「あらためて学ぶWeb広告」第4回 リスティング広告の次は、 もちろんディスプレイ広告!!
新通観光プロモーション戦略室のデジタルメディア担当です。
記事投稿がお久しぶりになってしまい申し訳ございません。
前回の「あらためて学ぶWeb広告」第3回では、「やっぱり最初はリスティング広告でしょ!!」ということでリスティング広告を紹介しました。
そして、今回は、Web広告の中で目立ってナンボのディスプレイ広告について少々。。。
ディスプレイ広告とは?
ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリケーションの画面内に設置された広告枠に表示される画像、動画、テキストで構成されるWeb広告のことですね。
画像や動画の広告はバナーの形式で表示されるため、バナー広告と呼ばれることもあります。
Yahoo!広告が提供しているディスプレイ広告(運用型)の場合、広告主はYahoo! JAPANのトップページやYahoo!ニュース、さらに提携している外部のパートナーサイトに設けられている広告掲載スペースに、画像や動画などの広告を掲載できます。
ディスプレイ広告の種類は?
ディスプレイ広告の種類には、①バナー広告 ②テキスト広告 ③動画広告 ④インフィード広告など複数の掲載フォーマットがあるんです。
①バナー広告は先ほどご説明した通りですが ②テキスト広告?と思われた方もいらっしゃると思います。ディスプレイ広告にはテキストだけで掲出される場合もあるんですね。
そして、③動画広告とは広告枠に文字通り動画が流れます。
それでは④インフィード広告って…?👀 あまり聞きなれないですよね。
そもそもフィードとは…
インフィード広告とは、このフィードの中に挟まれて広告が掲出されるものを言います。例えば、ニュースメディアのニュースの間に出てくる広告です。 コンテンツと同じような形で出てくるので、、広告感の薄い自然な形で見られやすいと言われています。
そしてディスプレイ広告には、よく知られているGDN(Googleディスプレイネットワーク)やYDA(Yahoo!ディスプレイ広告運用型)といったアドネットワークをはじめ、DSPやYouTube広告などで広告配信が可能です。アドネットワークとかDSPもなんか難しいですよね。いつか詳しく紹介したいと思っています。
💡ディスプレイ広告が得意なことは?
前回ご紹介したリスティング広告は、「なんだろうと調べてみた」、「ちょっと気になって検索してみる」など、目的があって検索することが多いので、顕在層に効率よくアプローチできる手法と言われています。
それに対してディスプレイ広告の利点は、多種多様なWebサイトに掲載することが可能で、広告の出し方も色々な手法があることから、とにかく多量に掲載できるところです。
ディスプレイ広告はより広範囲の潜在層のユーザーに対して訴求するのが得意ということですね。
ちなみに「潜在層」とは、商品やサービスと親和性がありつつ、まだ具体的な名前や存在を知らないユーザーを指します。潜在層へのアプローチはなんといってもユーザーへの接触をたくさんすることなので、ディスプレイ広告が有効だと言えるんですね。
ディスプレイ広告のメリット・デメリット
(メリット)
① 顕在層だけでなく潜在層にもアプローチ
ディスプレイ広告を活用する最大のメリットは、掲載面の数と多様さです。数多くのWebサイトに広告を掲載することができるため、自社の商品・サービスをより広範囲のユーザーに訴求できます。
② 画像や動画で視覚的にアピール
ディスプレイ広告は、画像や動画などで商品やサービスの世界観やイメージを視覚的にアピールできるため、よりユーザーの目に留まる訴求ができます。
③ サイトに訪れたことがあるユーザーにもアピール
リターゲティングは、ディスプレイ広告を活用するうえでの大きなアドバンテージの一つです。
リターゲティングとは、自社サイト等に来てくれたユーザーに広告を出す手法です。たとえば、一度広告主のWebサイトやキャンペーンの告知ページを訪問したもののそのまま他のサイトへ移動してしまったユーザーに対して、そのユーザーがディスプレイ広告を掲載しているページAへ遷移した場合、広告主はページAの広告枠にバナーを掲出できます。
④ ブランディングや信頼度のアップ
