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妻の一言が今も心に刻まれている ~認識を改めるきっかけにもなった言葉~

『自分のリズムで生活できてるんだから、
   体調管理くらいちゃんとやって!!!』

これは、かつて私が体調を崩し、
高熱と倦怠感に襲われ、飲食できない、
自力で動くこともままならない、
そんな状態のときに妻から言われた一言です。

ここだけ切り取ってみると、
もしかしたら私に同情の声が掛けられる
かも知れませんが、あえて言います。

私に同情は必要ありません!!

これは私が夫として、父親としての在り方を
改めて認識するきっかけになった出来事です。

この内容は是非とも男性に、、
夫であり、父親である男性に読んで頂きたい。
これから夫に、父親になる男性も歓迎します。

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それは一人目の子が産まれて半年ほど経った時でした。
私は自慢ではないですが、比較的家事に対する
理解を持っている方だと思っていました。

事実、食事の準備に洗い物や洗濯、掃除などの
日々の家事を全般的に毎日私がやっていたからです。

ちなみに現在もそのスタイルは変わりません。
逆にレベルアップしてると思います。
(気持ちの面で圧倒的に当時と違うので)

当時の私が問題だったのは家事に向かう”意識”
今でこそ《家事育児に男女は関係ない》という
ポリシーのもと当たり前のように向き合っていますが、
当時は”自分がやっている”というマウント意識でした。

この時点ですでに自分を殴りたいですね。

この意識がストレスの火種になっていました。

片や当時の妻の状況になりますが、、、
初めての妊娠と出産を経験し、心身のバランスはズタボロ。
初めての育児に不慣れな状態で奮闘しています。
夜泣き・授乳・寝かしつけ・あやし・育児記録、、、他
言葉も通じない、自分の引き出しに経験があるわけでは
ない状態で、とても自分のリズムで生活できているとは
言えない状況。睡眠時間だって子供優先。
体調だって崩せない。
何より授乳期は薬もおいそれと飲むことができない。

理解できますか?
私と違い家事をやらない・やれない夫を持つ方
だったら、✙家事もこなさないといけない環境。

身一つでできるタスクを大幅に超えています。

まだまだ書ききれない事もあるでしょう。
私が把握できていない事だって多々あるでしょう。

それでも書き記した内容だけでも目が回ります。
到底我々男性陣が耐えきれる内容とは思えません。

そんな中でも妻は私に”働いているから”という理由で
睡眠を取らせてくれました。
子どもの相手も困ったら妻が引き受けてくれました。
私自身も頼ってしまいました。

今思うと本当に情けない。
甘えすぎな自分に嫌悪感さえ抱きます。
とりあえずもう一発殴っておきたいですね。

そしてある日、私は体調を崩しました。
その時には妻も育児に対するストレスが絶頂。

体調を崩してるときは精神状態も良くないですね。
妻の状態も鑑みれず、自分の事を優先に考えてしまい、
自分は”働いて家事もやって”と最悪なマウントを取ってしまい、
『大丈夫?』の一言もかけてくれない妻に
不満とイライラをぶつけてしまいました。

黙って3発目入れますね

その時の口論の中で冒頭の一言を受けました。
その瞬間は未熟だった私はもちろん
受け止めることが出来ませんでした。

何なら少しの間引っ張りました。

夫婦仲も良いとは言えず、
ピリピリギスギスしていましたが、
何とか折り合いはつきました。

落ち着いたころに改めて妻の言葉と
向き合いました。
その際に改めて、
自分は夫として父親としての自覚と覚悟が
足りていなかったんだ。
と痛感しました。

それと同時にどれだけ妻が一人で抱えて
頑張っていたのかを痛感しました。

そこからは妻に頼ってしまうところは
頼らせてもらうが、その反面、
自分でもできることは
自分がしっかりやる!!と心に決めて
行動してきました。そして、

当たり前なことは何一つ存在しない事
妻への感謝と敬意を持つ事

この2点を大切に心に刻みました。

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ここまで読んでくれている男性のみなさん!!
やれ仕事が忙しいだの言っても、
それはあくまで自分のリズムの延長でしかないんです。
私たちが思っている以上に女性の方々は
理解も中々得られず、逆に『当たり前だ』くらいの
感じで扱われて
、それでも耐えて頑張ってくれているんです。

この事実を理解して向き合ってください。
私も過ちは犯しましたが、それでもその過ちから
学び得ました。そして気持ち改め、
妻と家事育児に向き合うことが出来ました。

夫婦二人三脚
支えあい、補い合い

共に進む道を選んでほしいという思いから
本記事を書きました。

この記事が一人でも多くの方の
気付きに繋がる事を願います。


田中 一真




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