東山パセ

30歳、独身、普通の会社員です。 とくにない日々と思い出を書いてます。

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最近の記事

日常に潜むポルノ ~牛丼屋の思い出~

…あれ?なんか今、同じ様な事2回言わなかった? そんな風に、小学生の僕は思っていた。 今から約20年前、何となく音楽番組をつけている事が多かった我が家、その家に住んでいた僕にとって、ポルノグラフィティは超国民的、シングルを出せば必ずどこかで耳に入ってきた。 特にメリッサの頃のポルノ人気は凄かった。メリッサの後にリリースされた「愛が呼ぶほうへ」がシングルTOP10の上位にランキングされた時、メリッサもTOP10下位にしぶとく残っていた。2枚抜き。ハガレン効果もあったろう。D

    • 新年を走り抜けろ!

      こんな詞が机から出てきた。10年前の、、、僕?! 現在の僕が解説すると、この男は人生を駅伝に例えて、今日も頑張ろう、と言いたいんだと思います。 ほぼ言ってる事、カイジのハンチョウです。 今日「だけ」頑張るんだッ……!! 当時は若かった。若いゆえの詞だ。今ではもうハンチョウの様な台詞を吐くことは無い。 とはいえ、当時のこいつが持っていたタスキを何度も何度もまわして10年、今の僕が、そのタスキを持って走っている訳だ。 感慨深……くもないか。うん。やっぱ詞がキモい。 さて、

      • オレンジレンジとあの花壇の囚人

        小学5年生になると、必ず「委員会」に所属しなければならない制度があった。学校をより良いものにしよう!というスローガンのもと、10種類くらいから好きな委員会を選び、2年間活動する。 クラスとはまた別の集団。こういうのが楽しかったりするよね。 これから話そうと思っているのは、全く楽しくなかった、僕の委員会にまつわる残念な話だ。 🧹 「委員会」という時間割が初めて訪れた日。 5年生の僕たちはホールに集められ、6年生からそれぞれの委員会について軽い紹介を受けた。その後、やりた

        • キーワードは爆弾魔"ボマー"

          前回のnoteを要約すると「生活のなかで偶然、昔よく嗅いでいた懐かしい匂いに出逢い、ノスタルジーの力で子供の姿に戻ってしまったところを(架空の)自分の子供が助けた」というものだ。ハァ?? 懐かしい匂いは悪の秘密結社イエスタデイ・ワンスモアが出していたものとみられる。(自分が家でグリルの火を点けて出した) におい、について懐古すると、他にも色々なものが思い出されるが、考えてみると良いにおいより嫌なにおいの方が印象深く心に残っていることに気づく。 匂いではなく、臭い。 今度は

        日常に潜むポルノ ~牛丼屋の思い出~

          I

          すっかり寒い。もうすぐ12月になる。 聖なる夜???うるせぇ!!! 最近は朝起きると布団から出ずに、エアコンのスイッチを入れ、部屋全体があったかくなるまで布団で丸くなっている。ありがとう文明の利器… 二度寝に注意しながら、布団でぬくぬくと昔の事を考える。そういえば、実家の頃は暖房と言えばエアコンではなく、灯油のファンヒーターだった。 🐈 冬に僕が小学校から帰ると、アパートの1階に灯油の入った赤いタンクが置かれている時がある。 これがうちの灯油。我が家は5階で、エレベ

          騒音のない世界へ

          仕事でもプライベートでも、 嫌な出来事、聞きたくない事はたくさんあり、 街は騒がしく、僕たちは騒音だらけの世界を日々生き抜いている訳だが、 どこかに、騒音のない世界が存在するらしい。 しかも、アレらしい。意外と身近にあるらしい。 どれくらい身近か?んーなんか、基本無料らしいよ。 無料でダウンロード出来るんだって。 つまり“売り切れ”の心配も無いって。 あとなんかペンギンが可愛いらしいよ。 🐧 今日話したいこと。 騒音のない世界 (noiselessworld.net)は

          騒音のない世界へ

          どうぶつの森みたいなテンションで壁紙を貼る

          僕は高校2年生まで自分の部屋がなく、寝室のすみっこに自分の学習机があるのみだった。 寝室はリビング・キッチンまで扉も無くつながっていて、机からリビングのテレビが見えた。勉強しようと机に向かう時間、大体テレビでは巨人戦中継が流れていて気が散る。松井、清原、マルティネス… よくこれで小中時代を乗り越えたものだ。 まぁ、そもそも我が家に部屋と呼べるような場所が1か所しか無かったからしょうがない。 その部屋は、ちびまる子ちゃん(とお姉ちゃん)のお部屋のイメージのまま、兄の学習机と

