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もう疲れた何もしたくない、という時に行く宿〜東京・檜原村「浅間坂」

生きていると
息が詰まりそうになったり
アタマの中が四六時中、ウルサかったり
過去に意識が飛んで戻って来れなかったり
まあ、シンドイ。
そんなときは休むに限りますが
家で寝ていると
部屋中に、なんか変な意識が貼り付いていて
余計にツカレル、ツカレル
そんなときは旅に出るのがいいんだが
あそこも行こう、
この店にいこう、
なんてヨクバルのは、よくない。
ただ、ごはんを食べて
畳でごろごろごろごろして
気が向いたらお風呂に入って
また、ごろごろごろごろ過ごすのが良い。

ぐでーっとしています

そんな宿がどこかないかな、と思ったらありました。東京・檜原村にある民宿「浅間坂」。檜原村は東京の西にある自然豊かな村。中央線の武蔵五日市駅からバスで1時間ほど。浅間尾根登山口で下車します。写真の左上の灯りがついている小さな建物が「浅間坂」。遠く見えますが歩くと20分ぐらいです(たしか)。訪れたときは、宿の人がバス停まで車で迎えにきてくれたのでラクチンでした。

部屋にクーラーはないけど全然涼しいし、山の中だから静かだし、控えめに鳴く虫さんの声に癒されます。

食事処

夕食は山の幸が少しずつ。ヘルシーです。部屋には展望デッキがありました。夜は何も見えない。これ明るくなったら、どんな景色なんだろ……と、暗ーい森を眺めながら、ぼけーっと飲むお酒もオツなものです。

夜が明けたら、絶景が広がっていました。

お風呂は、夕と朝で男湯と女湯が入れ替わります。夜は檜風呂、朝は岩風呂に入りました。 どーんとした山並みを見ながらの朝風呂が気持ちいい。 そして、お風呂から上がったら、お布団でぐだぐだ。

朝、「今日は、お客さん来るの遅いから、部屋でゆっくりしていていいよ」と言っていただいたけど、せっかく来たから、布団でぐだぐだしているのもね、と思い……

屋外にあるデッキで朝から。うまいんだなっ、コレが。ビールを飲みながら、ぐだぐだすることにしました😅。おつまみは、辛い大根としなちく。他にお客さんがいないので、貸し切りのような感じです。

こんにゃくの木?

宿のまわりには、植物がいろいろ。ボケーっと眺めながら、いい感じで過ごします。

冷酒も頼んで、さらにぐだぐだ……。飲んでいると、おつまみをサービスで出してくれました。

檜原村で採れた、しらやきゅうり。普通のきゅうりのように黄色くならないのが特徴だそう。宿自家製のお味噌でいただきます。

じゃがいもさんは、味が染みて美味しい。檜原村は、山登りや釣りに来る人がいる他に、最近は滝行に来る人が多いとか。滝行は若い人に人気らしいです。「どちらの滝ですか?」と尋ねたら、「龍神の滝です」と、返事が。どっかで聞いたことあるな、と思ったら、二年前に行ったことを思い出しました。滝行はしたことないけど、これからの季節は涼しそうで良いかもしれませんね。

龍神の滝

結構飲んだので、締めに「浅間坂」の名物のお蕎麦をいただきました。

石臼曳き蕎麦。太めの田舎蕎麦。美味しい。蕎麦といえば、島根・出雲大社の近くの荒木屋、山形県村山にある、あらきそば、そして、ここが、日本三大蕎麦だな……とか、ぐだぐだ考えながら、ずるずるずるずるずるーっといただきました。ちなみに村山のあらきそばは、こちら。長方形の箱に入った板そば。昔ながらのぶっとい蕎麦です。このお店はにしんの甘露煮も名物です。

お蕎麦を食べて、おなかもいっぱいになったので、辺りを少し散歩しました。

いろいろな花や実がなっている。涼しくて過ごしやすい夏の日。十分ぐだぐだできたので、家路につきました。また、ふらりと来よっと。
おしまい

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