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新年を走り抜けろ!

昨日から 明日へと タスキをまわす駅伝です
ちゅうことは 目指すのは 区間賞しかない

ー作詞 僕(2014年)

こんな詞が机から出てきた。10年前の、、、僕?!

現在の僕が解説すると、この男は人生を駅伝に例えて、今日も頑張ろう、と言いたいんだと思います。
ほぼ言ってる事、カイジのハンチョウです。
今日「だけ」頑張るんだッ……!!

当時は若かった。若いゆえの詞だ。今ではもうハンチョウの様な台詞を吐くことは無い。
とはいえ、当時のこいつが持っていたタスキを何度も何度もまわして10年、今の僕が、そのタスキを持って走っている訳だ。

感慨深……くもないか。うん。やっぱ詞がキモい。


さて、
新年を迎えて、バタバタしてたら1ヵ月が過ぎた。

新年、というだけで何故か、何をするにもやる気が出る。だから毎年1月は調子が良い。そして2月に入り、そろそろその魔法が解ける時期であった。そういうことだ。

どういうこと??
……うん?あ、だるっ!
はい今魔法解けました。おつかれさまでした。

魔力が下がった僕は、低いMP(モチベーションポイント)のまま、1月を振り返りnoteを書き始める。



🖊


僕は年の初めに今年の目標を書くタイプだ。

まずは去年の目標を振り返る。ざっと見て達成率は3割といったところ。毎年これくらいだ。バッターだと思えばよくやってる方だと考える。

ちなみに5年前から「痩せる!」と書き続けているが、毎年キャリアハイ(体重がハイ)を更新していた。


ん?
毎年の達成率が30%だろ??という事は、「太る!」って書いた方がむしろ痩せる確率が高いのでは?!
この閃き問題、IQサプリにあった気がする!
マスター、IQ120の問題ですコレ!

今年は太るぞ!サボる!
夜更かしする!小汚くなる!
歯医者にいかない!エアコンの掃除をしない!
朝のゴミ出しなんて諦める!!!

ゴミは!!!おれだ!!!!(大反省)

そんな感じで今年の目標をしたためつつ、この1月は、MPを消費してジムに出かける日々であった。



🏃


ランニングを60分すれば、その帰りにラーメン屋に寄っても良い。

そんな自分ルールがある。
ランニングはダイエットの基本であり、ラーメンはダイエットの敵だ。僕はラーメンを食べても罪悪感を抱かずに済む方法を模索し、この政策を施行するに至った。運動したからラーメンは実質カロリーゼロ!とサンドウィッチマンも言ってくれるだろう。
という事でラーメン、いやダイエットのために、僕はランニングマシンに乗り込む。


速さの設定は6km/h。
6キロは「スタスタ歩く速度」くらいのものだ。有酸素運動のつもりなので、激しくない速度で淡々と走る。ワイヤレスイヤホンを付けて、同期したスマホを操作し、音楽をかける。
Mr.Childrenで「ランニングハイ」…


息絶えるまで駆けてみよう 恥をまき散らして
退きどきだと言うなかれ素人! まだ走れるんだ

ーMr.Children「ランニングハイ」

6キロなんて遅すぎるわ!!

気がつくと僕は速度のボタンを連打し、倍の12km/hに上げていた。ほとんど走り込みに近い。足がベルトにもっていかれる。もっていかれる前に次の足を前に出して、なんとか耐える。

しんどい!!でも!!
そういう感じの!サビだったから!



🏃🏃🏃


僕は聴いている音楽によってスピードを変えたくなってしまう。ランニングハイの様に全力でダッシュしたくなる曲もあるが、どちらかと言うと、曲と足踏みのテンポを合わせたいのだ。ちなみに6キロで丁度いいのは星野源の「Drinking Dance」だ。

また、「タン、タ タン」みたいなリズムの曲が来ると、困る。なんとかリズムに乗りたくて、足踏みの間隔を変えながらチューニングしていく。

タン、タ タン。傍から見ると、ランニングマシンで意味深なステップを踏み出したキモいおじさんに見えるだろう。恥をまき散らすな。ベルトに踏んだら死ぬエリアでもあるんか?

