児童養護施設看護師の雑記:サマータイムを導入しています。
夏がやってきました
皆さん、こんにちは。児童養護施設で看護師として働いていますユアです
はじめましての方はぜひ前回の記事をご覧になってください。
読まなくても理解はできると思いますが、児童養護施設の知識など前回で簡単に説明しています。
ぜひどうぞ。
さて、早速ですが夏真っ盛りですね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は児童養護施設の看護師の夏休みの仕事(の愚痴?)の話になります。
さて皆様、『夏と言えば』と聞かれると何と答えますか?
はい、そうですね。
『子ども達の夏休み』ですね……。
実は、いえ学生のお子さんがいらっしゃる家庭は分かるでしょう。夏休みは忙しくなります。
本当に、忙しくなります……。
サマータイム制
では具体的に学校がある際の児童養護施設の朝の流れを簡単に説明します。
起床
↓
朝食
↓
学校準備・登校
↓
保育園送迎
となります。これは特に問題おかしな所は無いでしょう。
では夏休み。
起床
↓
朝食(普段より遅い)
↓
子ども達の宿題の時間。
↓
保育園送迎、したいけど他の子ども達の面倒も見なければいけない。
これは困りました。
そうだ、看護師の先生に頼もう。
はい。というわけで私の夏の勤務にはサマータイム制が導入されています。
サマータイムとはアメリカやヨーロッパなどの一部の国で施行されている制度です。夏の日照時間が長い期間、時計の時間を1時間早めて生活を行います。それにより余暇時間を確保しようという物ですね。(学生の頃以来聞きましたよね。ちなみに別に職場でサマータイムと言われている訳ではありません。ただ私が最初に出勤時間を早めるお願いをされた際に「サマータイム、って事……?」と理解しただけでです。私の脳内だけの理解です)
つまり私の夏の勤務は1時間早まります。
とはいってもこれに文句はありません。早く帰れますしね。
私の忙しさの原因は別です。
前回簡単に説明をしましたが、私の机には『子ども達の学校検診の結果』や『予防接種の予診票』が小さな山のように貯まっています。これを夏の長期休みの間に処理しなければならないのです。
平日と土曜日も部活がある、となるとなかなか病院に行く事はできませんしね。
つまりは子ども達の『病気の通院』+『予防接種』+『検診結果からの受診』のトリプルが1カ月の間に降りかかってきます。
また夏はイベントが多いです。
部活の試合などがあれば送迎も必要です。
地域の『夏祭り』や『花火大会』があります。さらには児童養護施設それぞれで『夏祭り等のイベント』も入ってきます。
その引率や実行委員の仕事等が入って来る場合もあります。
『子どもの夏休み』は往々にして大人は忙しくなるものなのですね……。
子ども達が笑顔で楽しそうにしてくれるのが幸いですが。
さらに幸いな事は夕方に慌てて病院を受診する事が少ない事でしょうか。
学校等の時は帰って来てから、または学校に行ってそのまま病院に行く事も多いです。
遠方に行くことになれば帰園が19時過ぎる事もしばしばあります。
夏休みは基本的にそんな事はありません。
そのため退勤時間を1時間前倒しにしても特に問題が無い訳ですね。
最後に
何故こんな記事を書いたのかというと、はい。
サマータイムが始まりました。
出勤後に通園の送迎を行い、午前午後にそれぞれ通院をしています。
そしてそれはつまり、低学年の子供に恨まれる事になるという事です……。
大丈夫でしょうか、今年の予防接種……。
注射と聞くだけで凄い視線で私を見つめて来た子も居るのですよね。
念の為、鞄の中に飴玉を仕込ませつつ、私は今日も働いています。
さて、今度は泣かれなければ良いのですが。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?