ディスプレイ広告は、例えばYahoo! JAPANのトップページなど世界でも有数のポータルサイトやヤフーがパートナーシップを構築したWebサイトのページ内に掲載されます。信頼できるメディアにディスプレイ広告を掲載することは広告主のブランディングや信用度を担保する一定の指標となります。
⑤ クリック単価(CPC)を抑えられる
ディスプレイ広告は、リスティング広告と併用して活用するとクリック単価を抑えられるのもメリットです。
顕在層に効果的なリスティング広告と、潜在層に効果的なディスプレイ広告を併用すれば、幅広い層へのアプローチができます。
ユーザーとの接触機会が増えるとクリック数も増え、結果としてクリック単価を抑えることが可能になります。
(デメリット)
① コンバージョンが出にくい
ディスプレイ広告は訴求が広範囲にわたるタイプの広告であるため、ニーズの顕在化につながるのが強みですが、一方、コンバージョンという観点で比較すればどうしてもリスティング広告には敵わないかなと思います。
② クリエイティブに悩む
画像や動画といったリッチな表現ができるのがディスプレイ広告の強みですが、クリエイティブには無限の選択肢や可能性が存在するので、どうしたらよいか本当によくわからなくなります。
ネガティブな印象を与えてしまう危険もあるので、制作段階でのシミュレーションやABテストなどを実施して、クリエイティブをチューニングする必要があります。
ターゲティングも多彩
ターゲティングとは、広告を掲載するターゲット層を決めることです。
ユーザーのニーズをキャッチし、的確なターゲティングをおこなうことで、広告はさらに大きな効果を発揮します。
ここでは一例としてGDN(Googleディスプレイネットワーク)のターゲティングを紹介しますね。
「人」ターゲットと「広告掲載場所」ターゲット
ターゲティングを大きく分けると、
「人」をターゲットにしたオーディエンスターゲティングと
「広告掲載場所」をターゲットにしたコンテンツターゲティング
に分けられます。
(オーディエンスターゲティング)
ユーザー属性
年齢、性別、世帯年収、配偶者の有無、教育、住宅所有状況、就業状況地域
文字通り地域を設定購買意向の強いセグメント
アパレル・アクセサリー、アート・工芸品、イベントのチケット、ギフト・行事、コンピューター・周辺機器など、大小カテゴリを含めると全部で約700種類のカテゴリを選択、購入をする見込みが高いユーザーに広告を配信アフィニティセグメント
スポーツ・フィットネス、テクノロジー、ニュース・政治、フード・ダイニング、メディア、エンターテイメントなど、趣味大小カテゴリを含めると全部で約150種類のカテゴリから、ターゲットユーザーが興味・関心がありそうなカテゴリを選択カスタムセグメント
キーワード、URL、アプリを設定し、設定したキーワードに関連する商品・サービスや設定したURLやアプリと似ているものを閲覧しているユーザーに広告配信ライフイベント
マイホームの購入、大学卒、定年退職、引っ越し、結婚などの人生の節目を設定し、様々重要な決断をするユーザーへ広告を配信データ セグメント
○リマーケティング:過去に自社サイトやアプリにアクセスしたことがあるユーザーに広告を配信
○類似セグメント:自社サイトのユーザーに類似したユーザーに広告配信
○カスタマーマッチ:自社の顧客情報リストを活用して広告配信
(コンテンツターゲティング)
キーワード
広告したい商品やサービスに関連するキーワードを設定し、関連性のあるウェブサイトなどに広告配信トピック
アート・エンターテインメント、インターネット・通信、オンライン コミュニティ、ゲーム、コンピューター・電化製品などのカテゴリを選択して、関連するWEBサイトなどに広告配信プレースメント
ウェブサイトのURL、YouTubeチャンネル、YouTube動画、アプリ、アプリのカテゴリを直接指定して広告を配信
ディスプレイ広告、いかがでしたでしょうか。
間違ってもディスプレイをデスプレイと発音なさらないようにお願い申し上げます。
それこそまさにdeath(死)playになってしまいます…🥵
広告と消費は"チマタ”にあふれている…
皆様からのお問い合わせ、ご相談お待ちしております。
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