dual enrollmentってなに?!
高校生に大学の授業を学ぶ機会を与えるアメリカの教育制度。
高校生が対象で、実際の大学生と変わらない授業、キャンパスへの通学。
高校と大学の単位を同時に取得します。
インターナショナルスクールが主に導入しているアドバンスト・プレイスメント(AP)や国際バカロレア(IB)も似たような制度だと思いますが、
私が紹介したいのはこれらに比べ、もっともっと身近で、視野に入れやすい、誰でも挑戦できる選択肢だと思います。
“高校”に通うのではなく、“大学”の“高校卒業プログラム”と考えた方が分かりやすいかもしれません。アメリカは日本で中学三年生にあたる9年生から高校スタートなので、
9、10,11,12年生(中学三年生、高校1,2,3年生)に、大学と高校両方の単位を同時に獲得する機会を提供しています。大学の費用と時間を削減することが出来ることから、アメリカ国内でも関心が高まっています。もちろん現地の学生だけでなく、留学生も対象としています。
ほとんど全ての州でこの制度は導入されています。
“dual enrollment”または“concurrent enrollment”、” high school completion”と呼ばれている所もあります。
州によって多少仕組みに違いがあるのでよく調べてみる必要があります。
さらに以下の州は、デュアルエンロールメントの生徒に対して州が授業料を負担しているみたいです!
(私調べ)
カリフォルニア州、ジョージア州、ミネソタ州、ミシシッピ州、ネブラスカ州、ニューハンプシャー州、ノースカロライナ州、オハイオ州、オクラホマ州、オレゴン州、バーモント州
単位はどう認定されるのか
Dual enrollmentとして入学すると、取得した単位は大学と高校の両方にカウントされます。
マックス4段階中2.0以上で単位が認められます。
これは普通に正規留学でも交換留学でも共通して言えることですが、
アメリカの大学は、全てのクラスに番号がついており、大まかなレベルで分類されています。
例)ワシントン州
000番台
大学準備レベルで、大学の単位には認められない
100番台 おもに1年生が学ぶ
200番台 おもに2年生
300番台 おもに3年生
400番台 おもに4年生
000番台は、大学準備レベルなので大学の単位には認められません。留学生は000番台の英語クラスから始まることが多いように感じます。英語のクラスは、出願時に提出するまたは受ける英語テストの点数で決まります。
私の場合、高校卒業に必要な数クラスは000番台でしたが、ほとんどのクラスは100番台、200番台を履修したので、大学の単位としても認められています。
高校生でアメリカの大学に通うことには、沢山のメリットがあります。同時に、ほとんどの人が初めて聞くこのプログラムで、わからないことも沢山あると思います。
私も初めはとても不安で、沢山調べ、質問していました。実際に心配だったことなど、経験も交えながら紹介します!
私が実際に心配だったこと、不安だったこと😥💭
多くの人が心配なのは英語力だと思います。
私が実際留学して1年半経って思うことは、
英語力がないと感じていても、実際に英語でコミュニケーションをとる経験をすることでより成長出来ると感じています。留学していてもしていなくても、英語の伸びは自分次第ですが、やっぱり留学にきてからはスピーキング九割の勉強に変わりました。日本に居た頃の勉強が基礎になっていることは間違いありませんが、難しい文章を読むよりも大切なのはコミュニケーションをとることだと思います。英語は世界中の人々と話をするツールなんです。紙で行う試験ではなくて。何より、私が来てみて実際に思うことは、早く来れば来るほど耳から学ぶ能力も高く、恥じらいを感じることもなく英語を吸収出来るということです。私の大学に日本人高校生はいないので、日本語に触れる時間はゼロに近いです。日本語を話し過ぎてしまうことも無かったです!。(この面では、今日本でほとんど知られていない制度だからとっても有利かもしれません!)
次に経済面。
アメリカの大学は基本的に凄く高いです。しかし、日本で進学したとしても大学進学って凄くお金がかかりますよね
大学に入る前に受験料や塾代もかかってしまうかもしれません。
ですが高校生のうちに大学の単位を稼ぐことが出来るので、大学にかかる授業料を削減することが出来ます。州が負担してくれるなんて言っている州もあるので授業料無料で、しかも高校生でアメリカ大学の授業を受けることが出来る、まさに夢の制度ですよね。
ここまで言うと怪しく聞こえてしまうかもしれないですよね(笑)
一つ抱えている問題✍️
ひとつ私が抱えている問題は、奨学金がないということです。
普通に大学進学をするよりは安いとはいえ、私の通っているワシントン州は、州負担ではないので普通に大学生と同じ授業料を払っているのですが、やっぱり奨学金は大きく負担を減らしてくれます。
しかし、日本の奨学金は、大学の単位をしっかりとっているのにも関わらず、高校を卒業していないという理由で応募すらさせてもらえません。政府が運営している機関にも問い合わせてみましたが、ダメでした。
とても素晴らしい、将来の為にもなる進路だと思うのですが、多分まだ日本ではこの制度が知られていないためだと思います。
奨学金をもらうには、今のところ高校卒業出来るのを待つしかないようです。
それか、大学が募集している奨学金に応募するか!
私は大学に直接貰っていました。
大学の奨学金については、また改めて書きたいと思っています。
時間の面でのメリット!🕐
そして時間の面でも、凄くメリットがあります。
私は、高校三年生の九月に入学しました。そして日本と同じ、三月に卒業資格を取ることが出来ました。
この時点でわたしは半年分の大学の単位も取り終わっています。
単純計算で、半年間のアドバンテージがあります。半年早く卒業出来ることになります。(アメリカの大学は最低単位数しか決められていないので、通常よりも多く授業をとったり、工夫をすることで卒業を早めることが出来ます!)
さらに、交換留学ではなく正規留学としてアメリカの大学に入学したい場合、高校卒業後半年待つ必要があります。(アメリカは九月入学だからです)
これが私がこのプログラムで留学することに決めた大きな理由です!!!
最後に、、
私がもっと多くの学生に知ってほしい留学
DUAL ENROLLMENT
少しだけでも理解していただけたでしょうか?!
質問があればInstagramでDMください!
@ryugaku_dual_enrollment
将来的にはこのnoteを読んでもらえれば自分で手続きが出来るくらい、全部説明していきたいと思っているのでぜひフォローして下さると嬉しいです!!
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