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IDEA:シゴトと関係ない本もたくさん読んでみよう

最近ふと気づいたのが、自分の読む本が以前と変わってきたこと。

これまでは趣味=仕事か?ってぐらい仕事に関連する本ばかりを読み漁ってきた。もちろん仕事をするうえで日々自己研鑽し知識をアップデートするために仕事関連の本を読むことは大事だ。

Kindleに入っている本を眺めてみたときに、もうだいぶ昔(大学生~社会人になりたて)に購入した本を読み返す気には自然とならない。当時はあんなにも熱中して読んでいたのに不思議だ。

働く環境や職種、住んでいる場所、家族構成、解決したいことによって読むべき本は変遷していく。


大学生~20代前半

いつか起業したり個人事業主として生計を立てていきたいという自立心が強く経営やビジネスに関する本を読むことが多かった。


20代前半~20代後半

職種を変えた転職に挑戦し年収がガクンと下がったことでお金のやり繰りに悩んだ時期。お金関連の本をとにかく読みまくった。それとスキルアップ優先で仕事関連の本(ソフトウェア開発/Web開発)もたんまり。


20代後半~30代前半

コロナウイルスで緊急事態宣言やまん防が実施されていた期間。リモートワーク中心の生活になり出社していたころよりも長時間労働してしまう傾向になったことで時間の使い方について疑問を持つようになる。私生活でもお家時間を余儀なくされ考え事をする時間が増えたことでこれからの生き方について考えるための本を読むようになった。


30代前半《前期》

職種を変えた転職後のお金やり繰り問題は本を読んで実践した成果もあって無事収束した。奨学金も完済。お金について日々悩まされながら生きることがなくなった。今の仕事はいつでもどこでも働ける点では満足しているが、自分のキャラになんかフィットしていない感がずっとある。この仕事は本当に自分がやりたいことなのか?と常に自問自答するなかで読んでいた本。


30代前半《中期》

お金に対する不安や悩みが解消されたことで、働くことって何なんだ?死ぬほど頑張って会社に尽くすと何がいいんだっけ?スキルアップってそんなに重要?という疑問が増す一方。本を読んでも解決できることではないかもしれない。行動し続けることで何かが分かってくる気がする。今の思考を変えてみようと思い始める。


30代前半《後期》

これまで読んできた本を振り返ると転職やスキルアップ、時間やお金の使い方、これからの生き方などすべて自分自身の内側にフォーカスが当たっていたように思う。そういった本を読み尽くしてしまったのか、もう本を読んで解決できるものではないと悟ったのかわからないが、大型書店で正面に並んでいる最新のビジネス書籍を買う気が起きなくなった。自分の外側の世界に興味関心を持つようになってきた。これからの世界、地球、自然環境、未来。


KEY BENEFITS:その後の人生が大きく変わることもある

上述の自分の読書変遷に挙げた本も今までの人生を変えてきたし、少なからずこれからの人生にも影響を与え得るものだ。

ふとした瞬間に、シゴトやキャリアと全く関係のない本に出逢い、それが運命を変えることもある。

実際にそんなことがあったからこの記事を書いている。

1ヶ月に1度出社するかしないかの生活でちょうど出社する機会があった。その電車の車内広告になぜか釘付けになってしまった。

山を、歩こう。

山を登るんじゃなくて?

そうか、歩けばいいのか。

これまでは仕事のこと、キャリアのこと、お金を稼いで自立した生活を送ること、、、。

アメリカに留学して自由な発想を得て帰ってきたものの大学を卒業してからは日本社会で生きていくために必死で、仕事以外のことを考えたことがなかった。バリバリ仕事をするのが普通で、バリバリ働くのが楽しかった。

それが今は仕事をする意味を見出せなくなってしまうほど、次に訪れる山のことしか考えられなくなっている。

この本が掲載されていた車内広告を見たその週にすぐさまこの本を手に入れた。

この本がたまらなく欲しかった。

いつものようにパートナーと蔦屋書店へ入り、雑誌コーナーへ連れていくなり「この本、電車の広告に載っててさ。一緒に山に行ってみたい。これ買ってみてもいいかな」「買いなよ」というシンプルな会話。

ちょうど書店の前面に並んでいたこの本も一緒に買って帰った。

もう頭の中は、山・自然・歩く でいっぱいだった。

登山なんて定年退職したオヤジがやる地味な趣味くらいにしか思っていなかった。なんであんな辛そうな修行みたいな山行を好んでやるんだろう。あんなのただ歩くだけだ。

今となっては、この歳で山や自然に触れるきっかけがあってよかったなと心の底から思っている。

山をただ歩く。

それ以上も以下もない。

山を歩くことの楽しさと難しさ、自然の雄大さと厳しさを肌で感じながら。

これからも自然と共に生きる。

HOW TO MAKE IT WORK:図書館で20冊まとめて借りる

本屋に行くとついつい前面に並べられている話題の新刊・ビジネス書ばかりに手が伸びてしまう。

図書館に行けば、気になった本を椅子に座って開いてみることもできるしそのまま読み進めてしまってもいい。

どれだけ借りてもお金はかからない。

本屋で買うとなると、損をしたくないから自分が絶対に読みそうな本だけを買うことになる。

いままで読んだことのないジャンルの本を借りてみて、もし興味が広がらなくても、読まなかったとしても痛くも痒くもない。返却期限までに返すだけだ。

図書館をぐるぐる周りながら、ん?と思った本をピックアップしてみよう。

借りられるだけ借りてこよう。

一生懸命全ページ読まなくてもいい。

気になる部分だけを読んでみて、のめり込んだらこっちのもんだ。

それがあなたの人生を変えるような本かもしれない。

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