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【禅語#14】言葉以外の感覚も大切に|以心伝心


言葉や理屈のやり取りからではなく、言葉にできない心を伝え合うこと。


今日の禅語は、「以心伝心」です。


私は以心伝心と聞くとオレンジレンジの以心電信が想起されますが、今日の禅語はまさしくあの歌詞の通りの意味だと感じています。


現代社会では、見えないものは信じられないという風潮がスタンダードのような気がしてなりませんが、「何かを感じ取る部分」というのは人間の本質であり忘れてはならない感覚だと思います。


さて今日は、懐かしの名ソングとともに記事を通じて何か感じ取っていただければ幸いです。




以心伝心とは?


言葉や理屈からではなく、心を伝え合うということ。


以心伝心──。


人が人に本当に伝えたい思いや事柄は、文字や言葉に表すことができないと禅では考えられています。


ある時、お釈迦様が説法をされる際に、1本の蓮の花を弟子たちの前に差し出しました。


全く無言で差し出されたので、誰もがその意味を理解できずにいるとただぼーっとしていた弟子たちの中でただ1人だけ摩訶迦葉尊者だけが微笑したんだとか。


彼は、言葉を介してではなく、お釈迦さまの心がわかったのです。


そして、彼がお釈迦さまの後を継ぐことになったという言い伝えがあります。


言葉無くしても分かり合える、例えば「絆」で言えば親子の絆が1番強いと言われます。


それは、心からの信頼関係があるから。


絆を結びたいと思うのなら、信じてもらいたいという前に、相手のことを無条件に信じ切ってみること。


もちろん裏切られた場合のショックは計り知れませんが、その経験の後には必ず何かしらの成長が得られると思います。


禅語とわたし


年齢を重ねるにつれて人を信じることってなかなか難しいことだなと思います。


私の場合、田舎から大阪へ引っ越したとき「こんなに意地悪な人間って存在するんだ」と人を信じることが怖くなり自分の殻に閉じこもっていた時期があります。


そしてさらには、スキャムの多いオーストラリアに住んでからというもの、何を信じていいものかと途方に暮れました。


ただ、そういう経験を経て思うのは「自分が人や周りを信じていないからそういう現象が起こるということ


人生ってシンプルでおもしろいなと感じるのですが、結局自分が投げかけたものしか返ってこないんですよね。


今は、そういう経験があったからこそ「信じる」ということを学んでいます。


信じることをベースに絆を育むと、本当に面白いことが現象として起きているように感じます。


しかし、ただむやみやたらに信じるのでは無く「この人何か違う」という自分の感覚にも目を向けてみるといいかもしれません。


さいごに


今のオーナーさん夫婦を見ていると、本当に2人から溢れ出す柔らかい雰囲気がいいバイブレーションになって自分に響いているなと感じます。


お互いを信頼して、尊重しあっている2人を見ていると絶対この組み合わせなんだろうなと毎日思います。(凸凹がかっちり合ってる感じ)


私もいつかこんな夫婦を目指して・・・と思いながら、まだまだ先は長くなりそうです(笑)


では、今日も読んでくださりありがとうございました。コメント、いいね励みになります。ありがとうございます♡

おやすみ〜!

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