見出し画像

So far so good 我が人生に悔いなし

昨日、若い女子と話す機会があった。

朝に大学4年生の子2人

夜にアラサーの子2人


大学生の子達は就職先も決まり、

これから社会人になる恐怖を少々感じながらも

現在はのんびり過ごしている模様。

なんとなく30歳までに結婚したい、という目標がありつつも

子供を産む時期についてはそこまで真剣に考えていない。



当たり前だ!笑


一方、アラサー女子は、

目標とするキャリアプランとの自分なりのライフプランがあり

いつ、どういう感じでバランスをとっていくのか

より現実的な悩みをお持ちであった。



話していると

私、いつの間にかそういうフェーズ終わってた…

ということに気付かされ

そのことに何故かとってもびっくりしたのであった。

(最近同年代とか、年上の方と話してばかりだったからであろうか。)


また、その子達は言った。

「もしあの時こうしとけばよかった、という反省があれば、先輩からお伺いしたいです!」


しばらく考えたが


特になし!


特になかったのである!!


はたから見れば「え?ないの?それで?」と

言われるかもしれないが、ないものはない。


あぁ、あの時こうしとけばよかったって思わないなんて

こんなに素晴らしいことがあるだろうか?




キャリアプラン


医者のキャリアパスははっきりしており

医学部に入り、卒業し、国試に受かり

初期研修医を終え、専門とする科を決める。

その後専門医を取り、医学博士も取る人は取る。

留学する人もいれば、したくてもできない人

そもそもしたくない人もいる。


取らないといけないものは全部とったし

私は恵まれた環境のおかげで、チャンスを色々もらえ

仕事が楽しいと思えたこと、やりがいを感じれたこと

これはすごくよかったと思う。

また留学もしたかったので、できてよかった!

しかもカリフォルニアに留学したかったので、そのことも叶えれてよかった。




ライフプラン

結婚


私個人的に、キャリアを積み上げるよりはるかに難しかったのが

結婚することであった。

でも、アメリカで36歳で振り出しに戻ったあと

今の旦那さんに出会い、トントン拍子に結婚に至った。

今の旦那さんのいいところは、私が掲げていた理想

・背が高い
・頭がいい
・面白い

を全て兼ね備えており

また、ありのままの私を受け入れてくれることだ。

結婚ができないと

「私がダメなんだ」とどうしても思ってしまいがちだが

海を越えれば、稀有な存在はいたにはいたのであった笑。


そしてもう(まだ?)結婚5年目になるが

今も仲良く過ごせているし

私の結婚生活は予想していたより、はるかに平穏で幸せなものである。


妊娠、出産

高齢出産にはなったが

第1子は、特に大きな問題なく、37歳で産むことができた。

どこに連れていっても「可愛い!」と絶賛され

毎日ニコニコ明るく元気な子で

ポジティブパワーを私にくれる。


一方、第1子を産んだ後、私は次の子が産めなかった。

2人目不育で

38歳のとき3回、お腹の赤ちゃんとお別れしたのであった。

とても辛い経験であったが、私に新しい価値観やきづきも

たくさんくれた。



産婦人科の先生に「35歳以上だから仕方ない」と言われまくった時は辛かったが

これまでの人生振り返って

どこか後悔しているところがあるかと言われれば

全くないのであった。



早くどこかのタイミングで結婚、出産していたら

すごく仕事が面白い、と思える前であったかもしれないし

留学はできていない可能性が高い。

留学しなかったら、私は今の旦那さんと出会えていないし

私たちの間に、あんなに可愛い子が生まれることもなかったであろう。



全ては必然だ。

そしてそう思い込むことがポイントであり

自分がそう思えていたら、それでいいのだ!


ライフキャリアプラン

仕事と子育ての両立

私は日本での仕事がとても好きであったが

あれは独身だったからこそ、こなせた仕事量であり

「子供産んだらどうするんだろう」と常々心配していた。

(その割にチャンスはこなかったが…笑)



アメリカで母となり、移住。

そして幸か不幸か、私の働き方は大きく変わった。

産後相当モヤモヤしたし、アイデンティティクライシスにもなったが

キャリアが終わったのかというと別に終わっていない。

できる仕事はたくさんある。しかもフレキシブルに。


子供が風邪をひいたり、熱を出したりしても

誰にも謝ることなく調整できるし

病院の放射線科医だと味わえなかった

感謝を目の前で伝えてもらえる喜びも味わうことができた。


自分でなんとかしていかないといけない、という苦しさはあるが

他者にコントロールされず、自分でコントロールできる働き方。

小さい子がいるワーママの働き方としては理想である。


また旦那さんも家にいられる働き方なので、ワンオペになることもなく

この間のブラジルの学会にも心置きなく送り出してくれ、感謝している。


総じて、いま私は幸せに過ごしている。

いっぱい泣いたし、悔しいことも多々あったし

その渦中にいるときはたいそう辛かったが

”so far so good  我が人生に悔いなし”

である。


これからも人生長いし、色々あると思うが

臨機応変に対応し、自分なりの充実した人生を送っていこうと思う!



最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


▶️国際女性デーのイベントに登壇します!

3/6(水)19:00-20:00

医師✖️研究者✖️起業家「女性のキャリアデザインの現在地と、ここから」




▶︎質問、お問い合わせはこちらから↓


読んでくださり、ありがとうございます! 面白かった、役に立ったと思ったそこのあなた、もしよかったらサポートをお願いします😊 100円でもいいよ! Thanks in advance!!