          どうぶつの森みたいなテンションで壁紙を貼る

          期間限定ポイントで永久不滅カロリーを摂る

          僕はいわゆる楽天経済圏民だ。 楽天カード・楽天銀行のユーザーであることに始まり、光回線の契約も楽天だし、楽天証券で積み立てNISAをやっている。 ネットショッピングは基本「楽天買い回りセール」に合わせているし、本やゲームを買いたいと思ったら買い回りセールのタイミングまで待つ。 囚われている、と自分でも思う。助けて。 もし”秘密のケンミンSHOW”に呼ばれたら、「楽天経済ケンミン」として紹介されるだろう。呼ばれないけど。 そんな楽天の檻の中で過ごしていると、当然「楽天ポイ

          期間限定ポイントで永久不滅カロリーを摂る

          ゆずと30歳のリアル

          散歩しながら聴く音楽で、この時期のおススメはゆずの「地下街」。 歌いだし1フレーズ目で「10月晴れた午後」と出てくるからだ。あともう少しだけ、当事者でいられる。 だんだん寒くなってくるが、寒い季節にゆずの音楽は合う。特に、初期のころ岩沢さんが作る、ギターと楽器少なめの、哀愁ある系の曲。「なにもない」とか「からっぽ」とか「呼吸」とか。曲から肌寒さが醸し出され、岩沢さんのハーモニカが秋冬の風に染み渡る。 ゆずの昔の曲が好きだ。 昔というのはベストアルバムでいうと「Going

          ゆずと30歳のリアル

          マッサージは年二の贅沢

          無性にマッサージを受けたい、と思うことがある。 体がこってる・こってないはあまり関係が無い。 身体をベッドの上に預け、ひたすらにほぐされたい。あのただ気持ちよくて、たまに痛くて、何も思考できない【無】の時間が恋しい。無性に。 しかし、マッサージは高い。「てもみん」とか1時間で8000円くらいする。これを続けると財布の中が無になってしまう。 そんなわけで僕は、【マッサージは年二の贅沢】と決めている。 初めて無を取得した(マッサージを受けた)時のことを書いてみる。 それはド

          マッサージは年二の贅沢

          虚空を眺めるアラサー独身生活 【#3 谷川俊太郎】

          中学生の頃の合唱コンクールで、初めてその詩に触れた。詩というよりは歌詞として。 自分のクラスの歌では無かったが、毎年どこかのクラスが歌っていたため、記憶によく残っている。特に、何度も繰り返す「この気持ちはなんだろう」の部分のメロディーが気持ち良くて、よく口ずさんでいた。 合唱コンクールの曲の歌詞なんて、当時はどうでも良く、どれも何となく前向きな歌詞だな、くらいにしか思ってなかった気がする。でも、谷川俊太郎の「春に」だけは特別だった。強烈に、謎だった。ことば自体は分かりやす

          虚空を眺めるアラサー独身生活 【#3 谷川俊太郎】

          虚空を眺めるアラサー独身生活 【#2 ゲーマー】

          前回のnoteのとおり、休日は調子が良ければ清く単調な生活をおくるのだが、反対に調子が悪い休日というのも多い。ぜんぜん多い。そしてそんな日は、丁寧に積み上げてきた生活基盤をあっさりと崩す。崩れ方によっては数日間引きずり、仕事にも悪影響を及ぼす。 どこで”転調”してしまうのか。その主要因の1つが、ニンゲンの四大欲求の1つ………「ゲーム欲」だ。ゲームは時として食欲や睡眠欲を追い越し、蝕む。 どうやら、僕はゲームに関しては「やり続ける力」があるようだ。勉強とか他ではないのに…

          虚空を眺めるアラサー独身生活 【#2 ゲーマー】

          虚空を眺めるアラサー独身生活 #1

          30歳、独身、一人暮らし。 僕と同じように、虚空を眺めて生活している方はいませんか。 東京。 同じ会社で5年以上働いており、仕事の忙しさに濃淡はあるものの、1年を通して波のたたない生活を送っている。20代後半からは、ちょっとした思い出があっても、それが何年前の出来事なのか思い出せないくらい、同じような年を過ごしている気がする。引っ越しとか、コロナ期間とか、いろいろあった筈なんだけど。 感覚としてはサザエさんとかと同じで、季節だけ移ろい、時が動いていないのだ。1年のうちどこ

          虚空を眺めるアラサー独身生活 #1