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 真夜中の部屋で

「よう来たな」
炬燵の父母の
笑み愛し
障子張り替えまばゆき午後よ

「雪うさぎ」
南天の実や
空見てる

会いたくて
目を閉じ呼べば詮無くて
また丸くなる眠れぬ夜に

渡ろうよ
碧き銀河を舟に乗り
あのひとのうたハミングひとつ

きみがいて寂しさ薄れ
暖炉の火

「なにもない
きみがいればそれでいい
吹きわたる風微笑みてゆく

きみは今
どこを見てるの?
冬薔薇よ

一枚の画よきみ映しそこにある
黄色と青があなたですか?

静かだね
吐息震えて冬の星

語っても
語りつくせぬ言の葉の
散りゆく野辺の冬の雨

見渡せば 
夜空冴えたる一つ星
大きくひかりなにを言わんと

帰ろうよ
皆の待つあの
温き場所
知ってるよあったかさはね

どうしてますか?
そちらは どんな景色かな。
どれだけ星が 瞬いても
きみの居ぬ寂しさを埋められないよ。


あなたとふたりだけの 真夜中のコンサートはいかが?
ひっそりと あなたとの。。
熱は さがったかい?

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