閑話休題 兵庫県民の選択 兵庫県民たる内田センセーはどう思うのか?
斉藤知事が再選しました。そのYahoo!ニュースを見ながら書いています。
しかもゼロ打ちです。圧勝なのでしょう。
知らない間柄ではないので一応おめでとう、お疲れ様と言っておきます。
それはさておき失職して再選する、出直し選挙・当選という手法を繰り返す兵庫県とか大阪府、大阪市とかは一体何がしたいのかということです。
一つにはよく言えば関西人(と一括りにして良いのかどうかはわかりません、京都とか兵庫をあんまり知らないので。和(歌山県)人は大阪人とは別物です。お荷物だから良いのですのが)の判官贔屓の強さ、悪く言えばへそまがりさが出たのだということです。ここまでマスコミと逆をやるということがマスコミ嫌いなのかとも思いますが、あの出たがり精神はマスコミそのものなんだろうとも思えます。
弱い弱い阪神を必死で応援し続けるあの柄の悪さははたで見ていて当時の球児だった私を野球嫌いにするほどの醜悪さでした。上岡龍太郎ならまだしも横山ノックを知事にするくらいですから実力や戦略は二の次の発想だったということでしょう。そうしたことも作用したのではないかと思います。
本題はこちらなのですが、この結果は2点の問題を暴露したのではないかと思います。というかこの2点がハラスメントや弱者道徳の実在をイメージ的に乗り越えてしまったのではないかということです。それは議会制民主主義しての県議会のあり方と日本の地縁との結びつきの否定と労働組合を含めた古い官僚制度に対する不信感です。斉藤知事も元官僚ではあるのですが彼は兵庫県の官僚ではありません。そもそも彼は中学入学から知事になる寸前まで兵庫とは直接的なパイプを持っていない状態でした。
そうした意味では実は兵庫県民は新しい選択をしたとも言えるかもしれません。おそらく対立候補ではその改革の方向性にはならないことを予感したのかもしれません。
結局斉藤知事と局長の問題は大事な部分が隠されたブラックボックスのままだったということです。そして斉藤知事は結局最後までその確信部分には触れませんでした。そもそも彼には県庁のパイプがありません。深い事情や経緯を情報として知っていたとしても個人名やその人の来歴までを知る歴史が彼にはないのです。
ということはこれを隠したのは兵庫県ということとになります。
私の知る限りでも何が真実であるのかはほとんどわかりません。いろいろな情報が飛び交っていますがどれも信用に足るとも足らないとも判断ができないものばかりです。県民も同様だったのではないかと推察します。もちろん真実を隠したのは兵庫県議会に巣食う魔物たちだったことは容易に想像がつきます。
この結果は彼の死がなんだったのかということになります。
それは日本的な風習として暴かれることはないのだろうと思うしそれで良いのではないかなとまで思ったりもします。
がしかし、結局「真実」はなんだったのか?浅見光彦ではないですけれど、それによっては今回の結果は変わったのではないかと思います。しかし大阪が横山ノックを経て、大阪府議会が維新に全取っ替えになってしまったことを考え直すにつけ兵庫県議会の行末が少し気にかかるわけです。彼とその側近が行った行為が犯罪行為やモラル的に大きな問題のある行為ではなく、そしてそれを反省してその行動を訂正できるのかどうか?今後の4年間で判断する材料があるように思います。
一言ぶっこめば不倫をした政治家のセンスのなさもどうかと思いますが、それにコメントする橋下徹もどうかと思います。あなたがコメントするのは筋違いです。不倫をしたことのない男性は聖人君主ではありません。ただただ毎日必死なだけです。それと単純にモテないだけです。
それはどーでも良いとして、多数の選択はだいたい正しいを標榜する、兵庫県民の内田樹センセーがいかにコメントするのか?気になるところです。
結局結果は誰にもわからない。そういうことが正しく作用する世の中にならなければならないと思います。今回の選挙はそうなった結果ではないかと思います。あとは斉藤知事が頑張るだけの話です。できれば愚直に。