『天理の魅力を再発見』 【後編:「デジタル技術を活用して地方で働く」 "天理市企業×天理市長×ジョイゾー" トークセッション】
2023年2月27日に天理市で開催された『【出張J Camp】天理地域の魅了発信!「デジタル技術を活用して地方で働く」 "天理市企業×市長×東京IT企業"』のトークセッションを書き起こしたものです。
noteは3つのパートに分かれていますので、それぞれご覧ください。
本noteは後編です。
動画も是非ご覧ください!
魅力を伝える鍵は「人」
琴絵:そうですね、先ほどワーケーションに来た時、地元の人と関わりたいっていう気持ちがあると言いましたが、それは私たちだけではなくて、ワーケーションをはじめとしていろんな地域を回ってる人たちにとって地元の人と繋がることがものすごく重要で価値があって。
観光パンフレットに書いているものではなくて、上田さんと友達になったからこそ行ける場所だとか、そういう感じで入れる地域だと、やっぱりまた来たいな、というつながりになりますよね。
並河:ただやっぱり属人的なつながりだけだと、よく回る人は来れるけどある人には全く縁がないってなっちゃうので、それをできるだけファシリテートするというか、橋渡しをするのが僕ら行政の本来役割なのかな、っていうところなんですけどね。
琴絵:確かにそうですね、ここに関しては地元に友達がいるっておっしゃってましたけどこれが地域の良さだったりしますよね。
上田:そこがやっぱり近いですね。
並河:それ言ったら、私よそものなんですよ、大阪出身ですから笑 エジプトと東京とぐるぐる回って、今は天理市の東の山の上にいるんですが。今週は薪割りをしてました。 軽トラ八杯分を切り出して積んでるんですけど、そんな暮らしってやっぱりなかなかできないんですよね。
でも市役所まで20分で来られるし、なにかあればエジプトとでもオンライン会議できる時代になってるし。
琴絵:そこはやっぱり最初のタイトルに通じてきて、デジタル活用っていうところで行くと、地域が魅力的になればなるほど地域にいるメリットがどんどん出てくるっていう感じはしますね。
天理とテレワーク時代の働き方
上田:僕らの会社でも元々一拠点でやっていた時っていうのは、インターネットベースで商品PRをして、そこから問い合わせが来て電話メールで対応をして。
それで、本ちゃんのやつ触りたいってなったら、天理にしかショールームもないんで、天理に来ていただいていいですか、っていうとこから始まってます。
それがあまりにも「東京にないですか?」という声が多すぎたので、最初は展示会を出して今の期間やったらビッグサイトで見れます、っていうのを何回か打ってたんですけど、その費用もばかにならないので。その経緯で、チャレンジとして東京にサテライトを作りました。
でも基本的な商品の出荷であったり、人員であったりとか、そういうのは本社においてあります。今は普通にインターネットさえあればどこでも商売ってできますから。
琴絵:本当に地域にとって、いい時代になってきたと思います。私自身、2拠点でいろいろやらせてもらってるんですけど、それはやっぱりテレワークができるようになったことが大きくて。東京にいなくてもわからないというか、私含め社員はみんなテレワークをしているんですけれど、実際に出社してくるのは半分以下ぐらいですかね? 出社自体があまりないんですけど、逆に会社のオフィスを広いオープンスペースのような形にして、息抜きに出社したいっていう想いに応えられる感じにしています。
並河:ちょっと今、コロナの反動みたいなものもあるのかなと思っていて。というのはテレワーク率が一時無理やり上げちゃったわけですよね。
でそれは感染症の観点で出社するな、っていう言い方だったんで、逆にもうそれが緩んじゃったらまた出社する方向に戻っちゃいました、ということで。
本当にその2拠点だったり、あるいはその地方と行き来したりっていうプラスの部分がしっかり落ちきらないままの施策に終わっちゃったのかなと今、思っています。
琴絵:もったいないですよね。
並河:そうなんですよ。だからそれを良い方向でつなげ続けるには、自分で東京と地方に拠点を持っていただける方もいるだろうけど、いきなり拠点もつのはしんどいよっていう方もたくさんいると思うので、じゃあ例えばうちの市であれば、もともと時計屋さんが空き店舗になったところをテレワークができるコワーキングスペースにしてるんですけど、どうぞそこを使ってくださいというのもありだし。
琴絵:そうですよね。私も今日、この後ワークショップという形で地元の方たちと一緒にやらせていただくんですけれど、そのテレワークセンターを使わせていただく予定です。
まず、立地がいいですよね。駅から歩いて行って、商店街のど真ん中にあって、かつやっぱり入りやすいというか。通りに面しているので、1階が明るいなと思っていて。それで2階に上がったらなんかただいまっていうような、家に帰るみたいな雰囲気なのがいいですよね。
並河:あの2階は居住スペースだったんで笑
