友達。
キミは気まぐれ。
猫みたいに奔放で。
小鳥みたいに自由に羽ばたく。
いつだって、先を見てた。
そんなキミが羨ましくて、大切だった。
キミは気まぐれ。
いつのまにか側にいて。
ひょっこりとはにかんで顔を出す。
「おはよう」「こんにちは」
いくつも、底なしの明るい声に救われた。
キミは気まぐれ。
何でもない話をして。
笑いながら軽口を叩きあう。
本気の喧嘩もたまには悪くない。
仲直りして手を繋ぐ、絆って心強い。
キミは気まぐれ。
時々、プレゼントをくれる。
それは、物だったり、綺麗な景色だったり、
言葉だったり、感情だったりする。
全てが嬉しくて、ありがとうって伝えたい。
キミは気まぐれ。
時折どこか遠くを見る目つきをする。
ワタシの知らないキミが確かにそこにいて。
当たり前のことだけど、寂しく感じた。
けど、キミがキミなのは変わりないよね。
キミは気まぐれ。
楽しい時はお腹がはちきれるくらい笑って。
嬉しい時は一緒に喜んでくれて。
辛い時は何も言わず隣にいてくれて。
悲しいときは、そっと肩を寄せてくれた。
優しいキミが、ずっと幸せでありますように。
追記:この詩は、小学生から中学生の頃まで付き合いが続いていた友人との思い出を軸に書きました。
今は連絡が取れていないのですが、
時折、思い出が蘇っては懐かしくて。
「楽しかったな」とか
「今、元気にしてるかな?」って
考えることがあります。
人とのつながりって、いつかはどこかで
ほつれてしまうのかもしれませんが、
思い出って色濃く残るものですね。
願わくば、ずっと大切に抱き続けたいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?