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面接の時のポイント【求職者必見】

会社概要

JPB株式会社 代表取締役の張本和貴です。
このJPB Readers Boardでは、社内の新しい取り組みやペット業界の問題点、社内戦略などを公開することでJPB社内だけではなく、これから獣医さん、看護師を目指す学生さんや今悩みがある方の成長のヒントになればと思い投稿しております。

動物病院での現状

動物病院やトリミングサロンなどこの業界の就職活動は少し特殊なものになっています。
通常の会社であれば、製造、営業、広報、人事、経営戦略、マーケティングなど様々な部署に分かれて仕事を行っています。
ですが一般的な動物病院で働いている人数は5~10人であり、職能がほとんど分かれていません。
ほとんどの院長先生は経営者であり、店長であり、職人であり、営業だったりします。
なので流行っている病院は、一人で8役くらいこなせるカリスマだったりします。
そのカリスマ性=属人化されていることによって、なかなか下の世代に様々な知識が継承されづらいという背景があります。

就職先を選ぶ基準

私がおすすめしている探し方は、職能です。
その会社に入って、なんの職能を手に入れたいのか。
それはこの会社でないとできない理由は何なのかを徹底的に考える事です。
もっと言うと、自分の目標があり、それに向けてこの職能を得たいがために、この会社に入り、貢献していくということです。
題名の面接の時のポイントですが、是非この軸で話してみてください。
私は、学生時代からほとんどの面接に落ちたことがありません。
その方法を今日はお伝えできればと思います。

徹底的な企業分析

まず初めにこの企業が大切にしているものやどう成長していこうとしているのか、現在行っている取り組みは何なのかを、HPはもちろん、社長のSNSなどもチェックします。こういう情報がない場合もありますので、その時は、実習やインターンをお願いして情報収集を行います。
そしてその想いに賛同出来たり、そこで得たい職能があれば、候補企業としてストックします。

自分のできる事とやりたいこと、やらなければならない事をリンク

次に自分が今まで頑張ってきたことや持っている能力を企業のどこの部分に貢献することができるのか。という点です。
給与というものは皆さんが出す利益から支払われています。
最初から利益を出すことは難しいかもしれませんが、利益をだしてはじめてその人の給与が捻出できるので、この企業に自分が入ったら、どの分野において利益に貢献できます。というイメージを企業側につけないといけません。

動物病院での獣医師の採用と現状

現在動物病院は全国に12000件ほどあり、小動物に進む新卒は400~500と完全に売り手市場となっています。
にもかかわらず、1年未満の離職率は30%ととても高い数値となっています。
これはなぜなのか。

  • 動物病院側の問題

『欲しい人材の明確化ができていない』
忙しいから獣医師免許さえあれば誰が来ても育てるだけという経営者が多いという要因があります。
良い人が来ればとるという病院も存在しますが、『良い人』とはどんな人なのか、その基準が明確になっていないケースな多い印象を受けます。
当社の基準はここに書ききれませんが、
簡単に言うと『組織文化に共感することができる人材』でしょうか。
当社は下に教える事や教わる意識、人の想いを否定せず実現に向けて考えるなど様々な組織文化があり、それに賛同する方がどんどん仲間でなっていきます。


  • 求職者の問題

これは先ほど話した、職能を用いた病院選びができていない事。
会社が求めるものと自分がやれること、やりたいことが一致していないケースがほとんどです。
学生の時は、失礼なことは聞きずらいかもしれません。
しかし、1年未満で退職してしまっては、病院側も就職した側も損をしてしまうので、是非沢山質問して、ギャップを無くしてから就職できるようにしてみてください。

最後に

1つ目の病院選びに失敗してしまった方、小動物臨床は合わない、未来がないという声も1年目~3年目の人から相談を受ける事がありますが、その環境があなたに合わなかっただけで、あなたが否定されたわけではありません。
当社には大きい樹形図作ってくれる芽(仲間)がたくさんいます。
その仲間たちの想いを実現するために、私はこれからも良い土となっていきます。
土台がしっかりしていないと、大木を支えることはできません。
是非皆さんも、自己分析を行って、ひと花咲かせましょう。

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