居住スペースがそのまま、ワークスペースになってます。自宅で仕事してる感覚でやっていただいたらいいし、目の前に美味しいお肉屋さんがあるので、コロッケ買っていただいてそれをかじりながらってのもありですしね。
上田:実はその場所の近くが大一電化社の初代店舗の電気屋さんでした。小さい頃ウロウロしてたところなので、やっぱり馴染み深いです。
地域を支える"アトツギ"の活躍
琴絵:上田さんもそうですが、後継ぎの方がこうやって活躍していくっていうのも特徴的かなと思います。今は跡継ぎベンチャーとかたくさん出てきている中で、そこにチャレンジをしている方がこの地域、土地にいるって言うのがやっぱりすごくメリットがあるんだなって、話を聞いていて思ってました。天理は後継ぎの方たちで2代目3代目になってきた人が更に盛り上げている、みたいな繋がりっててあったりするんでしょうか?
上田:そうですね、やっぱり青年会議所や商工会って跡継ぎの人は多いです。僕は明確に、天理のこの部分が好き、って昔は言えなかったんですけど、なんだかわからんけど住みやすいと思ってました。
中高も大阪で、大学は京都に行ってたんで、僕は奈良に全然いなかったんですよ。でも就職して帰ってきて、やっぱりこのまちは住みやすいし、自分が働くんやったらここがいいなってなって、まあ継ぐような流れになって。
その気持ちでやってる子達ってやっぱ多いんですよ。ちょっとどっか他の地域で企業に就職して、外に出てしんどかったけど帰ってきて、やっぱり地元がいいよねと。同じような志を持った経営者がやっぱり一緒に盛り上げていくためにどういうことするか、考えている感じです。
並河:あとはねやっぱり大事なのは稼げるって事。あと2点目としては地方だからこのぐらいでいいや、っていうような感覚じゃなくて、自分の所は例えば東京でも世界に持って行っても、ちゃんと一流として通用するんだっていうレベルで勝負しようと思っている生産者の皆さんがいるかどうかだと思うんですよね。
琴絵:確かにさっきも言われてましたもんね、海外に持って行って、それでどうなるか、という話を。
上田:やっぱり仕組みとかコンサルティングっていう、在庫がいらないものは海外でも戦えますし、大会のトレーニング法とか技術的なところっていうのを輸出じゃないですけど、出していく、というのはできることですしね。
並河:それはとても大きいと思いますよ。
琴絵:その技術を伝承じゃないですけど、こういったものをしっかり伝えていって、優秀な方がここに来ているという、この循環はとてもいいですね。
1700の古墳 歴史的な魅力を再発見
並河:日本人って不思議で、海外旅行に行く時は、例えばイタリアへ行くとローマだけだとなんか見た気がしなくて、フィレンツェに行って、次トスカーナともっと端に行って、いややっぱりここに来てナポリ見てこそだよね、みたいなこと言うんだけど、国内で全然それやってねえじゃねえかっていう笑 結局そこなんですよね。
琴絵:確かに!北海道でも札幌しか行ったことないって、市長もおっしゃってましたよね笑
並河:僕は仕事でホテルと会議場の間の往復しかしてなかったんですけどね笑
琴絵:笑 北海道ってこんなに広くって、私がいる道東釧路って東側の端っこなので、来たことがないって人まだまだ多いんですよ。
並河:でもね、この切り口で本当に素敵なんだっていう、道東だって中国の方で映画で大ヒットしてなんか一時えらいことになってましたよね。
琴絵:そうなんですよ、結構そうやって雪がまず見たいっていうアジアの方とかが来てたりとか、コロナ前は台湾やマレーシアとかの方たちがすごく多かったんです。
そういう意味で行くと札幌は都会なので、もちろんすごく素敵 なところなんですけど、知らない北海道を知りたいって言ったら、道東エリアに来るという人たちが結構多いんです。
その中で言ったら、私は天理っていうまちを知って、前回来た時に色々とご案内してていただいて日本で 一番古い道があるってことを知ってびっくりしましたよ。
並河:そうですよね。実は一番古い道がうちにあるだけじゃなく、日本で一番古い神社建築もうちにあるんです 。
日本書紀に出てくるお話っていうのは、このエリアがものすごく多いというところもあります。
琴絵:そこでいうと、こうやって改めて聞かないと、どこなのかってわからないことが多いですよね。どうしても歴史を記号で覚えてしまっているところがあって。
並河:僕らね、以前は歴史などそればっかりで言っちゃったから控えているところもあって。考古学ファンの方とかは来るんだけど、やっぱり入り口でそんなに歴史が好きじゃないし、みたいな感じで止まってしまうこともあって。
だからいろんな入り口を作っていく中に、「いや来てみたらよかった」とかいろんな動線を多方向に絡めていくのが大事だなと思ってます。
琴絵:なんか最近は年をとったせいなのか、歴史っていう意味でいくと、すごくそういうところに今更ながらロマンを感じるようになりました。
あと本当に外部目線ですけど、古墳ありすぎじゃないですか?
