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仕事における成功とはなにか?内因的成功の定義

一昔前であれば仕事における成功は出世と収入増加であったのですが、最近ではいくらか風向きが変わっているようです。

そのため、最近では仕事における成功の定義も様々に定義されており、近年では「内因的成功」という概念が注目されています。

これは収入や地位など客観的な数字で計ることができる成功とは異なり、自分自身が自分のキャリアに主観的に納得できているかどうかを計るものになります。

この内因的成功は、進化し続けるキャリアの変化に対して個人がどのように反応するか(ポジティブか、ネガティブか)で評価されるものになります。

例えば出世して地位が上がっても家庭で過ごす時間が少なくなることに不満を持てば内因的成功とはいえませんし、収入が下がっても自分らしい行き方ができれば、内因的成功は達成されたと取ることもできます。

今回取り上げる論文は、性格特性と内因的成功、とりわけワーク・ライフ・バランスの関係について調べたものです。

Big five traits and intrinsic success in the new career era: A 15‐Year longitudinal study on employability and Work–Family conflict
新しいキャリア時代におけるビッグ 5 の特性と本質的な成功: 雇用適性と仕事と家庭の対立に関する 15 年間の縦断的研究

結果を述べるとワーク・ライフ・バランスの達成はビッグ・ファイブと呼ばれる性格検査(開放性、協調性、誠実性、神経症的傾向、外向性)では、十分に評価できず、各傾向の下位項目との関連性を調べることで、性格傾向とワーク・ライフ・バランスの関係が示されうることが延べられています。

Q: ワーク・ライフ・バランスは人様々だと思う。経営者だとワークもライフもライフのうちで、仕事をやっていれば幸せという人も多いと思うが、個人差ってどれくらいなものなんだろう。

明日目を通す論文:

すべてが平等というわけではない: 自営業者の幸福度に関する潜在プロファイル分析
Not all are equal: a latent profile analysis of well-being among the self-employed


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