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収入があっても医療費の支払いが困難なケース
皆さんこんばんは♪
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本日はソーシャルワーカー21が対応した困難ケースの記事になります。
以前困難ケースについて説明した記事を作りました。詳しい内容はこちらの記事を参照してください。
困難ケースと聞くとほとんどの医療ソーシャルワーカーは構えます。ソーシャルワーカー21も苦手意識がありますし、受ける時にビクビクしています。
本当にどうにもならない困難ケースもありますが、時間をかければ解決できるケースも多いです。
紹介するケースは困難ケースではないですが、対応に時間がかかったケースになります。
60代前半、男性。
建設業(自営業)、国民健康保険加入。
家族構成:妻、長男、長女、次男、次女、三男と同居。妻は専業主婦、長男、次男は本人と建設業を行う。長女は医療従事者の学生で自分の収入で学校に通う。次女と三男は高校生で、それぞれアルバイトをして学費を稼いでいる。
世帯の収入:全員の収入を合わせると月50万円以上あります。
今回のタイトルは「収入があっても支払いが困難なケース」です。
「これだけあれば医療費払えそうじゃない?」と言われそうですが、いくつか落とし穴がありました。
この方が突然入院して、歩けない、食べられない状態になりました。
入院は誰にでも起こり得ます。
何が落とし穴かというと、国民健康保険料の滞納とローンなどの月々の支払いがあります。
国民健康保険の滞納があると限度額適用認定証が発行されないため、医療費の負担が多くなります。
詳しい内容はこの記事を参照ください。
現在入院している病院の支払いが難しくなる問題が出てきます。
もし家に帰れない状態だと大きな影響が出てきます。
国民健康保険の保険料を滞納して、限度額適用認定証が発行できないと転院できる病院がありません。
ソーシャルワーカー21が勤務する三次救急の病院は「早く退院をするように」と言われます。
限度額適用認定証は、退院や転院に必要です。
この患者さんは、国民健康保険料を約100万円滞納しています。
貯金もほとんどなく、滞納分を一括で支払うことは困難。滞納分が支払いできれば限度額適用認定証を発行できますが、それは難しそうです…
生活保護も収入があり難しい。
そして入院1ヶ月で帰れる状態ではなく、半年以上の入院が予想される。ソーシャルワーカー21が勤務する病院ではそんなに長く入院できない。しかし転院先が見つからない。
問題は明確ですが詰んだ状況です。
このような状況の患者さんをどのような支援を行ったか書いていきたいと思います。
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