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コーヒー選びに「中国産」もアリな理由

本日の私のコーヒーは中国産だった。
既に慣れてしまっているので特別感を感じることは無かったのだが、思えば中国産って珍しいのかな?と。

中国のコーヒー市場は力を入れている事もあり、
今後も多くの場所で目にする事になると思われる。


ということで私なりに中国コーヒーの魅力について書きたいと思う。


「中国産」=怪しい

皆さんは「中国産」というワードにどんなイメージを持たれるだろうか?

工業や電化製品では安かろう悪かろうなイメージ。
それもここ数年でかなりまともになってきた気がする。

中国産と聞くと昔は粗悪品の代表格扱いだったが、
「メイドインジャパン」もかつては同じ扱いを受け、そこから評判を高めていったように、おそらく同じ歴史をたどるのだろう。

食品はどうなのか?

食べ物に目を移す。

特に食品に関しての中国産は怪しい(「ダンボール入り肉まん」なんてのもあった)というイメージが付きまとわないだろうか。

それだけ日本人が食に対して大きな関心があるのだろうが、逆に中華などを始めとする多くの食文化も中国から来たものがある。

その中でコーヒーはどうだろう。

中国国内でもコーヒーの産地として有名なのは「雲南省」という南部に位置するエリアである。

雲南……と聞くとピンと来る方もいらっしゃるとは思うが、元々茶栽培(プーアル茶)で有名な産地。

この茶栽培のノウハウを活かして作っているのが中国産コーヒーの特徴。

またコーヒーについては新進気鋭な産地だからこそ、様々な加工(精選)にもチャレンジしている。

温故知新のコーヒーづくり

茶栽培は長い歴史がある中国。
その中で様々な加工方法が確立されている。

プーアル茶も収穫した茶葉に麹等の微生物を加え、ある程度発酵させて作っているそうだ。

この「発酵」という考えは中国のコーヒーづくりにも活かされている。
まさに昔からの知恵を新しいモノに活かす「温故知新」である。

例えば嫌気性発酵という加工。
収穫したコーヒーの実を空気に触れないよう袋に詰め、日光に当てる。

すると空気を嫌う(嫌気性の)微生物が発酵し、独特の香りが形成される。
(やりすぎると腐敗になってしまうので、その塩梅が難しいらしい)

紹介ではよくマンゴーなどの香りがする、と言われている。

私が飲んだ中国産コーヒーもこの加工がされており、実感ではブランデーやウイスキーのような香りがするユニークなコーヒーだった。

下記のURLから購入できるので、気になった方は是非。


より広がるアジアンコーヒー

ということで、中国における「コーヒー」は
・新しい文化であるので怪しいと思われがち?
・そこには昔から伝わる茶栽培のノウハウが活きている
・結果としてユニークな商品が生まれている

という流れであり、試す価値ありな生産国である。

中国を含め、アジア圏の国は現在発展途上の真っ最中にある。

タイでもここ数年でスターバックスが進出し、コーヒーの文化が急激に根付いてきているそうだ。

元々茶を飲む国が多いアジアでは、今後コーヒーを飲むことが当たり前の文化になっていくのかもしれない。

「その国の既存の文化」と「コーヒーという新しい文化」が混ざることで、新しい飲み方やスタイルも出てくるだろう。

今後も中国に限らず、様々なアジアのコーヒーを飲んでみたいと思う。

皆さんも中国産、アジア産コーヒーを見かけたら是非チャレンジしてみて欲しい(勿論、産地が明確で価格が適正なのか?は見て欲しい)。

いつの日か、コンビニやファミレスのコーヒーにアジア産が加わる日も近いのかもしれない。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
貴方に良いことがありますように。


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