並河:何個あると思います?
琴絵:1000くらいですか?
並河:1700ぐらいあるんです。
上田:そんなにあるんですか!?
琴絵:上田さんも知らなかった?笑
並河:みんな、あの仁徳天皇陵みたいなのがイメージだと思うんですが、ちょっと盛り上がってるのも古墳なんですよ。家の庭先に古墳とか、古墳の上が柿畑とか、そんなのがいっぱいあります。
琴絵:古墳とかもそうなんですが、なんかそれって多分この辺のエリアの人にしてみたら当たり前すぎて、そんな数えたこともないし、そんなにあるとも認知してないですよね。
初めてこの土地に来た時に、ちょっと盛り上がってるところも古墳ですと言って、皆さん案内してくれたんですけど、古墳ってそんなに日常にあるものなのって、やっぱり知らないんですよ。
もうそれだけで、すごいコンテンツだと思っていて。やっぱりいろんなことを聞いていくと歴史的なことを繰り返し繰り返し触れてきたことで、奈良ってやっぱりすごいんだなっていうのを改めて言っていただけたらいいですよね。
滞在してこそ見えてくる 本当の天理の魅力
並河:奈良って修学旅行で行ったきりいかないよねとか、滞在時間短いんですよね。インバウンドでも、3時間しかいないって言われてて。
琴絵:お金を落とされないっていう。
並河:大仏殿の拝観料、以上みたいなね。泊まらないんですよね。
大阪、京都に泊まってこっちは足を伸ばせばになっちゃってるんです。
が、実はあの奈良県の中って拡散してるんですよね。
というのも、あの中心地が移動してるんで、飛鳥の前にその天理とか桜井、で飛鳥行って藤原京、平城京行ってたから、県内のいろんなとこにあるんです。京都ってね平安京あんま動いてないですよ。ずっと同じ場所で。長岡京とかこうマイナーなのが一時あるんですけど。
琴絵:それ、言って大丈夫ですか?笑
並河:笑 大きく移動してないからだいたい京都は一つに集積してるんですよね。そう思うと奈良は、法隆寺見ようと思っただけでも結構移動しないといけないし、本当は泊まってなんぼなんです。
琴絵:そうなんですね。なんかその辺も今の時代に合わせて、って言ったらあれですけど、さっきのワーケーション絡みでいくと、リトリートってさっき市長がおっしゃってましたが、この辺にとってはとても魅力があるのかなって思ってました。
宿泊施設について
並河:どうですか、泊まられたホテルは?
