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アメリカ経済が信用収縮とはならず、リセッション入りもしないと分かるマクロ経済の基礎データを読者の皆様と確認して行きます。

これまでも繰り返しアメリカ経済は信用収縮とはならず、リセッション入りもしないと分析して予想して来ましたが、今日はこれまでとは別の視点から見て行きます。

貸し渋りや貸し出し態度の厳格化も広い意味では信用収縮とはなりますが、経済や市場の分析として使う場合は、つまり経済用語や市場用語として使う場合には経済全体で信用収縮が起きているかや起きるかが信用収縮を意味する事から貸し渋りや貸し出し態度の厳格化などの個別の事例などを信用収縮と表現するのは適さないのです。

また信用収縮とはリセッションと密接な関係性があり、因果関係を伴う事から、リセッションとは無縁となり因果関係が無い貸し渋りや貸し出し態度の厳格化を信用収縮と表現するのは極めて不適切となってしまう訳です。

つまり信用収縮やリセッションとは、どのような経済の現象なのかを具体的で詳細に理解していない人が安易に信用収縮と表現しているのが実情であり、具体的な根拠も無く、イメージや雰囲気、感覚だけで使っているだけと言えます。

私が信用収縮はあり得ないと主張しているのは、このような経済全体での現象を意味していて、リセッションと密接な関係や因果関係がある経済の現象としての意味合いとして信用収縮を使っています。

さてここからは有料読者向けの記事となります。

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