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「絶対、子供を産んだほうがいい」の呪い

私は独身、アラフォーで彼氏もいない。

現在、「子供を産む」から程遠い女である。
過去の病歴、さらに生物学的にも子供を産むには難しい年齢にいよいよ突入したが

Never say never 
絶対に”絶対に”なんて言わない

もし、私のところにあかちゃんが来るようなことがあれば
その時の状況に関係なく(忙しとか、無職だとか、未婚とか、なんとか)
一緒に生きていこうと決めている。

そんな私が30代前半に傷ついた出来事がある。
10代の頃からの3人子持ちの友人宅へ久々に遊びに行った時のことだった。
3人の子供たちと一緒になって積み木やらプラレールで遊び、
子供の解説に頷き、もはや「子供に遊んでもらっていただ」き
一息つきに友人とのテーブルに合流した。

すると友人がしみじみとしながら

「かるめちゃん、絶対子供産んだほうがいいよ。
すごい人生経験になる。
何人もの人生を生きている気分。」

と言われたことがあった。

言いたいことはわかる。
そして子供と楽しそうに接している私を見て、褒め言葉のつもりだったのかもしれない。

だがしかし。
ちょうど婚約破棄をしたところでもあった私にはきつい一撃だった。

私だって産みたい。
だが、自然界の掟で子作りは一人ではできないのである。

こどもはいないけど、別に我が子でなくても子育てには参加できる。
こどもがいないから、経験できたユニークな思い出もあるではないか。

私は私。
そう唱えても、一度かかった呪いは手強い。

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