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テレビで新しい単語を覚えるチャンスに巡り合った
私はテレビに背を向けて食事をしている
食事中、我が家ではテレビのニュースがついているのだが、私だけ背を向けているので画面が見えない。
ウラジミール・プーチンがどんなに怒っていようと、習近平がどんなに大層なことを言っていようと、私にはイマイチ伝わってこないのだ。
韓国の街頭インタビュー
そんなある日、テレビでは「日本のウィスキーが海外で売れている」と言う特集を組んでいた。
韓国で街頭インタビューを行っていた。
その時、私の耳にはっきりと飛び込んできたのだ。
「일본위스키맛있다하는데…(イルボンウィスキーマシッタハヌンデ…)」
「日本のウィスキーは美味しい」
そこまでは聞こえた。
しかし「하는데」は聞き取れたものの意味を知らない。よく聞く単語なのに知らないことに気づいたのだ。
知らないことは即調べよう
目の前にあるスマホによると「하는데」は「〜だけど」「〜なのに」という意味らしい。
よし。覚えた。「ハヌンデ」=「〜だけど」
つまりあの街頭インタビューは「日本のウィスキーは美味しいのだけど、」と言う文章の途中を切り取ったものであることがわかる。
実はこれ、私が言葉を覚えるときによくやる方法なのだ。
わからないことはすぐ調べる。
また同じことを忘れたらまた調べて思い出す。個人的にはかなり効果的だと思っている。
特に「この言葉よく聞くけど何だろう?」と言う疑問は関節的にその単語が頻出単語であることを意味するから、調べておく価値は十分にある。
とある職場での無茶振り
少し昔話をしよう。
私は昔ソフトウェアテストの仕事に就いたことがある。
そこで事件は起きた。
受け取ったソフトウェアの音声が全て韓国語だったのだ。
実はそのソフトウェア、一個前のビルド(バージョン)は全編英語だったらしいのだが、韓国での展示会の出展が近づいているので全て韓国語に差し替えたのだ。
そのソフトウェアと言うもの、ゲーム形式になっていて、選択肢を選ぶものは適当に選んで、正しいものを当てるまで繰り返せば良いのだが、途中から指示に変わる。キャラクタ一に何か言われて、その指示通りに行動しなければならないのだが、如何せん何を言っているか全くわからない。
しかし何度も台詞を聞いてるうちに「찾아라(チャジャラ)」が聞こえた。
昔よく聴いていた歌の歌い出しが
「드디어 보여 난 찾았어(トゥディオボヨ ナンチャジャッソ)」
大まかに言うと「ついに見えた。僕は見つけた。」と言う意味のようで、ここでポイントになるのがこの「찾았어」である。私は瞬時に「찾아」が何か関係がありそうだと感づいた。
そう。
キャラクターは「アイテムを見つけてこい」と要求しているのだ。
やっとゲームをクリアした私は、同時進行で同じソフトを試験していた上司に報告した。
「クリアできましたよ!」
彼は「え、どうやって…」と驚いていた。
上記の韓国語の「찾아」について説明していると「あれ?リンジェさん韓国語できましたっけ?」と。
「できません。でもわかることはわかります。」
これが私の答えだ。
日頃から気になったことを調べておくと意外なタイミングで役に立つらしい。
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