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部下の自己効力感は上司の声掛けで変化する
自己効力感という概念がある。これは自分がどれだけのことをなしうるかという感覚なのだが、自己効力感が高いほど仕事もできることが知られている。
しかしこの自己効力感というのはどの程度変動するものなのだろうか?
今回取り上げる論文は仕事における自己効力感がどのような要因によって変化するかについて調べたもの。
Creative self-efficacy development and creative performance over time.
クリエイティブな自己効力感の開発とクリエイティブなパフォーマンスの経時変化。
対象となったのは、ある企業の従業員278名。自身のクリエイティブな自己効力感と実際のクリエイティブ能力評価、上司とのやりとりなどの情報をもとに6ヶ月間の追跡調査を行っている。
結果を示すと、
・自分のクリエティブ自己効力感が高まると実際のクリエイティブ能力も高まる。
・上司による説得(君はクリエイティブだ、など)は自身のクリエイティブ自己効力感を高める。
・しかし実際に高度なクリエイティブ業務に従事すると自身のクリエイティブ効力感は低下する。
といったことが示されている。
褒めてもらって自己効力感が高まるというのは学生と一緒なんだなと、あたりまえのことに感心する。
Q: 業務や仕事環境と自己とのフィッティングを計るような方法ってあるんだろうか?
明日目を通す論文:
個人と組織の 適合性、個人と仕事の適合性、および革新的な仕事の行動との関係を調査する: 組織市民権の仲介的役割 …
Investigating the relationship between person-organization fit, person-job fit, and innovative work behavior: The mediation role of organizational citizenship …
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