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腸内細菌と私 第6章 4つの健康より良く生きるためにです。



4つの健康
◎より良く生きるために
最後に、私の考える「4つの健康」をご紹介したいと思います。生き生きとして自立した生活を営むために、もう一度健康とは何か、それを考えてみたいと思います。

体の健康


現代人の食生活は急速に欧米化が進み、タンパク質や脂肪を多く摂取しながら、一方で食物せんいやビタミン、ミネラルを多く含む野菜の摂取が不足しています。つまり大地の構成要素であるミネラル・微量元素が不足しているのです。腸内には約100兆個もの微生物がすんでおり、食物せんいやミネラル・微量元素がそろった環境で、ビタミンをはじめ各種アミノ酸や酵素を合成し、栄養素を分解しています。そのおかげで人間は元気に生きられるのです。
しかし現実には食物せんいやビタミン、ミネラルが不足しているうえ、さまざまな食品添加物や残留農薬、水の汚染などで腸内細菌をいじめ続けています。体の健康にはこの腸内細菌が活躍できる体内環境をとり戻すことが欠かせません。

心の健康


大地の成分やミネラル成分は植物、動物の生命に置き換えられています。それらの生命から栄養分をいただいて、私たちは人間としての生命活動を営んでいます。さらに、それらの栄養分を自分の血肉とするのに、腸内細菌の力を借りています。地球に生かされた植物や動物や腸内細菌に生かされている自分。こうした自分を素直に受け入れ、感謝する心と互いに助けあう心を大切にしなければなりません。
私たちが怒ったり、悲しんだりしている時、腸内細菌は不愉快な波動に共鳴して生命力を失います。できるだけストレスをなくし、感謝と明るい心で命ある食材をいただくことが必要です。すべての命を大切にしながら、身近なところから社会に役立つことが、この世に生を受けた私たちの使命です。
 

経済面における健康


毎日を穏やかに満ち足りた気持ちで過ごすこと。互いに相手を思いやり、助け合いの気持ちを忘れずに人とおつきあいをすること。そのためには明日の糧を思い煩うことのないような、ある程度の経済的基盤が必要となります。自分の健康は自分で養うという健康の自立、自分の存在意義と使命を自覚して行動する自己の自立とともに、経済的な自立を目指すことは、実り多い「未来のあなた」を実現する旅にとって、欠かすことのできないものといえます。心身が健康であれば、日々の活動も活気を帯び、自己の能力を高めることに対する喜びが生まれ、やがて経済的基盤も自然と確立されてくるはず。すると自分への自信と信頼という人生の基盤ができ、それが心身の健康をさらに向上させることにつながるのです。
 

人と人との関係における健康


人の一生は、人との関係を創っていくことです。目標を達成するためには、力を貸してくれる協力者が必要であり、良き協力者を得ることは人生の大きな喜びです。例えば、次のような二つの道があったとします。一つは「他人から好かれず協力者もできず、物ごとがうまくいかないのは他人のせいであると他人を恨み、不平をいいながら一生、暗い思いにとらわれて孤立して暮らす道」。もう一つは「人から好かれ信用もされ、何にでも主体的にとり組んで多くの協力者に恵まれ、他人を信頼していつも喜びの心で接し、他人を恨むことなく、一生楽しみながら健康に生きていく道」。
あなたはどちらの道を選ぶのでしょうか。
「元気は生命のもとなり、飲食は生命のもとなり」と貝原益軒は「養生訓」の中で述べています。さらに、あなたの目標が多くの人々に喜びや希望を与えるものであるならば、求めなくても人は自然に集まってくるでしょう。

次回は 特別寄稿 サラサラ血液で元気満々 鈴木Dr  お楽しみに。

1分でわかる 体の基礎が整うメンテナンスシリーズ「アルファルファシリーズ」

https://www.youtube.com/watch?v=A7BKiTRBNu4



 

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