さち
あなただけに届けたいこころの言の葉
ぐっと来たnote、ずっと浸りたいnote。愛しいnote。
子どもの本を愉しむ。素直なこころを置く場所。仕事を通して出会った大切なひとたち。
そっとしておきたいつぶやきを入れました
大好きな本とかあなたへのお手紙とか ぎゅっと詰め込んだおもちゃ箱。
庭で ひそひそ話してるのは だれ? ん? ちっちゃな影。。。 ねえ 虫くんが いう。 おはよ。 「昨日の夜 どんな夢みた?」 「うーん、どんなだったっけ・・・・・。」 ん? 「よく憶えてないんだけどね。 なんかね 遠いおそらのもっと遠いところに行ってた・・」 へえ それから? 「そしてね 海を渡って 知らない町を過ぎて・・・見たことない町だよ」 うん 「それから・・・見覚えのあるひとがいるんだけど わかんないの。」 思い出せないの、すごく なつかしい気がするんだけどね」
霧の海島影さえも儚くて 行く道の先 カモメ降り立ち 港には幾隻もの船ありて 帰るところのありやなしや 雲海の先にほんとの海がある 会いたきひとの名を呼んでみる 二泊三日で旅に出ました。 何度も駅には降り立ったのに、ちゃんと見てなかった「ヒロシマ」。そして、ぼっちゃんの町、「松山」「石手寺」そして、静かな町、大洲。 ちいさな日記を、載せたいと思います。 旅程と違う、こころに浮かんだもの、一つ手のひらにとって少しづつ置いてみます。 ※ 旅程 新大阪~広島(のぞみ)
さくさくと舗道ささやき ひたすらに駆けてくぼうや黄色帽子の 父さんに手をひかれゆく幼子の転げそうだね ももぐみさんや 放課後の歓声空に吸い込まれ 夕焼け空が真っ赤にほほ染め 夕暮れのカラス鳴いたら帰ろうか 電車沿いのコスモスや いわし雲河川敷にて父さんと シロサギ鳴きておうちはどこ? 私の職場の近くには、小学校や幼稚園があります。朝、早番の時には集団登校(すぐそこなのに)で昨日までの幼稚園児から大きな身体に不似合いなランドセルを背負ったおねえさんまで10人ほど、固ま
片づけが終わってぽつり零すきみ 「夕方に来てな じっと待ってた」のらのこと 音ひとつせぬ秋の夜に余韻あり ノラの居た場所月明かり差し ねこぎらいだったよね など野暮だよね 今では鳴きもせず合わす目と目
武奈ヶ岳茶色の小瓶胸ポケツ頂きよりヤッホーと聴こゆ パディントン異国の駅で誰を待つスーツケースとダッフルと。 秋にはねかぼちゃのスープにチキン焼くあなたとふたりぼっちの夕げ さつまいも送ったからねと姉の言う父のふるさと畑の匂い 職場で下校時の女の子にあった。 「おかえり」というと「ただいま」と返す。きょうは、学校、どうでした?と聞くと、「音楽会をしました。」という。へえ、何を演奏したの?と問えば「茶色の小瓶」と答えてくれた。ああ、なつかしいなあ。そのこは、はにかみな
寄り添いし妻が重ねた手のぬくみ 背筋伸ばして白杖持てり ふとみれば妻が寄り添い手を重ねふたりの座席冬隣かな 遅番の日、一月ぶりに午後の電車に乗った。 そろそろ降りる駅に着く頃だと、ふと向かいを見ると、隙間なく身を寄せ合って座られるご夫婦の姿が目に入った。夫さんの傍らには白杖があった。なぜか、この日、同じ座席のシートに偶然にもそんな方がおられた。 お二組とも、笑顔がやさしい。 妻さんはそんな夫さんに寄り添い左手に ずっとご自分の手を重ねておられたのが 今も浮かぶ。 不覚に
胸の奥ちりちり傷んでなにを見る?濡れた瞳のその奥の奥 秋の日の白いひかりの粒輝きて泣き通した夜(よ)駆けて見送る あたたかき母の手料理今夜また雪が近いと暖炉の火を見ゆ 傷んでもまた芽を出して日を仰ぐきみのやらかいいのち尊し さやかな目やさしさというたからもの 胸に抱えて前だけを見て きらきらと光る結晶きみのよう 天から降りてやがて溶け往く