これが終盤になってくると6キロといえども疲れが出てきて、軽口も叩けなくなってくる。タン、タ タンはおろか、淡々と走る余裕も無くなってきて、苦しそうな表情が現れてくる。マラソンの解説者が見たら「ちょっと口が開いてきましたかねー」とコメントしそうだ。序盤の12キロも足に響いている。

それでも、走る。
辛くなってきたときこそ、自分に言い聞かせる。


頑張れ!
退きどきだと言うなかれ素人!
イメージを膨らませろ。
僕はランニングマシンで発電をしているのだ。

運動エネルギーが、ランニングマシンのベルトの回転を通して電気エネルギーに変換される。そしてランニングマシンの先にはプリンターが接続されている。走った電力で少しずつ、プリンターが動き出す。

プリンターのインクを吹きかけるノズルが、手前に奥に行ったり来たりしながら、ちょっとずつ横に逸れていく。最初は無地の白い紙がセットされていたが、インクを吹きかけられて、徐々に印字されていく。


I……C……


走り続けろ。まだ走れるんだ。


H……I……


そのまま最後まで、走り抜けろ…!


R……A……N……


ICHIRAN!!

一蘭の食券の完成でやんす!!
お前が!!!!
瘦せるわけ、ねぇだろうが!!!!(大反省)



🍜


ダイエットとはつまり、運動と食事。
この二点さえ押さえておけば上手くいく。

ラーメン??あれはカロリーゼロだからノーカンだ!カロリーもクソもない!ノーカン!ノーカン!

さて、ダイエットの食事でまず気をつける事といえば、間食を出来るだけしないことだ。僕は普段の食事は質素にしているのだが、食事以外のお菓子とか、ホットスナックとかが多く、日々の摂取カロリー量でみると「摂りすぎ」になっていた。

そこで1月、僕はうまい棒の30本入りを買い、「どうしても食べたくなったら、1日1本だけ食べても良い事にする」という政策を編み出した。

結果は、、、12日で無くなった。アレ?
まぁ、12日で30本だから、棒御率は2.5。ピッチャーだと思えばよくやってる方かもしれない。


慣れてきたところで、次に気をつけていくのはPFCバランスだ。タンパク質と炭水化物と脂質を3:5:2の割合で摂るのがベストといわれる。ダイエットはよく炭水化物を抜きがちだが、むしろ問題は脂質の方で、1日の理想的な摂取量でいうと40gくらいしか無いのだ。

ポテチとか外食をするだけで40gはあっという間だ。というか、割と気をつけて過ごしていても脂質の割合が多くなりがちだ。僕はMPを消費して、脂っこいものを食べないと心に誓った。(前フリ)



🍚


ところで、僕は1月に大腸の内視鏡検査を行った。理由は会社の健康診断で引っかかったからだ。(若くない事を痛感した)

内視鏡検査のため、一度腸の中を空っぽにする必要があり、断食やら下剤やらで大変な1日となった。
特に重い診断結果では無くて良かったのだが、僕はこの時に「腸活」という言葉が頭をよぎった。腸内環境が良いと代謝が良くなって、ダイエットにも最適、との事。これだ!

今年は「腸活」をテーマにしてみよう。
健康的にダイエットするんだ!

早速、腸に良い食材を調べる。出てきたのはゴボウだった。ゴボウは腸に良いって、IQサプリでもそんな事を言ってた気がする!IQ120の食材ですコレ!!

早速ゴボウを買って帰った。考えてみたら、一人暮らしをしてからゴボウを買ったことは無かった。
ゴボウの料理なんて数える程しか思いつかない。まずは王道を行こう。レンコンもあったほうが良いな。後に分かったがレンコンも腸に良いらしい。
このタイミングで僕は高らかに宣言する。



僕の2024年は!
ダイエットするべく!
腸活をテーマに走り抜けるぜ!
腸活マスターに俺はなる!!



「ではマスターお願いします!」




TEMPURA

美しさは腸から 〜ゴボウ〜

ー僕(2024年)


救いようがないでやんす!!!(大反省)



おわり




(おまけ)

テレビで大阪国際女子マラソンを見ていた。
前田穂南選手、19年振りの日本新記録おめでとうございます!

「ちょっと口が開いてきましたかねー」はこの番組のどこかで、解説の方が本当に言っていた台詞だ。佐藤 早也伽選手に対するものだった気がする。それでも日本3位で凄いのだけれど。

6キロ1時間でタラタラとランニングしている身からすると、あんなスピードで走り続けられる事が本当に意味が分からない。12キロで走った時の、あのギリギリの走りを、2時間以上継続しているって事でしょ?

…と、ここで、体がぞわっとした。
日本新記録は2時間18分59秒。
マラソンの距離は42.195km。
えっと、時速、18キロですね……3倍?!


なんかテレビで見てるマラソンって、あんま速く見えないよね。本当は死ぬほど速いのに。
速度は違くても、僕もランニングを頑張ろう。

僕はMPを補給していた。

ザバスのミルクプロテイン(MP)を。



おわり


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