自分がカキコを離れるもう1つの理由

[前書き]
この記事では具体的な名前やイニシャルは記しませんが、
何名かとある方についても触れさせて頂きます。
ですが糾弾するという意思で記事を綴ってはいない事を、
何卒ご理解の程宜しくお願い致します。




自分は8月19日に小説カキコでの自分の小説にて活動休止を表明しました。
カキコを離れる理由について、そのサイトでは
「他のカキコ作者さん達との趣味趣向や価値基準の違いにずっと悩んでいたから」・
「プライべートの面で多忙」と公言しました。
しかしもう1つ、カキコを離れる決断をした大きな理由があります。
それは・・・・・・










【カキコ作者一個人、そしてカキコ作者同士の力関係が見えてしまって
 知らないうちに精神的な面で苦しんでいたから】です。
とても難しい表現ですが、まずはそうなったいきさつについてお話します。

自分が小説カキコという小説投稿サイトに足を踏み入れたのは、2015年の7月でした。
現在自分は大学生で、当時は高校生でした。
フジテレビの人気バラエティ番組『逃走中』という番組が大好きであり、
また幾つかのアニメ作品にも興味を持っていてある日アニメキャラを用いた
『逃走中小説』という存在を知りました。
そこにはキー局を超え自分好みにカスタマイズできる夢のような世界観が詰まっていたのです。
ルパン三世と名探偵コナンのコラボだけでも凄いと思っていただけに、大きな衝撃でした。
そのうち自分も同じようにそんな逃走中小説を書いてみたいと思うようになり、カキコ作者となりました。
先輩と呼べる方に時には怒らせる事もあったものの
執筆についてのアドバイスやコメントを貰ったり、
同期と呼べる方と共に切磋琢磨してカキコを盛り上げようと奮闘したり、
やがて後輩と呼べる方も年月を重ねるうちに沢山生まれました。
また自分に影響されてカキコの世界に踏み入れた方もいて凄く嬉しかったです。
当時は逃走中や小説以外の話題も軽くコメントという機能を使ってやり取りしており、
今振り返るとそれはとても幸せなひと時だったのだと改めて思いました。
そして作者間においても、キャリアによって多少の上下関係はありましたが
その時は1人の作者に力があり過ぎるとかそういった事は全く感じてませんでした。
年月は過ぎて、自分に好きな音楽グループができた事により
Twitterを始めたりして自分の好きをカキコのみならず
より多くの媒体で発信するようになってインターネットでの活動が
どんどん楽しくなっていきました。
しかしある時を境に、カキコの勢力図は大きく変わってしまいました。

そのきっかけとなったのは…
小説カキコ内における一つの大会である『小説大会』です。
カキコでは夏と冬と季節に合わせてどの小説が良いかを決める大会があります。
例えるとMー1やキングオブコント、Rー1やTHE Wといった芸人の賞レースといったところでしょうか。
自分がカキコを始めた頃、逃走中小説は大会という賞レースとは無縁の存在でした。
ところがある年、とあるカキコ作者がその大会で大きな賞を獲得しました。
その作者はキャリアとしては自分の後輩にあたり、デビュー当時から注目していました。
更に同い年という事もあって若干趣味の違いはあるものの意気投合に近い間柄にもなりました。
その当時は純粋に作者仲間として、自分が書いた書かない関係無くその方の賞獲得を純粋に喜びました。
これを機に逃走中作者全体の地位がカキコで上がるようになり、
逃走中小説もカキコ内でメジャーになったといえます。





しかし改めて思うと、この時からカキコにおける逃走中作者で
誰に力があるのかが明確視されてしまったのかもしれません。
これこそが自分の挙げた【カキコ作者一個人の力】です。

自分がカキコを始めた頃、そして始める前はキャラの取り扱いや
荒らし行為の問題について議論されていました。
その当時はキャリアの長い作者が先頭に立って問題の解決に尽力し、
我々のような若手系作者は何かを考えるような構図となっていました。
それによりカキコ作者は自然と1つの集合体となり、今に至っているのでしょう。
そして我々の世代となったのですが、現在はTwitterが主な基盤となり
カキコ作者の問題があったらその中で徹底させるシステムに変わっていきました。
コメントの質やTwitter上における立ち回りなど新たに徹底された事も幾つかあります。
勿論カキコ内でこれ以上過ちが起きないようにする事はとても大事だと自分も認識しています。
もっとも何度もTwitter上で問題を引き起こしている自分が言う資格は無いかもしれませんが…

その一方で、引き締めが強すぎる分風紀委員ポジションの作者の威光が
高まってしまっているのではと考えるようになってしまいました。
とある作者同士の交流をTwitterやカキコで見てて、片方が一度大きな失敗をして
その方はもう二度と同じ過ちを犯さないようにと関係を悪化させないように注意してコメントをするようになっていました。
これはあくまでも自分の思い込みなので見当違いで水を差すかもしれませんが、
正直自分には無理をしているように思えてならないです。
その関係性を見てると、「気心の通じた作者同士」という対等な関係ではなく、
「上司と部下」・「取引先と営業マン」的な厳しい上下関係に自分は見えてしまっています。
他の人がそう思わなくても自分はそのように見えて思ってしまう…
これが【カキコ作者同士の見えない力関係】です。
本当はこれこそがカキコのあるべき形なのかもしれないのですが、
それでも自分が望んだカキコ、作者の在り方はこれだったのか…
理想と現実のギャップに、いつしか知らないうちに心の中で悩むようになってしまいました。

