰しもあると思います。
もちろん私もそうでした。
これは『その提案は誰のためのものなのか』です。
その提案をすることにより、提案した人のメリットが大きい、提案先の会社やクライアントのメリットが小さいともちろん提案は通りにくくなります。
簡単に言うと、『最初に500円払えば、3日後1000円返す』という提案はすぐに通るということです。(詐欺には十分気を付けて!)
さらに言うとその提案が本当に目的⇒戦略⇒戦術に沿って考え抜かれたものなのか。
市場調査を行い、このターゲットにどの経営資源を投下すれば、これだけの結果が得られる予測がついて目的(メリット)を達成できます!
というのが『提案力』です。
ここまでできるようになるには様々な訓練が必要ですが、必ずできるようになると信じています。
下の図は人間が必ず通る成長曲線です。

JPB inc.

JPB株式会社が求める提案力

当社が求める『提案力』とは、
『コンフォートゾーンを超えた提案力』です。
コンフォートゾーンというのは、自分が快適な場所ということです。
自分の快適な場所から提案の数を増やしても、あまり大きなメリットは得られず、こんなに意見を出しているのに一つも通らないと思うかもしれません。
しっかり論理的思考力をもって、提案の質を上げる事をお勧めします。
そうすると、社長、部長、課長、社員、パート関係なく、一人を起点に組織を変える事すらできるのです。


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