琴絵:私今日から入るのであれなんですけど、うちの社員は前入りをしていて。昨日日曜日なんですね、日曜日に入っているのにも関わらず、社内のチャットに「すごい すごい」ってめっちゃフェアフィールドの横の施設から写真がいっぱい送られてきて笑 でその後に「フェアフィールドすごい」って写真が来てました。
並河:そう、それがマリオット系のホテルなんですけど、結構リーズナブルな価格帯で。あれがさっき言ってた日本最古の山辺の道のすぐ横にあるんですよ。だからもう朝の散策であの辺り回れますし。
琴絵:朝言ってました。朝起きて、今日寒かったじゃないですか、ちょっと外出て歩きたくなるっていう感じで外も散策してました。そしていちごですよね、いちご。ちょうど今時期だっていうので、いちご買って、もう美味しくて食べてますって言ってきてて。なんかもう早く今日チェックインしたいです笑
あとあれですね受付でふわふわのベッドがありますって紹介されたそうなんですけど。
長期滞在をこのお安くできるようにっていうことで、大きなお風呂とかがついてるわけではないんですけど、うちはふかふかのベッドがあるのでゆっくりお休みくださいと言われたらしくて。
並河:車でねちょっと足を伸ばせば奈良健康ランドっていう昔ながらの温浴施設もあるので。
琴絵:じゃあもう長期滞在して全然OKですね。そして市長のお家に行って薪割りをするっていう、これもツアーに組み込んでもいいですね笑
並河:是非体験しに来てください笑
琴絵:これ組み込んだら軽トラに8台分?
並河:8台分ぐらいやりました。
琴絵:自分1人でやられたんですか?
並河:いや、みんな家族総出でやりました。今作んないと次の冬凍えるんですよ。
琴絵:天理は盆地なのでやっぱり寒いですよね。
並河:山の上は温度低いんですけどやっぱ空気の質が違います。湿度があるんでなんかちょっと柔らかい。
健康に生きられる場所
琴絵:市長がやっぱりいいなと思っている魅力って、田舎暮らしをしながら市役所まで20分っていうところでしょうか?
並河:そうですね、やっぱり五島列島とかに移住される方とかはもちろんいますけど、なかなか都市部に出るのって大変だと思います。
うちのような暮らしをしながら、あのちょっと大阪の街中に行きたいなと思ったら、天理からは1時間で行けるし、その意味での利便性は高いと思います。
琴絵:上田さんは東京にも行ってらっしゃったと思うんですが、東京と天理っていう意味で行くと、天理の魅力って今改めて暮らしてみて、こういったところがいいなって思ってるところはあったりしますか?
上田:そうですね、やっぱり食事とかもそうですし、市長がおっしゃってるように大阪京都まで1 時間で行けるっていうのが移動の要衝で。
僕が持つ東京のイメージって、ここは飲みに行く場所とか、なんか買いに行くならここみたいな、街ごとになっているイメージがあるんですけど、まぁ奈良ってなんとなくだいたい揃う。
この感覚、多分住んでたらわかると思うんですけど、なんとなくどこも別に混んでないし 。
琴絵:いいですよね 混んでないのは魅力だと思います。
並河:もうね、出張でたまにあの丸の内線の通勤ラッシュとか久しぶりに乗ると、よくこんなとこで生きてたなと。すいません、東京にいる人の前で笑
琴絵:いえいえ笑 だから時差出勤とかね、今言ってますけど。
並河:ですね。あれは健康寿命にめっちゃ響くと思ってます。
上田:何をするにしてもどうしても、僕にはストレスと感じることがすごく多かったです。それで言うと、そりゃウーバーイーツ頼む、みたいな感じに思いました笑 そこの心はめちゃくちゃいいですね。
琴絵:あれですね、心が良いっていうのはなんかちょっとそのストレス度合いがすごく減ってるって事だと思うんですが。健康ツーリズムじゃないですけど、少しそういうのを調べた上で、天理に来て何日か滞在してたらストレス度合いがすごい減ってるとかっていうのが数値化とかして見えたらすごいいいですね。
並河:いいですね、実際そうだと思います。
琴絵:それに、空気も絶対おいしいと思ってます。ここについて、やまのべ焙煎所さんのコーヒーの匂いもいいんですけど、入ってきた時お庭の匂いもすごく良かった。
上田:実は結構有名な庭師さんに作ってもらってます。
琴絵:なんかもうこの辺、住宅街なのに急にポッと新しい雰囲気で。こちらは新しいんですよね?
