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真夜中のつぶやき

姉から電話があった
「眼医者って なんか冷たくて高飛車な感じのもの言いを
するもんだなあ・・。」
整理のつかない、やり場のない思いが途切れがちな言葉から
伝わってくる。
夜の時間のなかで、その言葉たちがうずくまっている。
看護師を長年してきた姉だ。
医学的なことや対応はわかっているはずだが、こと、このことに
関しては割り切れぬ。。当然だ。「失明」の恐怖が隣り合わせだ。
繰り言のように確かめるように話す。
私は、分かりすぎてただ聴くだけだ。
家族は、息子夫婦が孫たちと旅行に行き 義兄と二人で居ると言う。
気も紛れず怖いのだろう。

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