みとりん。

〜SLOW〜ゆっくり更新させていただいています🙇‍♀️🙇‍♀️ 小説・エッセイ・心に浮かんでは消え…

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〜SLOW〜ゆっくり更新させていただいています🙇‍♀️🙇‍♀️ 小説・エッセイ・心に浮かんでは消えていくあれこれ…

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  • コーヒーのお供をする詩

    心のままに♡コーヒーブレイクなどにサラッと読める詩に憧れて書いてます♪不定期です☺︎

  • 30秒のエッセイみたいなもの

    30秒(150〜200字くらい)で読めるエッセイのような、物語のような、、ものを書いています♡ ***以降は↑に因んだちょっとした解説とかです♡

  • 小説初めました☺︎

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【30秒のエッセイみたいなもの1】起〜はじまり〜

なんか暑いな? もぞもぞ 枕元の携帯を手探りで見つけて、 どっかしらのボタンを押す あ、まだ6時だから大丈夫、 もう少し眠ろう …そういえばさ、今日は何曜日だっけ? …日曜日だ!(♡)……そうそう昨日、明日は新しいこと始めてみよう決めたんだっけ! だんだんワクワクしてきて、 こうもしていられないって、 軽く伸びして、起き上がる ちょっとボーっとしたら、 窓のところに行って、 サーっとカーテンを開ける はじめまして、今日 よろしく、今日 ***** 今日からno

    • 【短編小説】この感情に名前をつけないで〜5〜(5話完結済)

      みーたんに出会った日→〜1〜 みーたんと月を見た日→〜2〜 みーたんのいない日①→〜3〜 みーたんのいない日②→〜4〜 みーたんに再会した日 みーたんに再会した―。 いや、確証はない。みーたんと会ったのは11年も前だし、場所も全然違う。もっと大きく、身体の縞模様ももっとはっきりしていた気がする。 絵梨花たちとカラオケに向かう途中、 茶色の縞模様の猫がキョロキョロと警戒しながら、 こちらに向かってきた。 『みーたんだ』 根拠もなくそう思ったのは、 今日が卒業の日で、

      • 【短編小説】この感情に名前をつけないで〜4〜(5話完結済)

        みーたんに出会った日→〜1〜 みーたんと月を見た日→〜2〜 みーたんのいない日①→〜3〜 みーたんのいない日② いつもの教室。いつもの朝。 登校すると絵梨花たちがいつものように談笑していた。 「卒業式か…絵梨花、絶対泣くでしょ?」 「うん!だってサニーと毎日会えなくなるなんて、辛すぎるもん!」 「ちょっとウチらはどうなのよ」 「うーん!フツーかな!笑」 「あんたね―!笑」 「あっサニーおはよう!!」 絵梨花がいつものように抱きついてきた。 「おはよ。なんの話?」 「絵梨

        • 【短編小説】この感情に名前をつけないで〜3〜(5話完結済)

          みーたんに出会った日→〜1〜 みーたんと月を見た日→〜2〜 みーたんのいない日① 高校3年、3月ー。 わたしは大舞台を前に緊張していた。 卒業式。 わたしはその日をうまく演じ切らないといけない。 小学生2年生に祖母の家に移り住み、田舎の学校で過ごした後、3年後に母が再婚。新しい父親は転勤族と呼ばれる職業で、わたしはころころと転校することとなった。 わたしはひどく臆病な性格だった。 どうせ来る、別れ。ならば深入りし過ぎず上手く…上手くやり過ごそう。早く自立したかった。自分

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          【短編小説】この感情に名前をつけないで〜2〜(5話完結済)

          みーたんに出会った日→〜1〜へ みーたんと月を見た日 いなくなったのはみーたんじゃなくて、パパだった―。 ひどいじゃないか。 パパと言う名前があるのに、どっかに行ってしまうなんてなんて。 あれから父の話をすると母はひどく機嫌を悪くした。 だから父がどこへ行ったのか知らない。 父はいつも仕事仕事で、家にいることがとても少なかったので、いなくなってもあまり生活が変わることはなかった。初めは出張か何かだろうと思っていたぐらいだ。 でも、父が帰ってくることはなかった―。 みーた

          【短編小説】この感情に名前をつけないで〜2〜(5話完結済)

          【短編小説】この感情に名前をつけないで〜1〜(5話完結済)

          みーたんに出会った日 これはわたしが小学生になったばかりの頃の記憶―。 珍しく父と買い物に出かけた。 行き先は地元のスーパー。 母とはよく来ていたが、父がカートを引く姿は見慣れない。 なんでも好きな物を買っていいと言うので、 カラフルなチョコレートをひょいと買い物カゴに放り込んだ。 着色料が…と母にボヤかれるかとよぎったが、 「だってパパがなんでもいいって言ったもん!」 自信満々に胸を張った。 帰り道、家の近くの公園を横切る。 寂れた公園で、まだ子供が遊んでいてもおかしく

          【短編小説】この感情に名前をつけないで〜1〜(5話完結済)