そして、カキコ作者は人それぞれ特徴が違います。
逃走中という点では共通するところは一致していますが、
至極当然ながら好きなジャンルも細かい点で違い、
思想についてもまるっきり違います。
だからこそツイートの傾向やいいねやRTをする内容も大きく変わります。
自分は色んなカキコ作者との繋がりを大切にTwitter上でフォローを重ね、
それによりリアルタイムで他の作者がいいねしたツイートも見るようになりました。
しかし中には、どうしてもその関連系で反応数が高い内容ツイートを毎日のようにみてしまい、
これは違うのではないかとか本当に正しいのかと葛藤する事も多くなってしまいました。
それならそのツイートをミュートにするとかの方法もあったかもしれませんが、
やはりそれだけでは限界があったと思います。
更に反対意見を言いたくても…カキコという集合体、カキコ作者のグループに属している分
そう言って内部で争ってしまうとまた輪が乱れてしまう。
もう先に言ったもん勝ちでそれが確立してしまった以上は
波風立てず何も言わないのが正解だという暗黙の了解的な構図が
自然と出来上がってしまったのかもしれません。
だからこそカキコ作者一個人に色んな意味で力があるように見えてしまう、
そして自分自身も何か力を強めなければと気づかぬうちに
無理をするようになってしまった。

そのうち自分は自覚がないまま心を痛めて悩み、迷い、悲しみ、葛藤し、苦しむようになってしまった…
そして何かの拍子でタガが外れて周りが見えなくなり自分でも訳が分からず、
Twitter上で感情的になり、そして攻撃的になってしまったのです。
今振り返ってみれば…自分はもうSNS上において精神的な病気にかかっていたのかもしれません。

そしてそれが元で心の底から信頼していた作者仲間を怒らせ、
次同じ事を起こしたらもう許さないと言われてしまった。
勿論自分が蒔いた種である以上、受け止めなければならない。
間違いなく悪いのは自分自身だから。
でもその時気づいてしまったのです…
もうその人との関係は対等ではなく、
「上司と部下」・「取引先と営業マン」的な関係に見えてしまった事に。
それが今のカキコの、作者の在り方なんだと突き付けられたような事実に
許さないと言われた以上のショックを受けてしまいました。

もう自分の好きだったカキコはどこにも無いのかもしれない…
その事に悲観しこのままカキコにいても同じ事を繰り返すのではないか、
そしてカキコ作者という集合体にいてもただ自分を苦しめるだけではないのかと考え、
ならば一度その環境から離れるのが一番自分にとっては良いのかもしれないと思いこの決断をしました。
今のままではカキコという環境に適応できる自信が持てない以上は。

この話をカキコでしなかったのは、
この文章が今いるカキコ作者ひいてはカキコ自体のシステムの批判に繋がると考え
このnoteで発信するのが今のカキコを傷つけない最善の方法と考えたからです。
勿論カキコの小説大会が悪い事とは微塵にも思っていません。
この大会で賞を取りたいと努力を重ねる作者も沢山いるからこそ
そういうのも必要だと思うからです。



本当ならもっと早く言えば良かったのかもしれない…
カキコやTwitterを使わずに早くからnoteやなろうの記事を使って
自分の訴えを別の形で伝えれば、
誰か信頼できる作者仲間にTwitterのDMを使って相談すれば、
そしてもっと早く自分の心の状態に気づいていればこうはならなかったかもしれません。

そして今このタイミングで発言しますが…
自分は逃走中小説のコメントで文字数とか少なかったりとか、
簡潔な内容だったとしても貰えるだけでも十分嬉しいです。
更に閲覧数が分かる機能があり、それでどれだけの反応があるかどうかも分かるので。




以上の内容を通して、この記事を見ている方の中にはそれは違うと思うかもしれません。
そして余計に自分に対する怒りが芽生えるかもしれません。
それでも自分は少しでも自分の気持ちに整理を付ける為に、
この記事をまとめ上げました。そして何も変わらないかもしれませんが、
この記事を見ているカキコ作者さんが今の自分自身の在り方、
他の作者さんとの関係をちょっとだけでもいいので見つめ直して欲しいです。
願わくば、また純粋な気持ちでカキコでの執筆活動を続けたいです。



最後にとある作者さんに向けてメッセージを送ります。

本当はもっと早くにこの事を伝えるべきでした。
でもどうしても言う事ができませんでした。
不用意に怒らせて、傷つけて、今の関係を壊すのが怖かったからです。
やはり今のカキコの在り方が正しいのかもしれないし、
決して間違ってるとは言い切れないからです。
本当はその流れに適応できない自分が悪いだけかもしれないからこそ。
そして何よりも、自分は貴方の作品が昔も今も大好きだからです。
確かに同い年ながらも作者としての差が見えてしまう事もありますが、
自分が広めたかったアニメキャラをメジャーにして頂いたり、
自分の好きな男性アイドルグループを広めるチャンスを与えてくれたりして
今でも本当に心から感謝しています。
今年自分の好きな男性アイドルグループのメンバーが大きな問題を起こして
傷ついて悩んでいる時も励ましてくれました。
その励ましがあったからこそ、自分はそのグループを推して良かったと改めて思えました。
だからこそ、どうしても今回書いた事を言うのが怖くてずっと言えませんでした。
結果として自分自身を苦しめる結果となったとしても…
もう今までのような関係は戻せないかもしれません。
でももし叶うのであれば、また前のように対等な関係で交流を再開したいです。
まだまだ自分の好きな男性グループについてのお話とか、逃走中の話とか
色々な事をお話したいです。
そして最近厳しく言われた事についても自分は少しも恨んではいません。
貴方は正しく自分は間違っていた、ただそれだけです。
今回の事を言われなかったら自分が心の面で病気に近い症状になっていた事も気づかず、
SNS上でも今のままでいつかまた問題を起こした可能性が高かったです。
自分を止めてくれた事、本当に感謝しています。
どうしようもない自分が何度も何度も問題を重ねてしまい…






本当に申し訳ありませんでした。


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