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【禅語#4】自分のルーツを振り返る|仏法如大海


こんばんは、ゆりです。


今日の禅語は、「仏法如大海ぶっぽうたいかいのごとし」です。


いきなりですが、皆さんはご自身のルーツについて振り返られたことはありますか?


私は、特に海外に来てから日本、そして家族のルーツについて興味を抱くようになりました。


と言うのも、何も知らない自分がいたからです。


ましてや、Hate Japanだったので興味ゼロ。
そんな私がここまで日本を誇りに思えたり、愛国心が芽生えたのは奇跡と言っても過言ではありません。


今日の禅語を通して、ご自身のルーツについて振り返られるきっかけになれば嬉しいです。



仏法如大海とは


仏法如大海ぶっぽうたいかいのごとし


自分のルーツを辿ってみる——。


この禅語は、宇宙の大自然の法則の大切さを説いたものです。父母がいて、私たちは誕生します。もう少し過去に目を向ければ、父母にも祖父母にもそれぞれ両親がいます。


1つの命が誕生するには、実はたくさんの人間の存在が関わっていると言うこと。


私たちがこの世に生まれ、そして今日まで生きてこられたのは、仏性(大宇宙)の計らいによってです。自分の代から10代さかのぼれば1,024名のご先祖様が、さらにさかのぼればもっと存在します。


こうして、綿々とご先祖様から受け継がれてきた命がどこかで1つでも途絶えていたら、今のあなたは存在していません。


この奇跡的な生命の尊さに気づくことを仏法と言います。


神様や仏様は、つまるところ綿々と命を繋いでくれたご先祖の中にいます。


心が疲れている時、悩みがある時ぜひご先祖のお墓を参ってください。仏様は、あなたのご先祖様とあなたの心の中にいます。


禅語と私


冒頭でも述べたように、私は日本が大嫌いでした。


どうやったら日本以外の国で住めるか?」と言うのを真剣に考え、海外に来ると言う決断をした訳ですが、日本を好きになるという想像していなかった自分を知ることができ、心に残る経験ができたなと実感してます。


なぜこのように思えるようになったかと言いますと、ありがたいことに「日本が好きだ」と言ってくれる人たちと出会えたからだと思います。


控えめに言っても、自分の国が褒められるって嬉しいんです。


「もっと、好きになってもらいたい・・・」
「もっと表面的なところじゃなくて日本の内側の美しさを知ってもらいたい」


そんなことさえ、思ってしまうようになりました。


一方で、国名だけでレッテルを貼られている国も現実として見てきました。


だからこそ、「日本っていい国だね」って言われるのは何十年もかけて積み上げられた信頼から成り立ってるものなんだと気付いたのです。


じゃあ、誰が築き上げたの?


答えは、私たちのご先祖さまに辿り着きました。


本当にありがたいことです。


今の日本が100%いい国だとは胸を張って言い切れませんが、もし海外に挑戦する選択をしていなかったら私はずっと日本のことを嫌いだったと思います。


さいごに


少しプライベートな話題になりますが私の両親は、祖父母の介護をしています。そして、12月には姉が3人目の赤ちゃんの出産を控えています。


実は、家族から12月帰って来れたら帰ってきて欲しいと申し出があり私は悩んでました。


なぜなら、冬が嫌いだから(笑)


しかしこうやって海外で、のほほんと好きなことさせてもらえてるのは誰のおかげだ?と考え直し家族のプラスになれるのならばと12月に戻ることに。


そしてまた、少し看護師という自分を頼ってもらってる感じがして照れ臭いですが嬉しくも感じるところです。


ご先祖様、仏様だけで考えると、宗教チックに捉えられがちですが”おかげさま”を意識してみると違った見え方が発見できるのかもしれません。


今日の禅語、仏法如大海ぶっぽうたいかいのごとしいかがだったでしょうか?


ぜひ、ご自身のルーツ振り返って見てください。


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