もうひとりの誰かにも届くギフト
贈り物を選ぶのが得意な人って、この世の中に存在するのでしょうか?
かくいう私はめっぽう苦手です。
例えどんなに時間とお金、想いを込めて選んだとしても、相手の気に入る品である保証はどこにもありません。気心知れた相手であっても、リスクはなくなりません。
ある日、野良犬に残飯をあげたら、匂いを嗅いだだけで、そのまま食べずに立ち去ってしまいました。たとえ良かれと思って贈っても、そのような結果にならないとも限りません。
よって、むしろ贈り物のたびに、「気に入らなかったら、遠慮なく誰かにあげてね」と、一言決まり文句を添えて、あげたくなるくらいです。
そんな私が唯一希望を見出しているのが、「エシカルなギフト」です。
エシカルとは「倫理的な」という意味の英語で、『人や社会、地球環境、地域のことを考慮して作られたモノ』のことを言うそうです。
先日、偶然こんなサイトを見つけました。
全国刑務所作業製品即売会 CAPIC https://www.e-capic.com/
全国の刑務所に収監されている受刑者の方々が、刑務作業で製造したものを販売しているサイトです。売り上げの一部は、犯罪被害者支援団体の活動資金に当てられるそうです。
例えば、ここで売っているものをギフトとしてあげれば、そのモノ自体が相手に届くだけでなく、あなたの「あげる」行為によって恩恵を受ける人がもう一人いるということになります。何だか、素敵なことだなと感じました。
仮に相手が大して欲しいモノではなかったとしても、少なくとももう一人の誰かの役には立てているかもしれない。そう思うと、ちょっと救われる気がします。
そんな、もう一人の誰かにも届く「エシカルなギフト」は、探せば他にもたくさんあります。
贈り物に迷ったときに、選択肢を絞る手助けになるかもしれませんね。
そんな「エシカルなもの」ばかり売っているECサイト、あったらいいなあ。
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