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"自分の言葉で、伝える"とは

今こそ、"自分の言葉で、伝える"ことが大事だ。

今の時代は、言葉じゃなくても伝わる写真や動画がある。
実際に文章を投稿するよりも、写真動画の方がイメージの共有がしやすいので、共感されやすい。
なにより、私も写真や動画を見る時間の方が多い。

しかし、人が本気で動く時には、いつだって”言葉”によって動かされる。
だから、相手に本気で伝えるには、"自分の言葉"を探して、紡いでいくしかない。

私が考える”自分の言葉”とは、自分で見たことや聞いたこと、感じたことを、自分が納得できるまで考えて、絞り出した言葉のことだ。

いや、写真や動画の方が人は動くかもしれない。
トイレットペーパーが棚からなくなった写真は、確かに人を動かした。
ただ、トイレットペーパーがないことを写真にとって投稿したところで、何を伝えたいのか?
もし仮に、投稿者がトイレットペーパーを買えなかったとしたら、逆に投稿者にとっては、都合の悪い方向へ人が動いてしまったのかもしれない。

伝えることの目的は、相手に次に何をしてもらいたいか、訴えることだ。

私が大学生の時、ゼミの教授に言われて、今でも脳内で再生される言葉が、

「でぇ?」

である。
(嫌味たっぷりではなく、むしろ笑顔で言っていた気がする。
が、もしかしたらそういうニュアンスだったかもしれない。)

何かを伝えるということは、その裏には相手に何をして欲しいのか、が明確にあるはずだ。
「でぇ?」で終わっているのであれば、それは何も伝わっていなく、言っていないのと同じか、勘違いで伝わっている。

伝える時に、相手に対して何をしてもらいたいか、毎回、明確な思いがあるわけではない。
思いがあるから伝わる、ということもない。

ただ、自分の言葉で伝え続けることでしか、相手には伝わらない。

↓大学時代からの書き方バイブル書。



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