凍み雪の渡る頃には母の手の仄かにぬくき 繋いで歩く 雪の壁ボンネットバスカチャカチャと轍消えて また降りしきる 雪止んで氷柱ひかる朝のこと 父母の背なとコトコト煮える音がして まだ 秋ですが、ふと 母と過ごした幼いころの冬の日の景色が浮かびました。 凍み雪の降る頃、寒い中を手を繋いで出かけたこと、なんか あったかくて寒さも厭わなかったのを思い出します。どこに行ったのか、憶えていませんが。そう言えば、宮沢賢治の童話に「雪渡り」があります。幼いこがきつねのこたちに会いにい
待っている必ずいつか笑ってる わたしに会える満月の夜に 夜明け前テールランプの紅さかな 星たちのいる空は群青 一縷でも望みを持てて笑ってる 庭に咲いた薔薇のよに トラックの深夜走りて安堵する 地面の音の朝に続いて 勇気だせ彼方からの声ありて 仄かに紅き朝焼けをみゆ 黄昏の空に瞬くあの星に肩車のこ 手を伸ばしてる 星の夜きみを想いて時の過ぐ懸命だよね きみだけの今 愛するって信じること 希望と吾との約束なんだ チャットくん 心に響く言葉が並んでいて、深夜の静け
ある朝にこだわり溶けて流れゆく ネモフィラのいろ流るる雲よ そうなんだ懸命に生く だれひとり悪くはないとネモフィラのごと 人生が長き旅路の日めくりの一日でいい こころ通わせ 通わせればと。それでも願う。 花言葉の由来(日本) ネモフィラの花言葉は「可憐」「どこでも成功を」です。 それぞれギリシャ神話や花姿、バイタリティの強さからつけられました。
嬉しいね傍で寄り添い懸命に 怒ってくれたね私のために ひとってね滲みてくるんだほんとだよ あなたは悪くないんだの声 展望台 どう?夜空の展覧会だねあなたの存在 わすれないよ この歳でわかってくれる人の居る 今更だけど何とも言えず 若い人ひたすら生きてあたたかい この町だから出会えたしあわせ なかなか生き辛い人生の道すがら、ふっと出会える縁がある。 ありがとうしかない縁。あのひとはどうしただろう。元気でいるだろうか。 風の便りさえない。どうしただろう。。声が聴
知ってるよ分かり合えぬひととひと でもさそれでも希望もつやん ほろ酔いの秋の月会いさやかなり ひとはひととて捨てきれぬもの 昏き海抱えるきみのくちびるに きょうも聴こえる希望のうたが せつないね分かり合えぬと思う時 空の月はやさしいかい? たとえばねきみのこころをだれひとり 救わなくとも ほら 月がいる 笑っちゃえ そんなことって高らかに 宇宙の塵も愛しきひとよ 水晶もリンドウもないこの場所に ジョバンニがいた それだけでいい 子どもって 幾つになっても 甘い卵
ひたすらに追いかけたものなんですか?そこにいますか?路傍の石よ 長き年過ぐれば石もまるくなる荒波越えて風を受けて 受け入れてなみだ隠してきみがいる泣けたらいいね風がつぶやく 吹き過ぎてそっと拭って風のゆくあなたがいたことそれだけでいい 窓辺にはガーベラの花並んでるねこは日向できみを待ってる 生きててもいいのかなって呟いてその唇に風の口づけ 恥ずかしながら、チャットさんにききました。 この短歌は、とても深い感情の流れが感じられますね。時間の流れや、過ぎ去った思い出
抗って笑うしかなき夕べには星の音することんとそっと ひそやかに瞬く星よ誰眺む 求めて見上げそを想わざる どこまでも一緒に行こう本当のさいわいさがしてと誓ったんだ 目覚めれば心許なきさみしさにきみと遊んだまた夢を見る 秋の夜空を眺めていたら、ふっと賢治の銀河鉄道の夜を思い出していました。胸のはりさけそうなときのなかで、最後 かあさんのもとに帰ろう とおもうジョバンニと同じく駆けだしてしまいそうな気持になっていました。冷たい冷たい夜空に それでも ふっとあったかいしず
「もう、一回」って魔法のことば あしたがあると望みもてるわ しつこいだけ なんて言わないでよ。「もう一回 する、!」ってことなの。うまくなるまで 何回でも。。・・・そうして何十年も生きてきたっけ。諦めの悪さと天然なだけと、、でも これが わたし。 チャンチャン
日常がゆるゆると往く秋の日の 当たり前ではないと知るとき 笑ってよ笑ってようよ少しでも 二度と来ない今日という日に 愛しくてきみを想ってそらを見る 雲に乗って会いにいくよ