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望まないアドバイスはいらない

「君はああしたほうがいいよ。」
「将来を考えてこうするべきだよ。」

望まないアドバイスに対してモヤっとすることはありませんか?

結論を言うと、本当に必要だと思わない限りは聞く必要がないと私は思います。
理由は主に2つ。

①向こうがアドバイスしたことによって、マウントを取るためにしてきている。

誰もが身に覚えがあるのではないでしょうか。私自身も過去を振り返ってみると望まないアドバイスをした時期がありました。
アドバイスしたくなる人間の心理状態としては、あなたよりも経験が豊富だとか、上の地位にいるだとかそういったマウントをとりたい。
こうあるべきというこだわりが強すぎて、人に強要したくなる。
相手のことを思ってというより、自分自身の承認欲求を満たすためのほうが大きい傾向にあると言えます。
される側としてはなんとも迷惑な話ではないでしょうか。

②自分が望むものを優先したほうが長い目を見て納得できる。

人間は他責思考の方が強いと思っています。その方が自分の失敗を責めず、なにかのせいにするほうが楽だからです。
親のせい、あの人が言うから、あの人の言う通りにしたのに。こんなことを考えてしまう事は誰しも経験があるはずでしょう。
しかし、人に言われるまま言われたとおりにする人生というものはどうなのでしょうか。
自分軸がそこにはないし、自分の人生を生きているとはとても言えないでしょう。
自分の内に秘めている、聴こえてくる声にもっと耳を傾けることが必要なのではないでしょうか。

「アドバイスをされたけど、本当はそんな事言われたくない。自分はこういう考え方だから必要ない。」

これでいいと私は思います。自分で行動して、失敗したとしても自分で決めたことなので納得がいきますし、
その行動した経験こそが自分の血となり肉となります。


以上理由を2つ挙げました。では望まないアドバイスをしてくる人たちと今後どう関わっていくのかを考えてみましょう。

・徐々にフェードアウトして連絡を取らないようにする。

これが一番効果的で、相手との関係を断ち切れるとモヤモヤを抱えなくて済みます。
流石に相手に悪いとか、それでも関わっていかなければなどと様々な声が挙がると思います。
しかし、時間は有限。自分にマウントを取って来るような人に捧げる時間は無駄だと考えるほうが自分を大切に出来るのではないでしょうか。
それが昔からの友人だろうと先輩だろうと。

・そういうことを言われると私は困るときちんと相手に伝える。

今後も関係を続けていきたいと思える人に対しては、自分の気持ちを伝えてみてはどうでしょうか。
相手は良かれと思ってとか、あなたが聞く耳を持ってくれていたから望まないアドバイスをしていたかもしれません。
「望まないアドバイスをたくさんされると私は疲れる。」
意思表示をすることによって、相手もあなたの気持ちに気づくことができ、今後は控えてくれるかもしれません。
更に良い関係を築ける可能性だってあります。
それで関係がこじれるようなら、そこまでの関係だったのだと割り切ることも必要でしょう。

・聞いたふりをしてそっけない返事だけする。

アドバイスしてあなたからの反応がいまいちだったら、相手も徐々に言わなくなります。
「そうなんですね、善処します。」など自分が使いやすい言い回しで実践していただきたいです。

最後に

人生は長いです。今後もいくつもの選択を私たちはたくさん迫られます。
その時に自分で判断するのか、他人の望まないアドバイスを受け入れるのか。
どちらかを選択するかで、人生の納得感が当然変わってきます。
望まないアドバイスにモヤッとするということは、あなた自身の考え方が確立されている証拠ではないでしょうか。
より良くしようと考えて人生を歩んでいる証拠ではないでしょうか。
どうか自分自身を大切に。自分を一番大切にできるのは、親でも恋人でも友人でもない。あなたしかいないのだから。


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