上田:ショールームができたのが2011年で、庭にしたのが東京のあとなので、2019〜2020とか。焙煎所っていう形を作る時に社長が、じゃあここはやっぱり観光スポットにしてもらえるように外観もちょっと綺麗にしようか、っていう手直しをしたので。
並河:いやー、やっぱり空間の使い方が変わります。こちらのショールームもそうだし、その周り もこうしようだとか。住宅地の前で普通こんなことできないよね、みたいなことが普通にできるので、無理して東京でやらなくても地方に来ればね笑
上田、琴絵:笑
東京ではできない贅沢がある
並河:私だってね、もし今の暮らしを東京でしようと思ったら、一体何億稼がないといけないのかと思います。
上田:それは思います。自分の暮らしの固定費のペイラインが全然違うので。夜中にギター鳴らしても怒られませんし笑
並河:うちの娘がドラムをこないだ買いたいと言って。今、中二階でドラムを真夜中バンバン叩くんですけどね。こんなこと街中でやったらすぐ叩き出されるぞ、お前はと笑 どんだけ贅沢な暮らしをしてると思ってんだって、いうのはあると思います。
琴絵:これは本当に贅沢でポイントが高くって。 贅沢ってお金だけじゃなく、時間とか空間とか、そういうのを含めた豊かさですよね。
琴絵:そういえば、上田さんはバンドもやってらっしゃると。
上田:そこつっこむんですね笑
琴絵:もちろんですよ!
上田:笑 でも東京とかで海外のバンドとツアー回って、観光の最後に東京に戻るときに名阪沿いなんでここに寄ってくれるんです。それでみんなうちのコーヒー飲んでありがとうっていう感じで、また次のツアーに行くんで。結構音楽のつながりでこういうPRしたりっていうのはやってます。
琴絵:やっぱり全てが贅沢な感じで回ってくな、という感じがします。
お子さんも好きなことを好きなタイミングでできるっていうのがすごくいいと思います。私さっきお話ししたんですが、市長のところのお子さんが、船を作ってるっていうのを聞きまして。
並河:船作ってますね。
琴絵:船を作って釣りをするっていう。なんて贅沢なんだろうっていうお金をかける贅沢、ではない贅沢が、地方にはあるなってすごく感じてます。
今後のチャレンジ
琴絵:残り3分ぐらいになってきたんですけれど、改めて上田さんがこれから挑戦したいこととか、あとは今の事業のことについても次のチャレンジみたいなことがあれば、ぜひお聞かせいただけますか。
上田:そうですね、東京に店舗を出したタイミングからずっとそうやったんですけど、僕はやっぱり天理を背負って都会に出てるんだっていう思いがすごく強かったです。
僕たち自身が地域資源とか、その広告塔になって頑張るっていう思いで、僕のこの会社は運営をしてるので、やっぱり一緒に働いてくれてる人たちもみんなそういう思いでやってくれます。
その理念を他の経営者仲間も共感をして、一人一人がやっぱり天理の広告塔なんだっ て言ってやってくれる子たちは今すごく増えてます。
そのためにはコンテンツ振り切らないといけないので、自分のカテゴリーの中でどうやって振り切るかっていうのを考えてビジネスモデル組め、っていうのは周囲にもよくお話ししますね。
琴絵:すごい。すごい経営者が天理にはいますね。
上田:すごいイキったこと言ってますね笑
琴絵:でもすごくわかります。そこは尖ったことをやって、尖りきっているからこそ言えることだと思っているので。そういった起業家さんたちをどんどんと支えるという街の市長としてはどうですか?
並河:上田さんが100人いれば、街は変わると思ってるんですが…
上田:危ないと思います笑
並河:笑
別にね、市長やってるからと言って、天理に来てくださいって無理に言うつもりはないんです。お腹いっぱいになっちゃうだろうし。そうじゃなくて、スポーツに関心があるとか、文化に関心があるとか、歴史に関心ある人がそういうものと触れながら、仕事もできたり、あるいはその社員さんを何か教育できないかなっていう時に気づいたら天理に来てた、っていう流れを作れたらと考えてます。
琴絵:関わりしろを持つっていうところになってくるんですかね。
並河:そうなりますね。
琴絵:なんか私も天理にこうやって来ている時点で、自分も関係人口になってきてるのかなと思っているので。今日は全員は連れて来れてないんですけれど、うちの社員もみんなで来て、コーヒー好きも多いのでぜひ今後ツアーを組んでいこうと思います。
それではお時間になってまいりましたので今日はこちらで。5分ぐらい遅れてのスタートだったんですけども1時間ほどで、今日のトークセッションまだまだ喋り足りないですけれど、こちらで終了とさせていただきたいと思います。
並河市長と上田さんでした。本日はありがとうございました。
◆前編と中編もご覧ください
ご覧いただきありがとうございました。
まだの方は是非、前編と中編もご覧ください。
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